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生きていてやりたいことがなく、未来への希望もないので死にたい

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はじめまして。
ここに初めて質問させて頂きます。
個人的な相談ですがよろしくお願い致します。

私は18歳男の浪人生です。
ただ3月に学校を卒業してから一切勉強はしていません。
やりたいことがあってそれをやるために志望校を目指そうと奮い立ち予備校には入ったのですが それもほとんど行かず、現在は毎日ネットサーフィンをして現実逃避をしてしまっています。 なぜこうなってしまったのかと言えば、先述したやりたいことが、本当にやりたいことなのかと思ってしまったために モチベーションを失ってしまったからです。 どうせ自分には無理だし、良く考えたら別にやらなくてもいいやと思ってしまいます。

私は去年の6月頃からずっとこんな状態で、学校でカウンセリングを受けていました。 ただそれではほとんど回復せず、そのころから学校に行く以外はずっとネットサーフィンをする生活が続いています。

本当は勉強して大学に入るのが良いと思うのですが、そこに踏み出せません。 大学に入ってやりたいこともなくなってしまったので、もはや勉強ができる状態にありません。

もっと大きなことを言えば、生きていてやりたいことや、社会に出て実現したいことなどもないので、 もはや生きている理由はありません。 こんな生活を続けている自分が嫌になり、親にも申し訳なく、未来への希望がないので 生きているのが辛く、死にたくなってしまいます。

でもできれば死なずに、なんとか生きて、この状況をどうにかしたいとは思っています。

どうすればよいのでしょうか?


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お坊さんからの回答 5件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

働けよ

働くということは、やりたくない事をやって、世間様からお金を頂戴することなの。
やりたくもない事をやっているうちにやがて本当の喜びとは何かを知ることになる。
人はそからはじめて「活きる」ことができるの。
だからあなたはまだ社会的に生まれていない。生まれていないものが死ねる道理がないね。死にたければまず生まれなさい。
社会に出て一人前に苦労もし、人の優しさにも触れなさい。
そうすれば、自分はどんな死に様を見せたいか見えてくる。
見えてきたならその死に様に相応しい生き方をしなさい。
自殺者より生き抜く人間の数の方がはるかに多いね。何故だろうね。

人生捨てたもんじゃないからだよ。

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おきもち

「平等」という嘘を信じるな。 仏はこの世が不平等であり辛苦から絶対に逃れることの出来ない世界であるという。絶対に逃れることが出来ないにも関わらず、「平等」によって或いは「楽」によって人間が救われるというのは矛盾である。 不平等で辛苦極まりないこの世をあきらめ死後に救いを求めるのも人間否定そのものでお話にならない。 平等というのは自分が助かりたいという思いから生まれた自己優先の魔界の教えである。仏教はそうではない。 人を助けることを優先にすれば自分も救われるという考えだ。 人のために活きることで不平等が不平等でなくなり、辛苦が辛苦とも感じなくなるのである。 世のため人のために働いてみる。 「有り難う」 その言葉で、人はそれまでの苦労が苦でなくなるのである。 これが仏教の真の教えである。 生温い癒やしなどまったく意味がない。 積極的に人生を切り開くための教えに耳を傾けるべきである。 お寺やこのようなサイトの利用は一回にとどめなければならない。何度も相談するということは、まったく良くない傾向である。 お坊さんから聴く「仏の教え」によって生きる力を得て、二度とお寺に相談する必要がない幸せな人生を手に入れて欲しい。 本来ならば実際にお寺に足を運び相談すべきである。ここでご縁のあったお寺さんに必ず足を運ぶべき。それが億劫ならばその程度の悩みだということ。本当に切羽詰まっている人は必ずお寺に足を運ぶ。 その観点からご自身の悩みがどの程度のものなのかを推し量ってみることも有効であろう。 それと仏の教えが必要のない質問は無視する。なんでも応えてくれると思ったら大間違いだ。

立ち止まらないで下さい。考え過ぎないで下さい。

現在そして将来において自分のやりたいこと、実現したい事が見つからない、更には生きている意味さえも感じる事が出来ないとの事。

しかし、以前は貴方にもやりたいこと、実現したい事があった訳じゃないですか…。
その為に「志望校合格を目指そう」と奮起し、予備校にも行く決心をされたのじゃありませんか…。

折角やりたいことが見つかり、その目標への一歩を進めようとしていたのに「本当にやりたいことなのか?」「自分には無理だ」「よく考えたら別にやらなくてもいいや」などとあれこれ思考を巡らせて立ち止まってはダメですよ…。

やりたいことに対して「意味の有無」「向き不向き」「やった方が良い やらなくても良い」と迷わないこと。

禅の言葉に「両忘(りょうぼう)」と言って「物事に対する善悪、白黒を付けるという二元的考えを忘れ去り、己を迷いから解放し、己の素直な気持ち、そのままを受け入れなさい」という言葉がございます。

つまり、頭で考える前に自分がやりたいと思った事があったなら素直にその気持ちのままに歩を進めてみることが何より大切なのではないでしょうか。

進めてみない事には
何も始まりません、何も見つかりません。

私だって「やりたい」という思いから、今の僧侶の世界に飛び込みました。
しかし、やり始めた最初の頃は「本当にやりたい仕事だったのか?やりたくなかったのではないだろうか?」「この職は向いてないのではないだろうか?」と思いながらも歩を進めていました。

進めるうちに自分には、やはり向いていない事がわかりました。
ですが例え不向きな職であってもその中にやり甲斐(hasunohaもその一つです)や目標を見つけて「自分の天職だ」と思い、その与えられた場所で自分なりに輝いていけば良いのです。

実現したい事や目標何てものは目の前の事を1つずつクリアする度に出てくるものです。
ですから、差当たって目標、実現したい事は無くたって良いのです。
とにかくやりたいと思っていたことに再度チャレンジされるべきでしょう。

貴方は充分ご自分の現在~将来の事、生きる理由、今のままでは親にも申し訳ない気持ち…死にたい位に思い悩まれて来られましたが
それが生きるという事、生きる理由なのではないでしょうか。

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おきもち

少しでも皆様のお気持ちに心を寄せて行けたらと思っています、どうぞ宜しくお願い申し上げます。

命の貴重さを知って世界へボランティアに行きましょう。

がんもどきさんへ こんにちは。

今、生きるのが嫌なのですね。生きがいが持てないことは辛いことです。でも生きがいって命の大切さが理解できないと生まれません。どうせ100年後には必ず死が待っています。あせらずとも必ず死ねます。今の貴重な時間を使い切ってからでも遅くありません。そう思いませんか。

今何もしない時間があるなら世界に行って見聞してください。私はお釈迦さまの生まれたインドに行かれるといいと思います。そしてマザーテレサが活躍されたスラム街でボランティアをしてください。あなたの協力を待っている人々がたくさんあります。生は死を知って始めて生きていることを理解できます。死にたいといってられないと思う体験ができるはずです。死とは生よりもっと辛い体験です。

今の日本では死に接することが少ないです。私がお坊さんになって一番有り難いことは葬儀を通して死をたくさん体験できたことです。私は死人を見て自分の死を知ることができました。自分もいつかは死ぬんだと。だから少しでも長く生きて自分の命を人々のために尽くしたい。そしてあの世で仏さまと出会いたいと思ってお坊さんの活動しています。合掌

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個別相談可能
★僧伽(お友達)になりましょう。一緒に仏教を楽しみましょう★ Email;kongozaji@renge.net(気軽にメールしてね!)  直通電話:090-6041-0193(最初はショートメールで) ※※※※※※※※※※※※ 山寺の小さな金剛座寺は10月23日に襲った台風21号で、大変な被害を被りました。大規模な斜面の崩落で客殿が倒壊の危機に陥っています。人生は何が起こるかわかりません。復興に向けて20年努力してきましたが、またリセットになるとは思いませんでした。でもあきらめません。仏さまの教えは「一切皆苦」苦難をなくすことではありません。苦難は必ずきます。それを乗り越える心を作ることが、御仏さまの教えなのです。  ハスノハに訪れる皆さん。私と一緒に人生の苦難に正面から立ち向かい、乗り越えていきましょう。仏さまと共にならば、必ずできます。合掌 ※※※※※※※※※※※※ Email;kongozaji@renge.net 在家から天台宗僧侶になりました。田舎のお寺だからできる新しいお寺ライフを試みて活動しています。特技は手話で現在某大学の非常勤講師で初歩の手話講義をしています。NPO手話技能検定協会理事の役職を頂いて手話学習の普及に努めております。社会貢献として保護司のお役を通して社会更生のお手伝いをしております。 どうぞ伊勢にお越しの際は遊びにお立ち寄りください。また活動は三重だけでなく、埼玉・東京・神奈川などの首都圏、または車でいけるところはどこでも出張で活動しています。仏事のことなら気軽にご連絡ご相談ください。お寺には宿坊もありますので、心のリフレッシュをされたいのであれば、いつでもお泊りくださいね。 私と一緒に、お寺の復興を手伝ってくれる方を募集しています。私とお友達になってください。そして伊勢の山寺をあなたの第二のふるさとにしてください。 ●お葬式や法要、納骨をお受けしております。 エリアは三重・中部・近畿から東京・埼玉・神奈川まで、車でいけるところはどこでも走り回っております。どうぞご相談ください。  (メールが有難いですが、直通電話 090-6041-0193 でもお受けします。なかなか出られないので着信を残してください。またはSNSでご連絡くだされば折り返し電話します。なお電話での悩み相談は10分と決めておりますのでご了承願います) ※もし少しでも回答がお力になれましたら、その感謝のお気持ちを、ご本尊如意輪観世音菩薩さまへのご志納(布施行)でお願いします。ハスノハ活動ができるお寺の維持活動に使わせて頂きます。 ゆうちょ銀行100010-67608891 名義コンゴウザジ 百五銀行多気支店(普)221446 名義シュウ.コンゴウザジ 檀信徒・弟子になって一緒に仏教ライフを楽しみませんか?(檀信徒費志納年1万円) 仏教を人生に活かして楽しみましょう。合掌 

悩んでいること自体が尊いです。

私が18歳の時には、バイクやらカラオケやらひっきりなしに遊びまわってましたよ。
悩みもなかったです。
悩みがないということは、「悩むに至ることすらない」ということです。
何も考えてなかった。
とても恥ずかしいことです。

それに比べ、がんもどきさんは親想いの優しい青年です。
これから環境も心境もドンドン変わります。
諸行無常、今のままずっと変わらないことはありえません。
その時が来るのを待っててもいい年齢です。
あまり気負わずいきましょう。

ただし、親には今の心境を話し相談した方がいいと思います。
親はいつでも無条件に我が子のことを大切に思っている存在です。
親は子を育て、子は親を頼りにする。
それがまっとうな親子だと思います。

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始めまして、釈心誓と申します。 浄土真宗本願寺派の僧侶です。 若輩浅学の身でありますが、多くの方のお支えの中で日々精進しております。 仏教には、「私が知らないことを仏様から聞かせて頂く」という大切な側面があります。 聞かせて頂くのは、仏様の智慧であります。 今まで仏様のご縁が遠いと感じておられた方が、少しでも仏法に触れるご縁になれば幸いです。

ネットサーフィン

がんもどき様

川口英俊でございます。問いへの拙生のお答えでございます。

「毎日ネットサーフィンをして現実逃避」・・

現実逃避ではなく、ネットサーフィンがやりたいことなのではないのでしょうか。

インターネットは本当に色々な面で革命を起こしています。

是非、インターネットを主として、例えば、もっと使いやすく便利になど、何かベンチャー起業やスタートアップ事業を考えてみるのも。そして、そのために何をしなければいけないのかもやがて見えてくるのでは。

未来のザッカーバーグを目指して、是非。

そして、成功して大金持ちになった暁には、hasunohaに多額のご寄付での貢献を。その日をお待ち致しております。

川口英俊 合掌

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最新の仏教論考はこちらでご覧頂くことができますが、公開、非公開は随時に判断しています。 https://blog.goo.ne.jp/hidetoshi-k

質問者からのお礼

皆様の回答、すべて読ませて頂きました。

個人的には隆介様の「頭で考える前に自分がやりたいと思った事があったなら素直にその気持ちのままに歩を進めてみることが何より大切なのでは」という御言葉が最も得心がいきました。

皆様、回答ありがとうございました。
今後の参考にさせていただきます。

自分の将来というものを真剣に考えて、その上で、まずは目の前のことをあまり悩みすぎずにやろうと思います。

温かい気持ちになるお坊さん説法まとめ