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この世は修行?

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はじめまして、よろしくお願いします。

折り返しの年齢になり、今までの人生を振り返ってみますと割と波乱万丈の人生だったかな?と思います。

そこで、お聞きしたいのですが。
私たちは生まれてくる場所や環境などを全部自分で決めて生まれてくるという考えは
本当なのでしょうか?


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お坊さんからの回答 2件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

行いは選べる

はじめまして。
真宗大谷派の釋理薫と申します。

仏教では、この世に「生」を受けることは非常に稀なことで尊いことだけれども、生まれる場所や環境は選べないと教えられています。

有名な『法句経(ダンマパダ)』に
「螺髪を結んでいる(バラモンの格好をしている)からバラモンなのではない。
氏姓によってバラモンなのでもない。
生れによってバラモンなのでもない。
真理と理法とをまもる人は、安楽である。かれこそ(真の)バラモンなのである。」

とあります。

バラモンとは聖者のことです。
生まれや背負ったものはひとりひとり千差万別ですが、その行いによってその人の人生が決まるというのが仏教だと教わってきました。

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平松理薫(釈理薫)
真宗大谷派(東本願寺)僧侶 東京品川 日夜山正徳寺 住職 主な活動...
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全てが自分を向上させるに丁度イイ

たとえば来世や次なる世があると願うと人間どうなりますでしょうか?
おそらく恵まれない人生ならば「次こそは…」と今、現在、現世ではなく、心の中で描かれた別のモノを生きようとするなど、現世がおろそかになると思います。
その事をいさめるために、今の目の前に本腰据えて生きるためにも、与えられた人生を全うすべし、という含みを込めて言われてきたのが、そういう説であろうと思います。
他をうらやんだって、しょうがない。
今の自分の真実を観ずして、どこに生きるべき道がありましょう。
大切なのは、自分がどんな苦境、不運にあっても、そこから幸せな方向、前に進んでいく事が大切です。波乱万丈であられたにせよ、それはそれであなたの恵まれた人生です。
私が最近感じている事は、不運、不幸、苦境というのは、最初から不運、不幸、苦境という訳ではありません。それらは人間的な「総合的最終判断」であって、どんな苦しい中にあっても、楽しい瞬間もありますでしょう?あなたも波乱万丈だった分、他人からの非難もあったかもしれません。それでも楽しいこともあったはずです。それでもまだ、人生は続いていきます。
ほかならぬ自分の人生を自分が生きる。
決められた人生などはありません。
自分がさらに道を切り開くことができます。この生にありながら生き方だけは選択できるのが人生です。

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有り難し
おきもち

質問者からのお礼

釋理薫さま
ご回答ありがとうございます。
私なりに何度もご回答を読み返してみたいと思います。

まず、生まれてきた事に感謝したいと思います。

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