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迷いが消えません

回答数回答 1
有り難し有り難し 4

私は自分の軸で考えることをよく忘れてしまい、
行動したりするものの
「これでいいのか」と考えてしまい
よく迷うことがあります。
最近はそう感じることが非常に多くなったように思います。
自分がこわいです
何においても悩むなら
なにもしないまま生きたい
楽しくなくても
辛いよりは良いだろうと思います

そのせいか行動することに意味を感じなくなってやる気がでず
中途半端な気持ちで動きます。

どんなに励まされても
やはり迷います
考えずに行動するのも困難です

私は今年高校3年生であり、受験生であります。
将来に向けて頑張りたいです。

もっと
「ああ、生きてるな」
と思えるような自分になりたいです

頼るのも苦手で
話すのも苦手で
自分のことも全く信用できていないようで
こわいです
疲れました。

もっと自分を大切にするには
どんな気持ちで日々を過ごせば良いのでしょうか


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お坊さんからの回答 1件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

すぐれた大工は、木の曲直にしたがって無理することなく建てる

tomokaさん、はじめまして。

tomokaさんは、迷ってしまい、これでいいのか?と考えはじめると自分が怖くなるのですね。

私がtomokaさんの文面を拝見したところ、迷うというよりもtomokaさんが自分に自信がないように見えますがどうでしょうか。

木造建築の家は少なくなりましたが、寺院仏閣は昔ながらの工法で木を組み合わせて建てます。
昔の名僧は、こう言いました。
「木はまっすぐのものもあれば、曲がっているものもあります。すぐれた大工は、木の曲直にしたがって無理することなく建てます。
聖君が人を使うにあたっても、その人の性質を奪うことなくその人に合った仕事を与えるものです。賢者も愚者も、そのことの器に合った功績を収めるものです」

tomokaさんは自分自身を怖がっていますが、本当のところは自分の能力のなさを嘆いているのではありませんか?自分は曲がった木だから、家を建てるときには役に立たないと思っていませんか。
tomokaさんの器に合った人生があるはずです。

tomokaさんが、自分の人生を生きられるよう祈念しております。

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有り難し
おきもち

徳島県の高野山真言宗寺院で住職をしています。 本山布教師心得として自坊の...
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質問者からのお礼

「自信がない」と考えたことはありませんでした。
不思議と
「迷い」には後ろ向きなイメージなのに
「自信が足りない」というのは前向きな考えに感じます。
捉え方も大切ですね。

自分に合う器。
確かに私は私を見ていないのだと思います。
それも自信がないからかもしれません。

「自信」とは「自分を信じる」ということなのでしょうか。

少しずつ自分と向き合っていきたいと思います。
ありがとうございます。

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