幼児の葬儀参列の是非について
従兄弟の娘が亡くなりました。
もうすぐ2歳になる女の子でした。4歳のお兄ちゃんもいます。
明後日お葬式があるのですが、自分の息子たち(4歳男、3歳女)を参列させるべきか迷っています。
私の両親は無理に参列させなくてもいいのでは、と言っていますが、あまりに突然の死で、絶望の淵に立っているであろう当人達のことを考えると、子供達と一緒に悲しんであげたほうがいいのでは、と私は考えています。
これは私のエゴなのでしょうか?
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
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死は当たり前の事
死=悲しい事と決めつける必要はありません。その時に感じた事でいいのです。
お子様たちにも、死について知ってもらう事も一つだと思います。長時間参列しているのは飽きてしまうと思います。出入り口に近いところで、途中で抜けられるようにしてあげると親子で安心して参列できます。
生き物は生まれたら死ぬ。当たり前であるにもかかわらず、マイナスイメージを付け加え、隠そうとか見せないように、する必要は一切ないです。
死は最後の人間教育である
お月様さん、ご質問ありがとうございます。
葬式への小さいこの参列の是非ということですね。
ここにも以前書いたようですが、ある方が
死は最後の人間教育である
という言葉を残されました。
なくなった方の死を、小さいお子さんがどのように感じるかは、
しかとはわかりませんが、
いずれ人間には死がやってくる。
そのことは避けて通ることはできません。
亡くなった人の死を通して、
何かを感じ、伝えてくれることを期待しつつ、
一緒に参列されることを進めたいと思います。
是非、参列させてあげてください。
お月様、こんにちは。
従兄弟のお子様が亡くなられたのですね。お悔み申し上げます。
あなたのお子さんにとって、どのように死を受け止められるのか、年齢的にはわかりませんが、是非参列させてあげてください。死の受け止めは必ずしなければならない人間の体験です。
子供であっても子供なりに大人の雰囲気を察して、受け止めようとします。
私も葬儀で多くの子供たちの参列でのお別れに接してきましたが、悲しいことだと理解しているようです。
人の人生は死を学んで初めて生の有難さを学ぶといいます。それは私たち大人も同じです。
親の受け取り方はそのまま子供の受け止め方のモデルになるのです。
合掌
生老病死に直面する
生老病死に直面する機会は貴重なことだと思います。
私は、二人の息子がいますが、次男が生まれたときには、長男(当時小学1年生)にも立ち会わせました。(生まれた直後、へその緒がつながった状態のときに立ち会わせたのですが)
また、私の母(息子たちにとっては祖母)の死は、家族みんなで看取りました。
母の通夜のあと、別室で親族と話していたとき、ふと息子たちの姿が見えないことに気づき、探していたら、兄弟二人が母の枕元で、母の冷たくなった手をさすってみたり、頬や額に手を当てたりしていました。
そのとき、二人が何を考え、何を感じ取ったかは、未だに聞いていません。
しかし、きっと彼らは何かしら感じ取ってくれたことと思っています。
このたびは、お子さんと同じ年頃の方のお葬式であるとのことで、さぞお辛いこととは思いますが、ご家族ご親族皆さんで、「いのち」を感じていただく機会となりますよう念じております。
合掌
質問者からのお礼
有難うございます。
家族全員で死ぬこと、生きることついて深く考えたいと思います。