hasunoha お坊さんが必ず答えてくれるお悩み相談サイト

お坊さんに質問する
メニュー
メニューを閉じる

妻から感謝の言葉がない事へのストレス

回答数回答 4
有り難し有り難し 59

私は先日妻の希望に極力合わせた戸建てをローンで購入し、フルリノベーションをしております。
リノベーションにおいても間取り、デザインに関して、最大限妻の好みや意見を取り入れました。

ローンに関しても、私が単独で組みました。
生活費や食費も全て私がサポートしています。家事も6割は私が担っています。

他にも家族のために投資用不動産を持ったりと妻、家族のために動いてきました。

しかし、家の購入をしても妻からは一度も「ありがとう」と感謝の言葉すら伝えてきません。
むしろ、「借金〇〇円すごいねー」と他人事のことのようにしか言ってきません。

一言くらい感謝の言葉が欲しかったのですが、
それっぽい言葉が何も無いので、とてもモヤモヤしてしまっています。

だんだんイライラしてきてしまいました。

こんな感謝の言葉が言えない事は普通なのでょうか?

2023年9月19日 11:24

この問答を娑婆にも伝える
facebookTwitterLine

お坊さんからの回答 4件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

相手は自分ごしの自分だからこそ、自分も相手も貫く愛で。🍢

人はみんな自分のことしかやっていないもんでしょう。
あなたもそう。
奥様もそう。
自分のことしか頭にないということではありません。
自分の脳を通して自分の世界しか見ていないということ。
その自分の脳を通してみた世界、自分の脳を通してみている相手と生活しているからコミュニケーションが不足していれば当然、誤解やズレが生じるのです。
それが基本。
「そこ」が基本。
だからこそ、相手も「鏡」です。
相手はこちらの鏡に映っている映像であり、自己の投影。
自己と影響しあっている存在。共鳴しあって初めてコミュニケーションが成り立つ。
外交問題でコミュニケーションをしているようでも話がかみ合わんというのはコミュニケーションになってもいない。いくら仲のいい二人であっても意見がズレる、誤解をするというのもコミュニケーションになっていないというだけのこと。
私の投稿や発信記事もそう。人によっては不快に感じることもあるでしょうが、私は相手を知りません。
私も私の脳内に映った相手に対して意見を申し上げているだけです。
人とのやり取り、コミュニケーションというというものは動物でも同じです。
こちらが殺気があれば相手も用心、警戒する。
ちゃんと同じ方向に向かってよい方向へ向かって進んでいこうとする向上心、共鳴精神、菩提心を持つことです。
奥さんも家事でお疲れなのに、ねぎらいの言葉一つもないあなたに対して冷たいなぁとか、むしろ要求していないことをやられてしまって困るなぁとか思ってしまっておられる可能性だってあるのです。
家族や伴侶にこれ良かれと思ってプレゼント、提供、サービス、サポート、ケア、布施の行為をしたことも「必ずしも相手が望んでやってほしい」と思っていることでは「ない」ということもあるのです。同じく、あなたが彼女に御礼を望んでいることもそういう心理とほぼ同じでしょう。
別に誤解されているわけでもなく、伝わっていないというだけかもしれません。
だからこそ、お互い、コミュニケーションのクオリティを高めて、完全同期、リンクしていく姿勢を持つべきなのです。
そういう微細なところで人間がお互いに「よりよくなっていくためにこそ」共鳴、共存、共同繁栄、よりよいコミュニケーションを繰り返すのであります。
それのためにあなたも奥様にこれをしてあげたいなぁと思っているはずです。
愛と尊重の質を高めましょう。

2023年9月19日 17:53
{{count}}
有り難し
おきもち

「してあげた」か「させてくれた」か。

summyさんは本当に頑張ってらっしゃるのですね。
私も、見習わなくては…。

・妻の希望に極力合わせた戸建てをローンで購入かつフルリノベーション。
・リノベーションにおいても間取り、デザインに関して、最大限妻の好みや意見を取り入れる。
・ローンに関しても、私が単独で組む。
・生活費や食費も全て私がサポート。
・家事も6割は私が担う。
・他にも家族のために投資用不動産を持つ。
・一言も感謝の言葉がない。

奥様は女王様?と思ってしまいますね。
でももしかすると、あんまり色々やってもらい過ぎて
逆にそれが重荷になってしまっているのかなと思ったのですが。

そういう場合もありえるでしょうから。

ただ、プロフィールをお伺いしたかぎりだと…。
summyさんからすればちょっとしんどいかもしれませんね。

もしかしたら
奥様の要望通りに「あなたが」動くのではなく
奥様の要望通りに「奥様が」動けるようになったほうが
感謝の言葉は出てくるかもしれせんね。

感謝って、
「誰かがしてくれたこと」に対してより
「自分がさせてくれたこと」に対しての方が
感謝のことばって出てくるもんだと思うんですよね。
それも奥様次第なので何とも言えませんが。

ですから
summyさんの方から
「戸建てを購入する経験ができてよかった。いまどきありがたいよ。」
「リノベのおかげで間取りやデザインの勉強になったよ、ありがとう。」
「ローンを組んだからこれまで以上に健康に関心がわいたよ。ありがとう。」

嘘でもいいからおっしゃってみては。

たとえ合わせたのだとしても
ご自分のやっていることに誇りを与えられるのは
ご自分自身によってですから。
私には出来なくてもきっとsunnyさんには出来ます。

それでうまくいくかどうかわかりませんが
後は奥様次第ではないでしょうか。
summyさんは本当に頑張ってらっしゃると思います。
ご自分のこと、ご自分から見える世界ですから
おおいに尊ばれてください。
どうかお体にお気をつけてお過ごしくださいね。

南無釈迦牟尼仏 合掌

2023年9月19日 17:53
{{count}}
有り難し
おきもち

吉井浩文
Buddhism. knowing what it actually i...
このお坊さんを応援する

あなたには、もっともっと大事なことがあるのではありませんか?

Summyさん、こんにちは。ご相談、拝読致しました。ほかのお坊さん方からもよいアドバイスがいくつもございますので、私からは一つだけ申し上げたいと思います。
あなたが奥様を思いやり、いろいろな事をなさっていること、本当にご立派です。私はそう思います。ただそれは「誰のため」なのでしょうか? 実に些細な事かもしれませんが、ご文章のなかで家事のご負担を「6割」と表現されていることが私はいちばん気になりました。ご承知のとおり、家事、と一言で申しましても実際には多岐にわたり、こまごましたことが無数にあるのですよね。それから赤ちゃんがいると、お母さん(奥様)のなかでは家事も育児も境界がなく、また何よりも育児、小さな赤ん坊を世話することが第一になり、こころの余裕も持てなくなっているかもしれません。父親であるあなたがどれほど家事や育児を手伝おうと、母親の背負う責任の重さは変わりません。そもそも「手伝う」ものでもございますまい。いちばんは、奥様が母親として背負っているもの、孤独や不安を「(少しずつでも)理解してゆくこと」だと思います。それを家事6割を負担している、つまり半分より1割多く自分がやっている、というような(無意識下での)認識でいたならば、ひょっとしたら奥様からすると「ん?」と感じられる所なのかもしれませんよね。とは言え、もちろんこれは私の杞憂にすぎないかもしれませんが。
何にいたしましても、ご夫婦での道のりはまだまだ始まったばかり。先は長いんですから。長い道のり、ともに今の時期を振り返ったとき、あのときはありがとうね、あのときはごめんね、そうやってお互いに言い合えるようなご夫婦になって頂きたいなぁと思います。Summyさん、ぜひ、優しいあなたには、そのような歩み方をしていただきいたいと思います。感謝(御礼)など後からいくらでもついてくる(してもらえる)はずですから。もし万が一、そういうものがもらえなかったとしても、いちばん大事なものはきっとそのときすでにもらえているはずでしょう。

そわか合掌

2023年9月20日 9:08
{{count}}
有り難し
おきもち

入山文章(Bunshō)
苦しみに負けず、安心して前を向いて力を出して頂けるよう、微力ながら誠心誠意...
このお坊さんを応援する

ご夫婦でお向き合いなさっていきましょう

拝読させて頂きました。
奥様の態度やあなたのお気持ちを読ませて頂きました。あなたと奥様との関係性や姿勢や経済的な状況や生活面や価値観についてわからないのでどうなのかとは思います。
しかしあなたの文面を読ませて頂く限りにおいてはあなたがその様にイライラなさるのももっともかと思います。
あなたは様々奥様のご希望の通りになさってがんばっていらしたのでしょうからね。それは決して当たり前のことではないでしょうから奥様があなたに感謝なさってもいいのではないかと私は思います。

ただ奥様がどの様な価値観や感性や金銭感覚を持っていらしてあなたとの関係性もわからないので何とも言えないところです。

やはりご夫婦の間柄のことですのでこれからしっかりとご夫婦でお向き合いなさってコミュニケーションをとっていかれることが望ましいのかと思います。ご夫婦で年齢を重ねていかれる中でそれぞれの感情も思いも自ずと変わっていかれるでしょうからね。じっくりと奥様とお話し合いなさってお互いの思いやお気持ちを確かめ合っていきましょう。

あなたと奥様がこれからの未来お互いを思いやり尊重し合い感謝し合いながらこれからも仲良く心から幸せに生きていかれます様に、皆様と一緒に豊かに充実した毎日を生きていかれます様に心より祈っております。

2023年9月20日 2:25
{{count}}
有り難し
おきもち

Kousyo Kuuyo Azuma
脱サラして10年が経ちました。栃木県佐野市の一向寺に勤めています。(佐野ラ...
このお坊さんを応援する

質問者からのお礼

皆さま、非常に素敵なアドバイスありがとうございます。
私自身がむしゃらに家族をサポートしようと動き過ぎていたような気がします。
一度、落ち着いて本当に必要なことをひとつずつ丁寧に見返りは求めず対応したいと思いました。
ありがとうございました。

温かい気持ちになるお坊さん説法まとめ