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どうしても治したい!

回答数回答 3
有り難し有り難し 26

私は、強迫性障害という病気を抱えています。
病気が悪化し、鬱にもなりました。
12年間の結婚生活、8年間の1人暮らしを経て現在は私の病を嫌がらず受け止めてくれる人と出会い再婚しましたが、夫は至って普通の生活を出来る人なので(あまり汚いとか気にしない人)なので自分が気になる事をしないか常に考えてしまい、されるとパニックになり、落ち込み、全てが嫌になる時があり、私が気になる事をしない様に時に夫に我慢させてしまう時もある為に、自分自身も苦しいのでどうしても病を克服したい。
強迫性障害は理解してくれている人が少ないのが現状。
それでも私は、夫の為に、やっと巡り会えた大切な人の為に病を治したい。
自分自身も気持ちの切り替えをする様に自分なりに頑張ってはいるが、普通の生活が出来る様になるのはなかなか難しい。
どうしたら病を克服出来るかよきアドバイスお願いします。


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お坊さんからの回答 3件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

どうぞ結論を急がずに…先延ばしにして下さい。

 「どうしても治したい!」…あなたのその強い思いがあれば、きっとあなたのご病気は快癒します!
 …と、申し上げたいのですが、あなたのその強い思いこそがあなたを苦しめる「因」なのだと思います。
 『善悪のふたつ、総じてもって存知せざるなり』とは「歎異抄」に書かれた親鸞聖人のお言葉です。 「何が善であり何が悪であるのか、そのどちらもわたしはまったく知らない」とおっしゃっています。
 善悪を判断しないということです。結論出さないということです。聖人が示されたのはそういう生き方です。
 「やっと巡り会えた大切な人の為に病を治したい」とおっしゃいますが、「やっと巡り会えた人と人生を共にしたい」ということのほうが大切ですよね。
 綺麗とか汚いとか、普通の生活とか普通でない生活とか、結論を出さない、出すにしても先延ばし…今は判断しない…そのように為されてはいかがでしょうか。
 大体 私達人間の判断なんて、自分の知識・経験だけからの しかも私情を思い切りはさんでのことですので当てにならないのです。間違いも多いのです。しかも、判断することによって、微笑みや寛容ではなく「怒り」が生じる場合があまりに多いのです。
 病気は治ればよいけれど、そうでないなら気長に付き合っていきましょうよ…病気もあなたの一部です。私がこの顔とこの身体で生きているように、自分で満足はしていなくてもこの顔・身体は紛れもなく自分自身だと感じています。変えられないし、逃げられません。
 だから自分で引き受けていきましょうよ…皆そうなんですから。
 そんなのイヤだ!とお感じになられたなら、それこそが御自身で判断した、決め付けた状態であり、苦悩の因です。
 『ま、いっか~』…あなたに心の平安をもたらす、この魔法の言葉を贈ります…。

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有り難し
おきもち

呼吸法を学ぼう。

こんにちは、紀子さん。
参考にして頂ければ有難いです。
精神の病には呼吸法が良いと思います。
現在精神科でも、腹式呼吸が治療法として取り入れられています。
(精神病と腹式呼吸で検索すると沢山あります)
実際には気功、ヨガ、坐禅など横隔膜を動かす呼吸法です。
何が自分に合うか調べてみてください。
個人的には坐禅と数息観を禅宗のお坊さんに指導して頂いたらと思います。
焦らずに先ずは、試してみて下さい。また、自分の病は自分で治すという気持ちも大切です。

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有り難し
おきもち

青年の自立支援(生活改善・病後の静養・引きこもり等)
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焦らずにゆっくり

 こんにちは。

 あなたの病気にきちんと理解してくださるパートナーと出会えたとのこと、この病気は周囲の理解が一番大切です。出会いに感謝です。よかったですね。ご主人に甘えて良いと思いますよ。

 焦って治そうとしても逆効果です。ゆっくりゆっくりです。お医者さんにもかかっていると思いますが、お医者さんを信じて、時間はかかりますが、少しずつ回復を目指しましょう。

 以前、強迫性障害の方に回答した事がありますので、こちらも参考にして下さい。
 http://hasunoha.jp/questions/6276

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有り難し
おきもち

・曹洞宗/静岡県/50代 平成27年鳳林寺住職。平成28年hasunoh...
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