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仏教徒になるためには

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有り難し有り難し 8

初めまして、未熟者ですが質問させていただきます。
当方10代の女で、家族は神道系の新興宗教(他宗教への信仰は許可していないはずのものです)を信仰しつつも、臨済宗と曹洞宗の仏壇が家にあるという状況です。しかもその仏壇には神道系宗教の教祖の写真が飾られていたり、人形がありましたりと謎が多いです。そんな中その神道系宗教への信仰に疑問が生じ、様々な宗教について調べ始めましたところ、仏教と出会いました。まだまだ知らぬことの方が多いですが、仏教の考えにとても惹かれました。
そこで、私も自分の生活に仏教の考えを取り入れ、お祈りしたいと思い始めました。そこで勉強不足で申し訳ないのですが、仏教徒になるにはどのように入信(?)したり、生活していけばよいのでしょうか?お経を唱えたりなどがあると思いますがどのように実践すれば良いのか分かりません。自分としては宗派にこだわりはなく、強いて言うのであればご縁がある禅宗を信仰したいと考えています。
また、家族は現在の仏壇に対して私が仏教の拝み方をするのを許さないと思うので自分で仏壇を用意して祈りたいと思っているのですが、それは問題ないのでしょうか?自分で用意するとなると先祖のお位牌もないですし、変になってしまいますか?
長文になってしまいましたが、これから仏教について学んでいきたいです。どうかよろしくお願いします。

2023年9月16日 20:10

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お坊さんからの回答 1件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

仏法僧に帰依すれば、仏教徒です

仏教徒には、仏法僧の三宝に帰依することでなることができます。

仏 = 正しい教えを示してくださる仏様
法 = 仏様が示して下さる正しい教え
僧 = 共に仏様の教えを学んで実践していく仲間

この三宝を信じて敬っていくことを心に誓えば、すでに仏教徒になったといってよいです。どうすれば正しい仏教徒として実践していけるのか。それはまさに仏が法として説かれています。すでに実践している僧(仲間)を探すのも良いかもしれません。
自分を律していくためにも、ある程度、形から入ることも大切ですがまずは仏教とはどんなものか、ざっくり大枠を勉強してみてはいかがでしょうか。
良い本はたくさんありますので、いろいろ書店やネットで見て自分に合いそうなものを選べばよいかと思います。偏りなく概略を知りたいということであれば、YouTubeの佐々木閑先生(花園大学教授)のチャンネルをご覧になるとよいかもしれません。

2023年9月17日 12:56
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有り難し
おきもち

新潟県上越市、龍興山宗恩寺住職。
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質問者からのお礼

ご回答大変ありがとうございました

これからも三宝を敬って生活していこうと思います。また、仏教を学ぶための様々な手段を提示して頂きありがとうございます!
YouTubeや本で勉強してみます!

「仏教全般」問答一覧

お金なんて要らんと貫いた心

神仏への信仰心がとても篤かった医療人のお話です。 その人は幼き時に難病で視力を失い、家督を譲って琵琶法師と鍼師のどちらかを選ぶときに医の道を選んだそうです。親には「二度と家の敷居をまたぐでないぞ」と突き出され、入門先の師匠は「素足に埃が付いたら掃除やり直し」覚えも良くなく、ある日鍼を持たせてもらった時には、患者さんが痛さで悲鳴と怒号のクレーム続出…ことごとく破門。 後がなく生死をかけ岩屋に篭もって断食修行、無我の境地で空腹に転び手にした松葉(鍼のような)と、くるまった落葉を元に、のちの管鍼法を発案。「これなら患者さんも痛がらずに下手な自分でも施せる」心の清らかな和一さん、あれよあれよと出世し果ては将軍の病まで治癒。「よくやった和一よ、褒美を与える。何でも申せ」と将軍、ところが見返りを求めなかった和一先生、儲けは要らんと一旦断るも、当時の上下関係では言語道断。お互いにプライドがゆるさず譲り合わなかった末(流石の将軍もこれで諦めるであろうと、盲目の自分に)「ひとつ、目が欲しゅうございます」と頓智を効かせたところ「わかった」と将軍は引き下がり、しばらくして江戸の一ツ目という地名の土地に、「盲目と老体が遠方まで行かずともお参りできるように」と江ノ島の弁財天様を勧請、老いても尚熱心に参詣を怠らぬ和一検校を自分のケアスタッフとして「そばに置いておきたかった」のもあり、治療院のみならず弟子の養成所と神社まで併設、そして今も残るそうです ハンデがあっても自立して生きていける術を磨く、世界初の視覚障害者用職業養成機関は、実は江戸時代に「盲目となり家を出され、師弟関係も破門され…住むところもお金もなく、仕事のセンスにも恵まれず…只管に神仏に手を合わせ続けた」信仰篤き偉人の苦労の先に日本で生まれた逸話、私は大好きです! 話が長くなりましたが、私も勉強をし指圧師となって施術をしたいと毎日仕事に明け暮れています。元ヤン僧侶さんは「目標が半端ねぇ。もっと効率的にガッツリ考えろ」と喝を入れてくださいました(笑)息を吸うように朝日が昇れば仕事が入ってきて、6月は休みなしで母の日から連勤達成更新中です。今の仕事も好きですが、やっぱり指圧を専門学校で学びたい。 先日お寺でふと仏様から「前へ。只管に進みなさい」と声が聴こえた氣が…私の指圧を喜んでくれた母の為にも入学が叶うようエールをいただけますか。

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