回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
“生かされている”「今」を生きて行きましょう。
こんにちは。亀山純史と申します。
他の方によるご相談においてもご紹介させて頂きましたが、『風』(作詞:北山修 作曲:端田宣彦 唄:はしだのりひことシューベルツ)という歌をグリーンさんに贈りたいと思います。
(https://m.youtube.com/watch?v=2u9UjDTqjeg)
その歌の中に、
「人はだれも人生につまずいて 人はだれも夢破れ振り返る」「振り返らずただ一人一歩ずつ 振り返らず泣かないで歩くんだ」「何かをもとめて振り返っても そこにはだた風が吹いているだけ」
という歌詞があります。
これは、私たちの人生は自分の思い通りにはならないものであることを歌っていると思います。この世は縁起なる世界です。様々な原因と条件によって私たちの人生は綴られるのです。「こうありたい。」と思っても、そうならないことの中に、私たちは“生かされている”のです。人生を振り返っても、そこには無常の風が吹いているだけなのです。たまたま上手くいったと思っても、それが永遠に続くことはないのです。またその逆もあるのです。そのような世界、つまり縁起なる世界に私たちは“生かされている”のです。ですから、本来、人生に成功も失敗もないのです。
これからの人生は、「今」を見て生きて行きましょう。『中部経典』にも「過去を追うな。未来を願うな。過去はすでに捨てられた。そして未来はまだやってこない。だから現在のことがらをそれがあるところにおいて観察し、揺らぐことなく動ずることなく、よく見きわめて実践せよ。ただ今日なすべきことを熱心になせ。」と説かれています。ご相談者のグリーンさんが、これからの人生を少しでも前向きに生きて行かれることを願っております。
嫌なら辞めちゃう
嫌なら辞めたらいいです。
今までの努力を考えると、勿体無いような気持ちにもなるのかもしれませんが、もうそんなに嫌なら辞めたらいい。新しい道を探すのもいいです。
人間は自由な存在です。
やりたいことが変わってもいいじゃないですか。あまり自分を縛らず、好きに生きていっていいのですよ。