子は自分で母親を選んで生まれてくるのか?
スピリチュアルに携わっている人や霊能者とかが、よく「子供はみんな生まれてくる前に自分で母親を決めて生まれてくる」と言ってるのを耳にします。
メディア等に最近よく出演されてるとあるお坊さんまでもが、「子供は生まれてくる前にお母さんを自分で選んで生まれてくるんです」と自身のチャンネルで話していたのを見たことがありました。
私は母親から酷い虐待を受けて育った為、こういった話を聞くたびにとても嫌な気持ちになります…。
子供が産まれてくる前に母親を自分で決めて生まれてくるというのは事実なのでしょうか?
子が母親を選んで生まれてくるというのは仏教のお経とかにも書かれてることなのでしょうか?
もしこの話が本当であれば、何故虐待する親のもとに生まれてくる子供が存在するのでしょうか?
虐待される子供たちは私も含め自分たちでそういう親をわざわざ選んでこの世に生まれてきているのですか?
何かご存知でしたら教えてください。
お願いします。
お坊さんからの回答 5件
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
どのような者も愛され幸せになるいのちに恵まれていくのです。
プロフィールも読ませてもらいました。
「子どもが親を選んで生まれてくる」ことが本当なら、流産や死産の子は親も選べず生まれてくることも叶わなかった命ということになってしまいます…。
それに、あなたが選んだのであれば、その親から虐待を受けてきた現状は、望まれず愛されることもできない存在だという証明になってしまう…。
そんな残酷なことがあっていいのでしょうか。
決してそのようなことはありませんし、そんな解釈でもありません。この言葉に、深く傷ついたことでしょうね。身近に死産の親子のケアをしてきた身としては、子も親も傷つける言葉であり、僧侶がそのように伝えたのかと思うと残念です。
どのような縁も、たとえ親子でも、最初から決まっているものではなく、関係は互いに一から築いていくものなのです。だからこそ、あなたが親に安心や愛を求めたものを、親が与えてもくれず暴力で傷つけてきたことは、大変な苦しみや絶望となったことでしょうね。
質問に対するお礼の言葉も読ませてもらいました。育った環境が与える影響が、今もあなたを悩ませているトマウマなのですね。苦しいわね。
あなたは、何も悪くないのですよ。あなたは、虐げられる者ではなく、大事にされて愛される存在なのです。生まれた時から、命は尊いものなのです。親は、それを築いていくことができなかった。
仏様は、このような私たちのいのちを包んでくださいますよ。網目のような縁で繋がっていても、なかなか気づけずにいるだけで、どのような者も愛され幸せになるいのちに恵まれていくのです。
あなたも、私も、既に仏様から慈悲が向けられていますよ。「どんなに辛かろう、どんなに苦しいだろう、あなたのそばに仏はいるよ」と喚んでくださっていますよ。
あなたに向けられるあたたかな言葉や、優しさを受け取っていきましょうね。こうしてハスノハに繋がったのも、あなたが手にした縁。安心や幸せに繋がる縁にもきっと出会えますからね。これからの縁に、目を向けていきましょうね。
どこに生まれるかではなくどう生きる
追伸です。
私は5歳の頃から修験の道に入り、呪いや祈祷なども少し齧りました。
ですから私は、占いやスピリチュアルというものを、否定するつもりはありません。
占いやスピリチュアルは、人生の「導き」や「羅針盤」のようなものなのだろうと思っています。
でも、どちらへ歩くのかを決めるのは自分です。
「あなたはこの親を選んで生まれてきた」
「あなたは苦しむことを決めて生まれてきた」
そんな言葉によって、あなたの人生そのものが決められてしまうものではないと、私は思います。
では、仏教とは何なのか。
私は「伴走」だと思っています。
同行二人。
お大師様が常に一緒に歩いてくださる。
そして浄土真宗では「御同朋」と申します。
阿弥陀さまの慈悲の中に、ともに生かされ、ともに歩いていく。
私は、自分一人の力で悟りへ向かう道ではなく、一緒に歩いてくださる道を選びました。
そもそも、立派な人間だけに向けられるものなら、それを慈悲とは呼ばないのではないでしょうか。
間違えた人。
誰かを傷つけてしまった人。
後悔している人。
自分自身を許せない人。
どう生き直したらよいのか分からない人。
そういう私たちを選別して切り捨てないところに、仏さまの慈悲があるのだと私は受け取っています。
もちろん、誰かを傷つけた事実が消えるわけではありません。
謝ったから許してもらえるとも限りません。
相手には、許さない自由もあります。
だから、無理に許してもらおうとしなくていい。
けれども、
「人を傷つけた自分には、もう幸せになる資格がない」
とまで決めなくていいのです。
過去は変えられません。
でも、これから誰かを傷つけないように生きることはできます。
かつて自分が受けた苦しみを、別の誰かに渡さない生き方もできます。
それもまた、一つの償いであり、生き直すということではないでしょうか。
あなたの人生なのですから。
誰かの言葉に励まされることもあっていい。
仏さまと一緒に歩いてもいい。
疲れたら立ち止まってもいい。
私は、一緒に歩いてくださる道を選びました。
過去に何があったとしても、
誰に何を言われたとしても、
最後に自分の足で歩く人生は、
あなたの人生です。
仏教の見方からすると事実とは考えられません。
仏教の考え方では、生命が来世にどのような形でどのような世界に生まれるかは、それぞれの業によって決まります。また、過去世・今世・来世を通じて記憶や意識が継続する固有の自我のようなものは無いと考えられています。
ですので、仏教の見方からすると「子供が産まれてくる前に母親を自分で決めて生まれてくる」というのは事実とは考えられません。
細かく観察すれば、今世でこのような生き方をした生命は来世でこのような環境に生まれる可能性が高まる、ということはできるかも知れません。しかし、それでも個別の生命が次に生まれる時の母胎を個別に選択して生まれることができるとは言えないのではないでしょうか。
親御さんの分も罪障消滅ができたなら
みどりさん、ご相談承ります。
スピリチュアルに携わっている人や霊能者が言う「子供はみんな生まれてくる前に自分で母親を決めて生まれてくる」と言う話。
私は、こう考えます。
前世で果たせなかったカルマを解放する為に、再度、子供として関係性を持ち、母親を手助けするために、
今世では、子供として生まれてきたと。
子供が親の下に位置するとは限らないと私は思います。
相互作用だと感じております。
親がそこに気がつけない親子関係もあります。
子供の方が、完全に親より徳を積んでいるパターンです。
親の罪障消滅をする為に、輪廻転生をするとして、
お母様が解決出来なかった、御先祖様からの因縁を、みどりさんがバトンタッチされた可能性もあるかもしれません。
冷静に客観視できているみどりさんの代から、ガラッと変わる代になるやもしれませんね。
過去を許して、今に生きるのは大変な事ですが、まだ、みどりさんには長い将来があります。
是非、乗り越えて、命を輝かせてくださいませ。
親にむけた説教
親に「しっかりしなさい」と説教するための方便として、そのような言い回しが有効な場合もあると思います。
「せっかく子供に選んでもらったんだから、虐待なんかせずにありがたく育てさせてもらいましょう」みたいに。
仏教的には正しくはないと思いますが、
お坊さんの中には「全ての子供は仏様からお預かりした子供であり、親の好き勝手にしてよいものではない」というネタを使う人もいます。
それも、一つの方便なのだと思います。
そのよう美しい説法が通じないサイコパスな親がいることも事実です。
一方で、少しでもそのような道徳的な思考に出会えたら、親の子育てが好転する可能性もあります。
ですから、全く無駄なお話ではないとは思います。
質問者からのお礼
百目鬼洋一様
お忙しい中ご回答いただきありがとうございました。
虐待を受けて育った者として、「事実とは考えられない」とお言葉をいただけたことで救われた気持ちになりました。
業に関するお話などはまだ受け止めきれていない部分もありますが、いただいた回答を大切に読み返したいと思います。
本当にありがとうございました。
三浦康昭様
お忙しい中ご回答いただきありがとうございます。
「順縁」「逆縁」というものがあるのは初めて知りました。
良い家庭に生まれたからと言って必ずしも人を傷つけないわけではないのは確かにそうかもしれませんね…。
ただ、私は人として未熟な両親のもとに生まれ、正しいコミュニケーションの取り方を学ぶ機会を子供の頃に得ることは学校の環境も含めて叶いませんでした…。
自分の人生が上手くいかなかったのを他人のせいにするつもりはありませんが、何も知らなかった子供の頃の私は親の生き方をなぞり無意識のうちに友達や人を傷つけていたことに大人になってから気がついて、自分はなんて酷いことをしてしまったんだろう、自分は綺麗な人間にはなれなかったんだ、優しい人間にはなれなかったんだ、自分は化け物だったんだとすごく自分を責めました。
もう少し自分が早く気づけていれば、もう少し早く自分の心の声に耳を傾けられていれば、もう少し早く親の異常性に気づけていれば…。
そうすれば誰かをこんなに傷つけることもなかったし、もう少し上手く人と向き合ったり上手く世渡りできていたかもしれないと思うことはあります。
人とのコミュニケーションは大人になった今でもやっぱり上手くできていません。
これからどう生きていこうかと、どうやって幸せになろうかと考えられるようになるには、私には色々なことが起きすぎました…。
親を含め色んな大人たちにたくさん傷つけられました、でもたくさん傷つけもしました…。
自分が人間としての幸せを求められるようになるには、時間がかかりそうです…。
ネガティブなことばかりで申し訳ありません。
でも三浦様に頂いたお言葉と、「仏教は苦しんでいる人を責める教えではない」という言葉に救われた気持ちになりました。
長文で拙い文章で伝わりづらい所がありましたら申し訳ありません。
改めてご回答いただき本当にありがとうございました。
絢光様
お忙しい中ご回答いただきありがとうございます。
「生まれてくる前の子は母親を助けるためにお母さんを選んでいる」という似たような話を他の所で聞いたことがありました。
私の母も祖母から虐待を受けて育ったらしいのですが、もしもそんな母を見て助けたいと思って私が生まれてきたのだとしても、今の私にとっては正直、母が祖母に虐待されていたからといって私を虐待して良い理由にはならないと母の事を許せない気持ちがずっとあります…。
私がどれだけわかりやすく言葉を噛み砕いて母に「嫌だった」「やめてほしい」という内容の言葉を投げかけても、母には理解する力がないのか伝わりませんでした。
今私は母と一緒に住んでいません。
ですが私が母から物理的に離れたことで、母は自分が支配できる相手がいなくなったからか今度は自分の職場で私と同じくらいの世代の女の子をいじめてるみたいです…。(なぜか本人が自慢げに私に語ってきました)
「この人間は救えない」とその時に強く思いました。
母の職場にいる私と同じ世代の子に土下座して謝りたいです…。
この人が私の母親であるという事実が情けなくて恥ずかしくて仕方ありません。
「相手を許せる人は強い人」と言われていますが、私にはできそうにありません…。
母から受けた傷は一生癒えることはありません。
私はこれからも母をきっと許す日は来ないと思います…。
許してしまったら母が付け上がってすぐに調子に乗って私の人生に強く干渉したり精神的に依存しに来ることが分かっているからです。
母を許しては裏切られて心をへし折られる、そんな経験を何度も何度も繰り返してきました。
だから私はもう、母を許すことはありません…。
今は自分から母に連絡を取るのをやめ、向こうから連絡が来ても事務的に適当に返しています。
自分から関わらない、母を喜ばせない、それが一番効くだろうと思っています。
とはいえ、やっぱりふと過去のことがフラッシュバックすると苦しくなります。
過去のことを極力考えないようにする事はできても、消える事はありません…。
私は一生これを引きずって生きていかなければなりません。
自分の話が長くなってしまい申し訳ありませんでした。
母を許すことはできなくても、人として生きる事そのものが苦しくても、せめて自分の心が少しでも安心できるように、自分が自分の母親になったつもりで自分の本心に耳を傾ける事だけは疎かにしないよう生きる事をできるだけ心がけたいと思います。
改めてご回答いただきありがとうございました。
中田 三恵様
お忙しい中ご回答頂きありがとうございました。
プロフィールと皆さまへのお礼に書いた内容も読んで下さり本当にありがとうございます。
質問に書いた説はスピリチュアルに携わる色んな方が口を揃えて仰っていたので、そういった話を聞くたびに怖くなり「嘘だ」「真実であってほしくない」と何度も苦しい気持ちになりました。
ですがハスノハで勇気を出して皆さまへ質問させて頂き、田中様を含めご回答いただいた皆さまから「事実とは考えられない」ことを仰っていただけた事が私には本当に救いになりました。
「あなたは何も悪くない」と言っていただけたことも、本当にありがとうございます。
でも、私は悪いことをたくさんしてしまいました…。
母や父のような人間にはなりたくないと思っていたのに、過去を思い返すと自分は周りの人たちを両親が私にしたように傷つけていたことに気がついたからです。
私が母を許せないように、私によって傷つけられた人たちも私のことを許さないと思います…。
私も許されたいとは思っていません…。
私が傷つけてしまった人たちに許されたいと思うこと自体がおこがましい事だと思うからです…。
私がその人たちにできることは、もう二度とその人達の前に姿を現さないことだと思っています。
どれだけ謝っても、私が傷つけた事実は変わらないので…。
せめてできることは、その人たちができるだけ私を思い出す機会が減るように、その人たちが幸せな時間を過ごせるようになることを願うことくらいしかできません。
仏様は、これだけ色々やらかして問題ばかり起こしてきた私にも慈悲を向けてくださるのでしょうか…。
これまで、本当に色んな事がありました。
私が子供の頃に出会ってきた大人達はみんな怖い人ばかりでした…。
自分が大人になってからも、「世の中には自分の理解の範疇を越える恐ろしい人間が存在する」ことを社会に出て思い知りました。
私は今世ではきっと、苦しみしか経験できない人生なんだろうなと時折思ってしまうこともあります…。
ですが、私が出会ってきた人たちの中でも数少ない一部の人たちは温かく思いやりに溢れた方もいました。
その方達の存在は私にとって救いでした。
文章を通じてではありますが、ハスノハでご回答くださった皆さまとのご縁も、心から感謝しております。
私のために温かい言葉を送ってくださり、本当にありがとうございました。
大切に何度も読み返させていただきたいと思います。
願誉浄史様
お忙しい中ご回答頂きありがとうございました。
親へ向けた説教としてこの説を聞いた親がそれで簡単に改心できるのなら、それは本人たちに変わる意思があって、自分自身と自分の人生としっかり向き合い、これまでの行いを客観的に振り返って顧みない限り無理だと思います。
「私が正しい」という気持ちを本人達が強く持ち続けている限り、どんな道徳的な話も考え方も彼らの心には届きません。
私の両親は自分や自分の人生と面と向かって向き合うことができる人たちではありませんでした。
私から直接母親に「自分としっかり向き合ってください」と伝えたことがありましたが母は私の言葉の意味を理解していませんでした。
父に言った時は父は「自分が見下されている」と勘違いしたのか私に人格否定や所謂モラハラと呼ばれるような暴言や怒声をたくさん浴びせて来ました。
なのでもう、二人に改心を求めることは諦めました。
変わる気のない人にこちらが改心を求めようとしたこと自体が間違っていたのかもしれません。
私は当時は二人のためにと思って言いましたが、結局私のしようとしたことは相手をコントロールしようとするのと同じでした。
二人に変わって欲しいと願ったのは私のエゴでした。
なのでもう、私の両親は「そういう人たち」と割り切って関わらないのが一番なんだと思いました。
「子供が親を選んで生まれてくる」という話が仮に親のために有効な説だとしても、親から痛めつけられて来た子供側からしたら言葉は悪いですが「ふざけるな」としか言えない思想です。
ですが、願誉様から頂いたお言葉は一つの考えとして大切に受け止めさせて頂きたいと思います。
改めてご回答頂きありがとうございました。



午後から夜の時間帯は都合がつきやすいです。
◆こちらから、無理に聞き出すことは致しません。
言いにくいこと、言えない気持ちも大切にします。あなたのお気持ちのままに、ゆっくり待ちながら、その気持ちを大切に受け止めたいと思っています。
◆自死で大切な人を亡くされたり、死別により 死が受け入れられなかったり、心の整理がつかない方へ。30分ずつでも、オンラインで定期的に気持ちに向き合っていきませんか。吐露したり泣ける時間も、大事なグリーフケア 。
◆個別電話ってドキドキして勇気のいることだけれど、声が届くから、聞こえてくるから、ちゃんと繋がっているようで、そばにいるように安心出来ることもあります。
◆ 終末期ターミナルケア、看取り、希死念慮、自死、グリーフケア、トラウマ、PTSD、子育て、産前産後うつ、不妊、傾聴、手話、要約筆記者 としても、サポート
◆出来るだけ希望時間にお応えしたいと思いますが、午前中は毎日 法務があります。
(相談は、hasunohaオンライン相談より受付下さい。お寺へのいきなりの電話相談は受けていません。法務が優先なので)
◆一人で悩まないで。待っていますね(﹡´◡`﹡ )