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義母の介護 息子の気持ち

回答数回答 1
有り難し有り難し 26

長年住んだ土地を離れ主人の実家に引っ越しました。引っ越しの際には職場の方々、友人等と身を引き裂かれる思いでお別れしてきました。主人の実家には義母1人で、介護支援1なのに、毎日寝てばかりで全然動かず、週二回のデイサービスも行きたくないと休みがちです。
何か言うと、気持ちが落ち込んだこのままずっと眠りたい。と言い、ある日大量に睡眠導入剤を飲んでいました。大事にはいたりませんでしたが、どう扱っていいかわかりません。
それに自宅から大学に通ってい次男が、通学に時間がかかり大変なので1人暮らしをすると言い出し、ここに居て欲しいと言いたいのですが、それは私の都合なので言えません。
しかし、次男が私の心の支えだったのに出て行ってしまうと思うと耐えられません。
毎日、泣いてばかりです。
私は、どうするべきか、どうしたらいいのか、わからなくなりました。
周りには、相談出来る知り合いも友人も1人もいません。それに主人は頼りなく、自分の親にも何も言えないのです。


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お坊さんからの回答 1件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

テキトー、適当でいいのです。

※これは質問者様だけへの回答です。
質問者様は小さな完ぺき主義な所があるのでしょう。
そういう方におすすめなのは、手を抜くことです。
今までを93%キッチリやっていたとするならば64%くらいまで一生懸命度を下げましょう。
私も時々3か月の赤ちゃんと2人きりになりますが、ミルクあげても、抱っこしても、おむつ変えても泣き止まない時は発狂して首をつりたくなります。(そこまでかい)
それは、私が「なんとかして赤ちゃんを泣き止ませたい」という気持ちがあるからです。
同様にあなたも「なんとかして義母をナントカしたい」という気持ちがあるはずです。
まずはそれを止めちゃいましょう。
テキトー、適当とタイトルに記しましたが、厳密には【適切】です。
あなたも苦しまない様に適切。
義理のお母さんとの丁度いい距離感で適切。
その距離感を見出す為に、これから接してみてください。
目的が変わるだけでとても楽になりますよ。頑張ってください。
いや、頑張って手を抜いて、テキトー、適切さを見出してください。

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有り難し
おきもち

お悩み相談08020659278
今月の法話 文殊の剣 ❝己がそのものを観ていながらそこに余計な色や思いをつけたさぬその己の様子を「こそ」見届けてみてください。❞(本文より) 「大丈夫、慧の剣を取る。」 大いなる菩薩や老師は智慧の剣を取って、人の迷いの見解を断ち切り真実の姿をみせてくださいます。 智慧の剣とは人間の自我、我見の無いこころからなる、無垢で清らかなる「事実の様子」「本来の様相」を見極める力ともいえましょう。 それこそが智慧の剣なのです。 文殊とは自己を鎮め得た者の姿。 人間の内なる思慮分別の猛獣を修め得て、その上に鎮座する姿。 事実を事実のとおりに見るということは、余分なものがないということです。 そこに現れる余分な見解というものを断ち切った姿。 そもそも、もともと一切の事象、事実というものには余分なものはありません。 とは言えども、それでも人は人の習癖・習慣的に物事に思いをつけたす。 いまや「写真で一言」という要らぬ添え物をするバラエティ文化もあるぐらいですから、ものを本当にそのままに受け取るということをしない。 文殊様の持つ剣、智慧の剣というものは、そういう人間の考えを断ち切る働きを象徴したものです。 その文殊の剣とはなにか? お見せしましょう。 いま、そこで、みているもの、きこえていること。 たとえ文字文言を観るにしても、そのものとして映し出されているという姿がありましょう。 文字として見えているだけで意味を持たせてもいない、読み取ってもいないままの、ただの文字の羅列のような景色としてみている時には、文字であっても意味が生じません。 本当にみるということはそこに安住しています。他方に向かわない。蛇足ごとが起こらない。 見届けるという言葉の方が適しているかもしれませんね。 ❝己がそのものを観ていながらそこに余計な色や思いをつけたさぬその己の様子を「こそ」見届けてみてください。❞それはものの方を見るというよりはそれを見ている己を見つめる姿ともいえましょう。 そういうご自身のハタラキ・功徳に気づく眼を持つことです。 あなたの手にはすでに文殊の剣がありますよ。用いることがないのはもったいないことですね。

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