アングリマーラさんのしたこと
こんにちは。いつも、お世話になっているものです。
仏教にはアングリマーラさんの伝説がありますが、アングラマーラさんのしたことは99回分殺されないと、割に合わないのかなと思います。しかし、アングリマーラさんは解脱したので、もう生まれることはありません。
ここから考えるに、過去世において、99回分理不尽に殺されたとか、あるいは99回分の人の命を救ったとしか思えないです。私たちも、同じように人から理不尽に迷惑をかけられたりしても、やり返さなければ、それを耐えた分の苦しみは絶対に報われるし、頑張って人助けすることが、来世、アングリマーラさんのように、報われると解釈することもできるのでしょうか?
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
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難しい
ご質問拝見させて頂きました。
確かに解脱されているので、そのお話は正しいと思います。ここから考えるに~という部分の私の解釈ですが、歎異抄という親鸞聖人のお弟子と唯円という方が書かれたとされる書物になりますが、そちらを読む限りだと、さるべき業縁のもよおせば、いかなるふるまいもすべし、とあります。業縁というのは、縁のことですが、縁さえあればどんなことでもやるということです。大量殺人という結果を起こす因というものは誰にでもあるということですね。つまりそういう縁があればどなたであれ、してはいけないと言われてもしてしまうのだということです。ここから学ぶことは、
一個人が過去の業に縛られることなく、今の状況に相応しい選択をすることで、より良い未来へ導くことが出来る、ということだと思っております。 合掌
蚊を何匹も殺している
仏教的には、人間も他の動物も生命であり、たとえば虫や魚を殺しても殺生です。
アングリマーラさんの時代には蚊取り線香は無かったかもしれませんし、アングリマーラさんは漁師ではなかったかもしれません。
現代の法律では、猫を殺せば動物虐待ですが、同じ哺乳類でもネズミを殺すのは違法ではありません。
しかし、仏教的にはどちらも殺生。
アングリマーラさんが私達よりも罪が重いとは限らないのです。
質問者からのお礼
ご回答、ありがとうございました。