老後に仏門に入ることはできますか
はじめまして。どうぞ宜しくお願い申し上げます。
老後は仏門に入って生涯修行をしたいということを心の支えにしている者です。
そう思うきっかけになたのは、現在同棲生活をしている男性との悩みです(彼にはその場しのぎの嘘をつく癖があり、彼を信頼することができなくなってしまいました)。
私自身、過去には結婚離婚を繰り返し、不倫もしてしまい、若い頃にはたくさん悪いことをしてしまいました。
そういう自分だから、大好きな人に嘘をつかれるというようなことになるのか、自分の幸せは恋愛関係等以外のところに見つける方が真の心の安らぎを見つけられるのではないか、といろいろ考えておりましたところ、心を清めたいと思う気持ちから、般若心経を唱えたり写経していくうちに少しずつ心が整ってきたと感じるようになりました。
そして、老後はお寺で生涯修行をさせていただきたいと思うようになりました。
お坊様方は、このような私の考えを甘いと思われるでしょうか・・・?
私は、今を生きるための心の支えを将来仏門に入ることとさせていただき、彼との毎日を感謝しながら過ごしたいと思っております。
将来仏門に入ることが許されるような日々の生き方のヒントをいただけましたら有難く存じます。
どうぞ宜しくお願い申し上げます。
ありがとうございます。
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
仏門は遁世ではありません。
申し訳ありませんが、あなたのご質問に違和感を感じてしまいました。それはいままでいろいろなことがあったけれども、老後は心静かに暮らしたいということしか、私には聞こえてこないのです。それでしたら、お金を貯めて、静かな場所で野菜を育てて自給自足の生活を楽しんでもいいですよね。
仏教とは、仏道ともいいますが、正覚、悟りを開く、仏様になるための道です。宗派によって考え方は違いますが、自ら学び、育てるんです。そして学んだことを周りのご縁がある方に広めていく。老後と言わずに学びたいなら、たったいまから、始めたら如何でしょうか?お金もかかりません。図書館で入門書から借りて読んでみたらいいんです。その中で自分にあう教えは何なのか、選択する。深めていくべきでしょう。光陰過ぎ易く学なり難しといいます。いまからお始めなさい。ご質問、ご意見がありましたら、またご遠慮なくどうぞ。どうぞお幸せに!浄光寺
追伸
丁寧なご返答ありがとうございます。お叱りを受けるかもしれないと(笑)、思って言ましたが、安心しました。文章を読ませていただくと、非常に繊細でお優しい方だなとの印象を受けました。ぜひとも学んでいただきながら、その人生経験を活かして、町中にあって困っている方にお役立ちできる坊さんを目指してくださいませ。期待しています。
再追伸
ご丁寧なお礼読ませていただきました。紆余曲折を経て、今日があられることがよくわかりました。私も古刹の住職を経て、いま新しいお寺を自分で建立しましたが、まず、生活の糧が必要でございます。その確保さえ出来ればあとはどうにでもなるかと。ワンちゃんは癒しにこそなる、足手まといにはなりませんよ。本山に上がりときにどなたか面倒を見てくださる方がいれば大丈夫です。ちなみち犬種ななんですか?うちの副住職はチワワの大吉くんです。
素晴らしいです。
今まで、大変ご苦労なさったのですね、仏様は、必ず見ていて下さっています。
かくいう私も、あまり人には言えない、今住職だなんて。。。。と、回り道をして参りました。。。。。
甘くなんてありませんよ、本当に素晴らしい事です。
私の行の時にも、先輩はおられました、宗派にもよりますが、体力的にも大丈夫なのではと、思います。
仏門に入ると言ってもいろいろございます、住職を目指す、お寺で生活する、仏様を信仰して生きる、その様なことも、具体的になりましたら、是非またここで、ご相談下さい。
師匠になられる方も、是非素晴らしい僧侶を見つけて下さい。
本を紹介、追記
生き方については下記の本を紹介します。
http://www.amazon.co.jp/ブッダ-いのちの言葉-ナガオカ文庫-宮下-真/dp/4522476418
また、子供向けですが私が読んでも勉強になります。
http://www.amazon.co.jp/gp/aw/d/452243068X/ref=mp_s_a_1_1?qid=1464105601&sr=8-1&pi=SY200_QL40&keywords=ブッダがせんせい&dpPl=1&dpID=517aSFy7jgL&ref=plSrch
死後のことは、私は浄土宗ですから阿弥陀様にお任せすることをお勧めします。
毎日お仏壇に、あるいは寝る前に布団の上で正座して、南無阿弥陀仏と十回小さな声でいいのでお称えします。
そうすれば極楽浄土に連れて行って貰えるのです。
あなたはあなたの信仰に基づいたお勤めをすればいいですよ。
追記
分かりやすい本なので彼も読んでくれたら嬉しいです。
そこに書かれていることを日常生活の中で実践する事が仏道修行です。
悟りにまで達する為には山にこもる必要もあるでしょうが、現世でそこまで目指さなくても、より楽に生きる為に日常生活の中でできる仏道修行をお勧めします。
悟りに至るのは極楽浄土でのお楽しみにしましょう。
その為に南無阿弥陀仏と称える事も忘れずに。
質問者からのお礼
大法寺 ご住職様
この度は大変お忙しい中、貴重なお時間を割いていただき、大変あたたかい有難いご指導をいただきまして誠にありがとうございます。
心から嬉しく感動しております。
(”有難し”の数の入れ方が分からず、1になってしまい申し訳ございません!もっとたくさんの数にさせていただきたかったのですが。。。)
自分で自分の人生を振り返り、苦労をしただなんて申し上げられませんが、甘えてばかりの私に、ご住職様から「仏様は必ず見て下さっている」、と仰っていただけ本当に嬉しく涙が出ます。
自分の中に恩着せがましいところが多々あり、苦しいことは人のせいにしてしまいたい気持ちでいっぱいの私ですが、そのような自分の心も全て修行するためのものだと思い、このような私の心を導いてくださるお師匠様に巡り合える日がきますよう信じてまいります!
努力は必ず仏様が見ていて下さっていると信じて、精進いたします。
はい。ご教授いただきましたように、仏門に入るということも、いろいろな形があることをふまえて、自分の中で具体的になりましたら是非またご相談させてくださいませ。
あたたかくお心のこもったご回答、ご指導をいただきまして、本当に本当にありがとうございます。
お陰様で、一歩今日も前に進めそうです!
ご住職様もお身体くれぐれも大切になさってくださいませ。
大変お忙しい中、素晴らしいご教授をいただきまして本当にありがとうございました。
今後ともどうぞ宜しくお願い申し上げます。
ありがとうございます。
浄光寺 三浦康昭様
大変お忙しい中、ご親切なご親身なご回答をいただきまして誠にありがとうございます。
言葉足らずで申し訳ございませんでしたが、仰る通り、仏教を学びたければ今から始めるべきで、私もそう思っております。
ありがとうございます。
まだまだ読んだ本も少ないですし、仏教に関する経験も浅いですので、勉強しながら自分にあう教えに出会いたいと思っております。
人生の最後を安らかに迎えられるような老後の過ごし方をしたいと思い、この度投稿させていただきました。
けれども、仏門に入る、という意味を曖昧に考えてしまっており、老後ということに気を取られてしまっておりました。
仰る通り、老後になってからではなく、今この瞬間からが大事ですね。
死ぬ瞬間に微笑んでいられるような生き方をしたいと思っております。
そのように生きるために、仏教の教えが大変救いになると思っておりますので、少しずつですが、読経・写経も積み重ね、人生で良い変化をもたらしてきたいと思っております。
この度は、大変有難いご助言をいただきまして、誠にありがとうございました。
ご指導いただけまして大変有難く存じます。
またご質問させてくださいませ。
どうぞ宜しくお願い申し上げます。
ありがとうございます。
圓常寺 聖章副住職様
この度は大変お忙しい中、私の悩みに対してお優しいご教授をいただきまして誠にありがとうございます。
心よりお礼を申し上げます。
ご紹介いただきました本をインターネット上ですが少し中身を拝見することができました。
大変良いことが書いてあるようで、ご指導に従い是非読ませていただきたく存じます。
とても分かりやすく書かれているようですので、私でも理解できそうです!
本当に有難うございました。
今後ともご指導の程どうぞ宜しくお願い申し上げます。
これからは、寝る前に、南無阿弥陀仏と十回お称えさせていただきます。教えていただきありがとうございます。
また、先日ご親切なご指導をいただきました、大法寺の長谷雄蓮華ご住職様、浄光寺の三浦康昭様に改めてお礼を申し上げますとともに、(厚かましいとは存じますが)近況をご報告させていただきたく、お許しくださいませ。
まず、三浦様、再度のご回答及びご親切なご指導いただきまして誠にありがとうございました。
お礼が遅くなりましたこと、大変申し訳ございませんでした。
三浦様にそのように仰っていただけ、大変有難く嬉しかったです。笑顔になりました!
実は、悩みの質問の投稿文字数の制限のため、多くの部分を削除して一番大切な「老後に仏門に入ることができるか」のご質問をさせていただきました。
悩みの中身は、既に書いておりますが、同棲している男性との関係に関する悩みでした。
現在彼は仕事で出張のため3週間程家を空けており、そろそろこちらに帰ってくる予定です(ここ2週間くらい連絡を取り合っておらず、確実なことは分からないのですが・・・)。
そして、この3週間は一人で考える時間があり、自分の悩みの本質と向き合いたいと思い、こちらのサイトにお世話になりたいと思ったのでした。
表面的には、彼の同棲生活を解消して一人で新しく生活を始めるか、同棲生活をしたまま二人の関係性を見直して新しく生活を始めるかのどちらかで迷っております。
老後に仏門に入ることはできるでしょうか、との質問をさせていただきましたのは、本格的にお寺で修行を積ませていただくには、身一つでお寺にお世話にならなければいけないと思っていたからです。
じつは現在6か月の仔犬を2匹飼っており、その子たちの最期を看取ってからのこととなりますので、自分の現在の年齢を考えますと、老後になるだろうな、と思ったのです。
また、同棲解消を検討している彼ですが、彼の最期を看取りたい、という気持ちでお付き合いをしてきましたので、結婚するしないは別として、生涯を共にしたいと思っていたのです。
けれども、同棲を始めて彼の嘘や将来に対する考えの感覚の違いから、一緒に暮らすよりも別々に一人で生活した方がいいのではないか、と私が思うようになりました。
彼としては、私と一緒に暮らす方が家事もしなくて楽だし、という気持ちもあるのでしょうが、今の生活を続けたいと言っています(家賃は彼が払ってくれており、その他は全て折半で、家事はほぼ私が全てしている状況です)。
彼との将来がどうなるかには関わらず、私は2匹のわんこたちと一緒に生活しお世話するつもりです(私の方がわんこたちに力をもらっておりますが)。彼とも良い形でご縁が続けばいいと思っております・・・。
せっかく大好きな男性と一緒に住めるようになったのに、いろいろと不満や不安がどんどん出てきてしまい、嘘をつかれて傷ついたこと、彼が嘘をついても悪いと思っている気持ちが伝わらないことに対するもやもやした気持ち、信頼関係が築けない人との将来は考えられるのかという悩みなどで、本当に心が辛くなった時に、仏教(お釈迦さまの教え)そして、このサイトでご親切にご指導下さった大法寺ご住職様、三浦様、圓常寺副住職様はじめ、このサイトで悩みを相談されている方々に優しくも厳しいご助言を無償で行ってくださっておられるお坊様方により大変救われました。
本当にありがとうございます。
今も、同棲生活を継続するか、私が出ていって新しい生活を始めるか(新しい住居は確保できる見込みです)は迷っておりますが、彼の誠意、そして私の彼に対する想い、また私が将来目指すこと次第でもありますので、出張から帰ってきた彼と話し合って決めたいと思っております。
その間、三浦様にご教授いただきましたように、今から勉強することが大切だと思いまして、かねてからお参りをさせていただきたかったお寺に昨日お参りさせていただきました。帰ってきてから心がすごく軽くなった気持ちです!(同居を解消して新しい家を探すなら、このお寺の近くに住みたいと、不動産屋さんで物件を紹介していただいております。)
このサイトのお坊様方からのご回答を読ませていただき学びましたのは、どのような悩みがあれ、それを生み出しているのは煩悩であり、それは人間である限り全ての人が抱えているものなので、全てを受け入れ現状を改善する努力をするか、問題の人間関係や環境から離れ自分の人生を改善する努力をするか、自分自身で決めることが大切、ということでした。
生意気なことを申し上げておりましたり、お気を悪くしてしまう言葉遣い等ございましたら、誠に申し訳ございません。
それから、このことも書いておりませんでしたが、私は若い頃にあるお寺の副住職様と結婚させていただいていたことがあります。副住職様も住職様も坊守様も、本当に出来た方々で且つ素晴らし夫、義理の父母でいてくださったのですが、私が未熟だったばっかりに、お寺の生活が苦しく逃げるように離婚していただきました。
その経験を踏まえ、仏門に入る(お寺で修行するという意味で)ことは、全てを清算して身一つになり、また、もう戻るところがないという覚悟を持って臨むものだと思っており、現実的にその準備が整うのが老後になってからになるだとう、思ったのでした。
言葉になりませんが、そういう意味でも、お寺やお坊様方、仏教に大変お世話になり感謝しております。
自分の甘さ故、悩んでばかりですが、この度は悩んだからこそまたお坊様方からの有難いお教えをいただき、お導きをいただくことができました。
ありがとうございます。
今は、日々仕事(有難いことに在宅でできる翻訳のお仕事をさせていただいております)に精進し、犬たちをかわいがりながら世話をし、彼を迎えたいと思います。
質問では書けなかったことを聞いていただけ大変感謝しておりますが、大変大変長くなってしまい申し訳ございません。
最後まで読んでいただきましたこと、心よりお礼申し上げます。
本当にありがとうございます。
今後とも、あたたかいご教授をいただけましたら(私だけでなく質問者の皆様方にも)、大変有難く存じます。
けれども大変お忙しいことと存じますので、ご迷惑にならない範囲でお願い申し上げます<(_ _)>。勝手ばかりで申し訳ございません。
れぐれもお体を大切になさってくださいませ。
お救いくださいまして本当にありがとうございました。
心よりありがとうございます。
浄光寺 三浦康昭ご住職様
いろいろと失礼もありましたのに、いつもご親切であたたかいご回答及びご指導をいただきまして誠にありがとうございます。
大変大変お忙しいお時間を割いてくださり、親身になっていただけましたこと心より感謝申し上げます。
整骨院をされながら、新しいお寺をご建立され維持されておられるご住職様、本当に素晴らしいです。
副住職様の大吉君(良いお名前ですね)もすごいです!!
お時間やお身体がいくつあっても足りない毎日をお過ごしと存じますが、そのようなお忙しい中、この度も本当にありがとうございました。
三浦ご住職様が仰って下さるように、まず生活の糧を確保することが基本ですよね。
それを無理したら、周りに迷惑がかってしまう・・・。
そのことをきちんと踏まえて、次のステップを考えます!
本当にありがとうございます。
わんこたちは、保健所にいた姉妹の雑種犬です。
仰ってくださいますように、いつも癒されています^^。
確かに犬をお世話してくださる方がおられたら、私もお寺で修行ができるかもしれないのだなと思えるととても嬉しくなりました。
先ほど申しました昔の嫁ぎ先のお寺でも、私が拾ってきた仔犬を大切に一緒に育てくださいましたので、犬連れで許可してくださるお寺に今後巡り合えるかもしれないと希望を持ってもよろしでしょうか?
その犬は、離婚後私が引き取らせていただき、それから10年以上私のそばで私を支えてくれましたが、15歳になったばかりの2年前、私の腕の中で天国にいきました。
このわんちゃんには無理をさせてしまいとても申し訳のない気持ちがたくさんありますが、大好きでとてもとても愛していました。
そして、ずっとずっと何があっても私を愛し支えてくれた本当に素晴らしい存在でした。
大吉君副住職様は小柄で(笑)かわいくていらっしゃるでしょうね!
私も、三浦ご住職様の爪の垢を煎じて飲ませていただきながら、生き物を大切にしながら、修行の道と専門職をこつこつ磨いて生きていきたいと存じます!
いつも有難いご指導をいただきまして誠にありがとうございます。
心よりお礼申し上げます。