寺修行が終わった彼とのライフプラン
回答 4
有り難し 19以前もこちらに質問させていただきました。その節はありがとうございました。
現在20代半ば、大学生からお付き合いしている彼が3年間の修行を終えて出てきました。
彼はお寺の生まれであり、お父様の下で働かれるための資格を得るために3年間の修行をしておりました。
ところがこの先のライフプランを全く考えておらず、不安を感じております。
どうか、アドバイスをいただけないでしょうか。
私は結婚を前提に3年間という時を耐えました。結婚の具体的な時期を聞くと、初めは修行が終わってから数ヶ月後の正式任命式の後という回答、
その後「任命式の後、仕事に慣れた数年後に入籍」と回答が変わりました。
こちらとしては口約束の結婚を信じ、契約の取り決めもなく3年間待ち続けてきました。彼がそんな人間だとは思いませんが、約束を反故にされる可能性もあると思っております。
また同年代カップルの話を聞くと、どのカップルも将来的なライフプランをお考えており、全く考えていない素ぶりの彼を見ると悲しくなり、変わる回答にも疑心暗鬼を抱いております。
彼によると、初めは自分の想像だけで時期を言ってしまったが、ご両親と相談の結果、任命から数年後でないと入籍は難しい、仕事も自立できていないのに現実的ではない、との回答に至ったとのことでした。
私の気持ちとしては、結婚という約束を信じて時を過ごしてきたので、その約束を現実にさせたい、反故になるかもしれないという不安を払拭したい、との思いが大きく、早く入籍だけでもと思っております。
お互い一緒の地で働くのも、結婚式も、お互いのタイミングが合った時でいいと思っているのです。
入籍ならば大きなお金は動きませんし、修行から出たばかりの彼でも可能だと思っています。
そのため、ご両親の「現実的ではない」という言葉が、何に対して発せられているのかもわかりません。
私は彼のことが大好きです。離れている3年間はほぼ毎日、眠る前に泣いていました。
そんな私が結婚という約束に拘るのは幼稚なことなのでしょうか？
彼ご一家の言い分もわかりますが、私、私実家の考えとしては、約束を保護にされるという可能性がある以上、相手方の対応に疑問を持ってしまいます。
このことで精神的に不安定になってしまい、彼に攻撃的な言葉を吐いてしまい、自分を見つめ直すきっかけが必要と思い相談させていただきました。
お坊さんからの回答 4件
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
対面は大事なので入籍だけ、というのは難しいかも
相談文を読ませていただきました。
その一途な思いをなんとか結実させるために回答させていただこうと思います。
まず、お父様の下で彼は働かれるということですが、“仏教”という宗教はともかく、“僧侶”“寺院”という職業は体面が非常に大切な要素になります。
これは大きな寺院、由緒ある寺院ほど大きな要素です。
なぜなら、仏教の実態はともかく僧侶という仕事の多くは冠婚葬祭の取り仕切りであるからです。
つまり、
『入籍はしたが、式は挙げてないよ』とか
『入籍はしたけど、まだ一緒に住んでないんだよ』など
こういった状況は彼にとって非常に難しいのです。
「え？僧侶自身が段取り無視するなら葬式も法事も段取り無視していいよね？」と言われてしまえば反論はできません。
それが無くなってしまえば、残念なことに現代の僧侶は生きていけないのです。
もちろん気にされない人もいらっしゃいますので、彼に真意を確認するのが肝要かと思います。
私が言っているのは、
『警察官になったんだから私生活で信号無視はやめよう』と言っているようなものです。
ただ、もう一つ気になる点として、これはとても悪い想像になってしまいますが、
“本当に両親の反対にあっているのか”という点です。
以前の相談文に
『彼とは結婚を前提にお付き合いしており、入山前にはご両親にもご挨拶をさせていただきました。』
と書いてあるのを拝見いたしました。
そうであるならば、そしてもし体面を重視するというのならば、むしろご両親は結婚を後押ししそうなものであると感じます。
少なくとも、数年など待つ必要を感じません。
一度、彼のご両親に直接のお話をしに行った方がよいのではないでしょうか？
急がば廻れ
はじめましてトロサーモン様。
よろしくお願いいたします。
３年間、よく耐えられましたね！３年間、色んなこと、色んな想いや感情が溜まりに溜まって彼に気持ちを吐き出してしまったのかも知れませんね。
お気持ちお察しします。
＞彼によると、初めは自分の想像だけで時期を言ってしまったが、ご両親と相談の結果、任命から数年後でないと入籍は難しい、仕事も自立できていないのに現実的ではない、との回答に至ったとのことでした。
トロサーモンさんからすると「３年間も待ったのに？！」落胆するガッカリ感や気が遠くなる想いがあったかも知れないですね。
ただ、入籍だけならお金はかからないというのはトロサーモンさんの価値観な気がします。お寺のようなまだまだ保守的な環境は離婚をどうしても避けたりするので、凄く慎重なんだと思います。
他にも理由は各家庭、各寺院にありそうです。
それよりも私が気になったのは。トロサーモンさんが「早く」入籍したいと焦っているご様子が伝わること。
私からすると「急がば廻れ」なんだけどなぁと、ゆっくりのんびり構えてしまいます。
私は幼少期から父に「早くしろ！！」と怒鳴られるのが嫌でした。宿題をしていても「遅い！字を丁寧に！姿勢が悪い！！」などを一度に言われて緊張から身体が痛いぐらい。
もし、トロサーモンさんが無意識に
「完璧であれ」という声が聞こえたら→「ありのままでいい」「完璧でなくてもいい」「失敗してもOK」
「一生懸命やれ」→「疲れたら休んでいい」「無理しなくてもいい」
「他人を喜ばせよ」→「自分を喜ばせてもいい」「自分で判断してもいい」「嫌われてもいい」
「強くあれ」→「人に頼ってもいい」「弱さをさらけ出してもいい」
「急げ」→「ゆっくりでいい」「急がなくていい」「自分のペースでいい」と、言うようにたくさん許可をする。トロサーモンさんの周囲からも緊張感が減っていき「トロサーモンさんといると癒やされるなぁ」と和やかな空気に変わって行きます。そうすることで、彼氏さんの身体をもっと労って差し上げたりできるかも知れませんよね？だから、これからも急ぎ過ぎないで周りの景色をゆっくり見て欲しいなと思います。
追伸/お寺マダムという会があるみたいですよ。本もありました。SNSも。交流したらヒントが有るかも知れませんね(^^)
結納を済ませる
お久しぶりです。前回に回答させて頂いてからもう三年になりますか。よく耐え忍ばれましたね。。
まあ、少し体面を気にしているのかもしれないですね。
帰ってくるなり即結婚するとは・・と言われるのを。
まあ、それよりかは、修行が終わり、晋山式を済ませ、新しい環境（法務のあり方）が一段落ついてからの方が、生活設計等をしっかりと見据え、憂いなく結婚へと向かえると考えているのかもしれませんね。
収入がさほど変わらない中でも、今後は給与もそれなりに頂かねばならないことにもなりますから、そのあたりがある程度決まって、そして、収入面でも結婚、結婚生活へと見通しがついてからの方が、色々と落ち着いて段取り良く進めることができるとして、今一度、しっかりとお二人でお話されることをお勧め致したいと存じます。
まあ、結納、婚姻を先に内々に済ませておくことはできるかもとは思います。
まず、そのようにお二人で話し合われても。
お幸せを祈念致します。
合掌
反故になるかもしれないのはお互い様
彼の側から見ても、あなたをさらに数年も待たせるなら、あなたから愛想を尽かされるリスクがあります。
それでも数年待って欲しいと言うのは、彼にまだ一人前の男としての自信がないからかもしれませんね。
まぁ、新入社員(新米)で自信満々の方が怖いでしょう。
また、お寺の収入だけで生活していけるのかも要確認です。
兼業しないと食べていけないお寺が大半だと思いますが、経済的な不安は無いのでしょうか？
お寺の仕事を覚えつつ副業の就活をし、副業でも一人前になってから結婚とかだと、たしかに数年必要かもしれません。
また、彼は、漠然とした不安から「数年先」と言っているだけかもしれません。
具体的な障害が無い漠然とした不安の方が厄介です。
貯金を何円貯めたら結婚とかなら具体的なゴールが見えますが。
結局、正式に婚約していないなら、恋愛というのは心変わりやライバル出現の余地が残っている世界。
お互いの家族を面会させて結納的な区切りをつけ、家族公認の婚約者の世界(段階)にステップアップする必要がありそうですね。
質問者からのお礼
お礼が遅くなり申し訳ございません。
皆さんのご助言により感謝いたします。
その後話し合いを行い、入籍の時期を早めること、時期は2人で決めることを約束してもらいました。（ご両親からの承諾もいただけたようです。）
彼としては結婚は確定という頭があり、私から見たら反故にされる可能性があるということ自体思い当たらなかったようで、気持ちを理解できなかったことを申し訳ないと言ってくれました。
思えば不安に思う気持ちをちゃんと伝えたことがなく、自分にも原因がありました。
今回をきっかけとして伝えることができました。
これもひとえに、皆様のご援助によるもので、大変ありがたく存じます。
今となっては余裕がなく大変お恥ずかしい質問をしてしまいましたが、皆様のおかげで一歩前に進むことができました。
本当にありがとうございました！
けいじょう様
お寺の体面がどれだけ重要であるか、確かに法事などをお願いする檀家さんの立場から考えてみても不安を感じさせてしまう要素になってしまいますし、ハッとさせられました。
最悪の可能性も視野に入れてのアドバイスをいただき、気持ちを引き締めることができました。
今回の結論について、ご両親とは直接の話ができていませんので、彼とご両親の間で今回の結論に齟齬がないか、後日話し合いに行きたいと思います。
ご意見を大変参考にさせていただきました。
ありがとうございました！
Eishun Kawaguchi様
前回の質問でもお世話になり、ありがとうございます。
確かに収入面は気にしているかもしれません。
今が不安定なのはまだ社会に出てから間もないので気にしていませんが、彼は責任感が強いので、早く一人前になりたいという思いがあるようです。修行時代はまだ収入がないからプレゼントなどあまりできないことを気にしてくれていました。
体裁面、収入面を考えた上での内々での結納など、現実的な落とし所についてもご教示いただき、ご意見を大変参考にさせていただきました。
ありがとうございました。
薫衣きみこ様
確かに自分には余裕がなく周りが見えていなかったかも？と反省いたしました。余裕を持つことの大切さ、自分や他人を許すことの大切さを頭ではわかっているつもりでも、いつの間にか余裕がなくなり視野が狭くなっていることにすら気付けない…という経験が何度もあります。今回もそうでした。
力を抜いて、余裕を持つ…すぐには難しいかもしれないですが、自分なりにその方法を確立できたらと思います。
お寺マダムについての情報も初知りです。そのような方々がいらっしゃるとは、心の支えになりそうです。調べてみます！
ありがとうございました。
願誉浄史様
出していただいた新入社員の例がとてもわかりやすく、腑に落ちました。
収入面は幸い彼のお寺は問題ないとのことですが、子供の代にはどうなるかわからないこと、私が大企業に勤めていることから、当面は共働きで貯金をする方針で話が進んでおります。
漠然とした未来で彼に自信がなくても、ついてきてほしいと言われればどんな茨の道でも歩む覚悟があります。
それなのに何ナヨナヨしてる、しっかりしてよ！と思ってしまい、私も自信がなくなってしまってしまっていました。
今回のことは私サイドに大きな原因があったので、これからはお互い正直な気持ちを話して歩み寄れる素直な関係を目指します。
ありがとうございました。
