人生の質と量
私より早く死なないでよ〜と歳上の方がよくおっしゃるテンプレートな言葉がありますよね。私を大切に想ってくれている言葉だと理解してありがたく思う反面、好きにさせろ!と思ってしまう自分がいます。
長く生きることが大切なことなんでしょうか?私は全力でやりたいことをやってすぐに死にたいと思ってしまうのですが...。
人生に悲観的なわけではないんです。私はおかしいのでしょうか。
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
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人生は長さじゃない 深さです 幅です
「人生は長さじゃない 深さです 幅です」
業界では有名な?金子大榮先生の言葉です。
何歳まで長く生きようが「まだ死にたくない、まだ死にたくない、もっと生きたい」と満足せず死んでいくのなら早死にかもしれません。
短命でも死を受け入れ、「いつお迎えが来てもいい」と満足のうちに人生を終えていくなら、それは死を超えた不死とも言えるでしょう。
「花びらは散っても花は散らない 形は滅びても人は死なぬ。」
同じく金子先生の言葉です。
さあ、全力でやりたいことをやって好きにいきてください。
長く生きるも、すぐに死ぬも思い通りにはいきません。
長く生きるには短すぎ、すぐに死ぬには長すぎるのも人生かもしれませんよ。
全力でやるために人生は長すぎるということはありません
全力でやりたいことをやる、という元気の良い言葉にうれしくなりました。
私はもう平均寿命の半分を過ぎていますが、全力でやりたいことに取り組むための入り口にようやくたどりついたばかり、という感想を持っています。
全力でやりたいことをやるには人生はどんなに長くても長すぎるということはない、というのが私の実感です。
超有名な浮世絵師の葛飾北斎の、また超有名な言葉があります。
浮世絵師(画工)として大成功し、88歳という当時では大変な長生きをして、その最後に「せめてもう10年、いや、あと5年でいい。あと5年生きることができたら、わたしは本物の画工になれるのだが」と悔しがったと伝えられています。
チャップリンは新聞記者に「あなたの最高傑作は?」と訊かれると必ず「それは次回作だ」と答えたそうですし、自分も被爆しながら長崎の被爆者救済に活動したゼノ・ゼブロフスキーさんは、自身が年を取ってヨボヨボの状態になっても活動をやめず、「死んでいる暇はない」というのが口癖だったそうです。
ぜひ、うんと長生きをして全力でやりたいことをやってください。
言葉はただの音に過ぎない
長生き=良いこと
というわけではないですよね。長生きするかどうかは人間が決めることはできないことです。体調管理をすることはできますが、死というのはさまざまな縁に触れて起こるのもである訳ですから、ささの様のおっしゃることもよく分かります。
ただ、そのテンプレートを言われたからといってあなたの問題にはならないのではないでしょうか。ただの音声に過ぎない言葉。耳の働きに学び、聞きっぱなし、音がやめば綺麗さっぱり消え去っています。つかむことすらできなくなっています。その言葉を相手にするということは、あなたの独り相撲になっているだけの話です。放っておいて大丈夫です^_^
人の一生は長い短いで善し悪しを決めるものではないということは間違えないでしょう。
やっぱり早く死なないでよ~
こんにちは、ささのさん。
おかしくはないですけど、浅はかですね!。
やっぱり早く死なないでよ~。と言いたいです!。
あなたは、自分の命をかけてもいい仕事は持っているのでしょうか。
持っていないのなら、そんなことを言うのは少し早いよ。
両親から頂いた命をどう使うかまず、考えてください。
それからの話ですよ!。