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六波羅蜜の実践について

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こんにちは。ちょっとだけ、質問させていただきます。六波羅蜜の一つ、忍辱は具体的に、どういった修行なのでしょうか?日頃のストレスに反発せずに耐えるみたいなことであってますか

2024年3月1日 11:13

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お坊さんからの回答 1件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
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怒らない(嫌がらない)

私は、怒らない(嫌がらない)ように思考回路や気分を正す修行だと考えます。
内心で怒りながら(嫌がりながら)表面上ガマンするのではなく、内心の怒りの煩悩を冷ますように物事の見方を工夫するのです。
なぜなら、仏教では怒りの煩悩(憎しみ、不平不満、嫉妬等)が悩み苦しみストレスの原因になると考えますので、内心の怒りを減らさなければ悩み苦しみが減らないからです。
原因(内心の怒り)を減らすことで、結果(悩み苦しみ)を減らすのです。
その繰り返しが、怒りにくい性格に成長させ、悟りやすい性格にもつながっていく。
それが修行による功徳(心に積もる善い癖)
です。

2024年3月1日 12:34
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有り難し
おきもち

がんよじょうし。浄土宗教師。「○誉」は浄土宗の戒名に特有の「誉号」です。四...
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質問者からのお礼

不快や怒りを誘因するような思考を止めたり、考え方そのものを変える修行ってことですかね~。回答、ありがとうございました

「仏教における修行」問答一覧

達磨大師は架空の人物ですか?

彼は「仏教をよく知らない中国人によって架空に作られた存在」または「達磨さん自体は実在したが、仏教をよく知らない中国人が適当なストーリーを考えただけ」と言われることがあって、「そうかもしれない」と思いました ・ なぜなら彼は悟りを開いたはずなのに、教えを請う凡夫に対して無視のいじめを行ったり、「これは試されているんだ」とポジティブに考えて耐え忍んだ凡夫に「仏教はそんなに簡単に教えてもらえるものじゃない、命をかけろ」と言って凡夫に腕を切り落とさせたりしました ・ とても悟りを開いた人の行為とは思えません。「自分はお前より偉いぞ、そう安安とは教えられない仏教を熟知しているぞ、自分をタダで師事できると思うな」なんていう態度は、「菩薩道」の精神から大きく逸脱していないでしょうか。知識の独占という時点で「利他」じゃなく「利己」だし、傲慢な振る舞いは「慈悲」じゃなくて「暴慢」です ・ それならむしろ、偉いお坊さんにいじめられてもくじけず「自分は試されているんだ」とポジティブに考えた凡夫こそまさしく仏に相応しいのではないかというトリックにさえなってしまっています ・ 彼がもし実在してストーリーも本当なら、彼のスタンスは間違いなく仏の教えを利他や慈悲などで解釈しないただの「知恵」でしかないとする(つまり悟りとは賢いかどうかだけで優しさなど必要ない)「小乗仏教」と批判される類のものだったことが伺えます。やはり、彼は架空のお話で色を付けられた、本来ならば謎多き存在でしょうか?

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