過去に自分がしたこと
過去に自分がしたことについて
ご先祖様に失礼なことをしてしまったかもしれないと思い文章にさせていただきます。かもしれないというのは、記憶力があまりよくなく、言い切れないためです。
私の実家はお仏壇、神棚があるのですが、小学生の頃らへんに、たまに母からお仏壇にお米をお供えしてきてと頼まれたことがあります。
(南無阿弥陀仏を唱える、手を合わせるなどができていたかは自信がありません。申し訳ございません。)
その時にお供え前のお米を何粒かいただいてしまったかもしれない…とふとした時に思い出しました。
ご先祖様を嫌な気持ちにさせてしまったかもしれません。
確実に食べてしまったとは言えないのですが、もし事実でもご先祖様は笑って許してくれるでしょうか…
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
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『供物と下膳』
おゆ様
ハイサイ、おゆ様、ウブン、ウサガミセービタンヤー(琉球・沖縄方言)?
※訳:こんにちは、おゆ様、お食事は、お済みになられましたか?
はじめまして、沖縄県の帰依と申します。
多々、私も思い当たるところがあり、共感させていただきました。
おゆ様、「お供え前のお米を何粒かいただいてしまったかもしれない…」とのエピソード、私の場合、お米がピオーネです(^_^;)
私の実家は、日本屈指のブドウの名産地、近所のおじいちゃん・おばあちゃん達が、獲れたての初物を頻繁にお供えくださっていました。
私の場合、おゆ様のような、「かもしれない…」のレベルではなく、明らかな確信犯です(-_-;)
しかも、お米が何粒どころか、ピオーネがひと房以上でして…(-_-;)
おゆ様のご質問を受けるまで、自らの『やらかし』を完全に忘れていました…ごめんなさい(-_-;)
私の『やらかし』は、棚に上げるとして…神仏へのお敬いには、『供物(くもつ)と下膳(さげぜん)』という考え方があります。
供物とは、お供え物のことをいい、お供え物を奉げることをいいます。
下膳とは、供物をお下げすることをいい、供物を賜ることをいいます。
つまり、神仏へお供え物を施した後、お供え物は処分するのではなく、お下げして、分け与え、召し上がることの大切さを諭されているのでしょう。
おゆ様の場合、多少、お供え物を召し上がるのが早かっただけ…『供物と下膳』が前後しただけ…ですので、私が、ご先祖様でしたら、おゆ様がお察しの通り、笑って許してあげたいと思います((´∀`))
というより、お母様のお手伝いをし、お供えも頑張ったわけですから、その善行から思えば、お米の一粒や二粒くらい、お駄賃と思ってもよろしいのではないでしょうか?
なんちゃって、お供え物のピオーネを食べた私が言うのも、説得力ありませんが…(^_^;)
ちなみに、『社会福祉』などの『福祉』=welfareの和訳として、『福』とは、神仏へお供え物を施すこと、『祉』とは、そのお供え物をお下げして、分け与え、召し上がることという解釈もありますので、よろしければ、ご参考になさってください。
チューガ、おゆ様ニトゥリマシティ、シェーウェーヤルーヒヤイビーングトゥ(琉球・沖縄方言)。
※訳:今日が、おゆ様にとりまして、幸せな一日でありますように。
子供のやったこと
子供のやったことなので、ご先祖様も許してくださるでしょう。
お客様に出すお食事をつまみ食いしたと考えると、子供ならではのエピソードだと思います。
気にする必要はありません。
過去は過ぎ去りもう無いのです。
肉体の細胞は新陳代謝で入れ替わり、心は瞬間瞬間に浮かんで消えて、瞬間ごとに新しい自分に生まれ変わっています。
過去のあなたと今日のあなたは実は別の物体であり、記憶データを相続しているから同一人物だと錯覚しているだけ。
今の新しいあなたは、過去を教訓とするのは良いですが、過去のために後悔や恐怖や悲しみは抱かないで良いのです。
質問者からのお礼
願誉浄史様
朝早くから返事を書いてくださりありがとうございます。
ご先祖様も許してくださるだろう、気にする必要はないなどのお言葉で心のモヤモヤがなくなりました。
また、全部を自分だと一緒くたにせず、過去と今の区別もしっかりできるようになりたいです。過去を後悔することも多いですが、振り返るだけにするように努めたいです。
ありがたきお言葉本当にありがとうございます。
帰依龍照様
コメントくださりありがとうございます。
素敵なウチナーグチとピオーネのエピソード読ませていただきました。
クスッとしたり一房にびっくりしたりと文章を読むのが楽しかったです。
ご先祖様も、食べたんかーい!っとツッコミつつ許してくださることを祈っております。
福祉という言葉にそのような意味があることも初めて知りました。また一つ知識をつけれました。
素敵なお言葉をくださり本当にありがとうございます。