大人の愛着障害
私は以前から親しくなった人に対してまたどうせ離れていくって思い、心を開いて付き合うことが難しいです。
どなたかの𝕝𝕟𝕤𝕥𝕒𝕘𝕣𝕒𝕞で大人の愛着障害の事が5項目に書かれてあり、全てに当てはまりました。
穏やかに生きていくにはどのような事をしていけばいいのでしょうか。
執着による怒りの気持ちが苦しい
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
愛着意識を滅する方法は自我意識の立ち上がり以前の心に目覚める
人間には誰にでも自己愛、自己防衛、保身意識があり、それが過剰になるといわゆる愛着障害に分類されるような心理的アクションが現れるようになるのでしょう。
やったことなのにやってないと言ったり、他人に迷惑をかけてしまったりしてしまうことも、根本にあるのは自己愛であり自己保身です。
その原因は「本当に価値のあることを知らない」「真実の価値を見誤っている」ともいえるのではないでしょうか。
価値を見誤るとは、人間にとって本当に大切な価値観があるのにそちらを優先しないことです。極端なたとえでいえば、悪いことをする人たち、犯罪をしてしまうような人たちの心理というものも、人として本当に行うべきことでは「ない」ことを価値として見誤っている心理にあるわけです。
仏教とは反対に自分ラブ、自分がすべてというような自己中心的なエゴを離れるように説く教えともいえましょう。人は自分を愛することを捨てろと言われると自分が失われるかのように誤解しますが、そうではありません。それよりもより良い価値、より豊かな精神の実現の為にこそあえて捨てなさい、離れなさいというのです。
人は誰でも自分ラブがあるのですが、その自分ラブ意識をを離れることが仏道でもあります。
道元禅師は、仏道をならうことは自己をならうことであり、自己をならうことは自己を忘れることであると説いておられます。
「自己を忘れる」とは自己意識を忘じて、人間本来のはたらきに目覚めることです。
人間本来のはたらきとは、自分意識が立ち上がる以前のはらたきです。
そこには保身もなく、ウソもない、自利もなく他害意識もなければ、当然愛着意識すら存在しません。
簡単に言えば人の心は生活習慣があります。自分の生き方としてのモード、心理的設定がある。そして、その慣れ親しんだ心理的なスタンスを保持、維持しようとしているわけです。
ならばこそ、人間の持つ自己愛、自分ラブ、自己保身の意識をも上手に用いればよいのです。自分が自分史上もっともよいコンディションになるためには、優先意識、優先選択意識を変えればいいだけです。
自分がついつい自己愛的なスタンスが多い、濃厚であると当然、自己愛、愛着、保身マインドが強くなる。
自分がより豊かな心に目覚めたいと心底念ずることで心はより豊かな心を目指すようになります。坐禅を通して自己意識を一度滅することでより豊かな心が開かれるでしょう。
質問者からのお礼
ありがとうございます。
苦しい原因がわかったので
後はどのようにすれば穏やかになれるか考えてみます。