亡き祖父の苦労と自分の情けなさ
六年前に祖父を亡くしました。昔は当たり前の事かもしれませんが、祖父は幼いころから奉公にだされ戦争も経験し、今の時代を生きる私にとっては考えられない程の苦労をしてきたと思います。それでも、辛い事を口にも出さず自分の事は後回しで生活していました。私には母がおらず、父も子育てをする方ではなかったので、祖父が色々と面倒をみてくれていました。それなのに、祖父の最期に祖母の面倒をみていた私は最後だけ一目みたいとわがままを言って叔母(祖父の実の娘)を怒らせてしまい、貴方のせいで最後みとれないと言われ怒った叔母はそのまま祖父の所に行く事もなく、数日ご亡くなりました。あんなに苦労した祖父の最後を私のわがままで台無しにしてしまいました。この六年間祖父のいままでの苦労を考えてきました。祖父はこれだけの苦労をして幸せだったのかと…そして最後まで。考えれば考えるほど、自分の後悔ばかりが襲ってきます。この六年で、子供も2人出来、きちんと家族の道を歩まなきゃなとも思っています。祖父の七回忌もすぎ、きちんとけじめをつけたいとも思っています。今の自分に出来る事、これからの自分に出来ることは他にも何かあるのではないかとご意見頂きたいと思っています。今の自分には祖父に謝ることと、想うことしかできません。
有り難し 15
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