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仏教の本について

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私は、日本の仏教についてとても興味を持っています。
そして、仏教についてもっと、いろいろ知りたくなりました。
そこで、仏教についての分かりやすい本はありますか?
おすすめ本を教えてください。


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お坊さんからの回答 5件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

面授 和尚さんから直接授かろう

私も本が大好きで素敵な言葉や知識に出逢う事が出来ました。
ですが、本では救われませんでした。
仏教知識は集められても、生老病死の救いになったか?と言えばそれは違いました。
一番良いのは本よりも生きたお坊さんから直接お話を伺うことに勝るものはありません。
禅には「面授 めんじゅ」という言葉があります。
仏教の心は、直接それを会得した方から、直接、面と向かって授かるものです。
お釈迦様のお弟子さんたちも直接お釈迦さまから五感、六感を通して悟りの味わいを直接感じ取ったのです。
人間は目と耳だけで学んでいる訳ではありません。
鼻と口と体だけで学んでいる訳でもありません。
音楽を聴くと言っても、耳だけで聴いている訳ではないのだそうです。
音楽はプレイヤーの再生で耳だけで聴くよりも、プレイヤーでは再生されない周波数などもあるそうで、LIVE会場で直接生演奏で全身で聴いた方が感じることは多いものです。
身体全体で学ぶのが人間です。
禅の世界には法話ではなく、提唱というお釈迦さまがお弟子さんたちに直接悟りを体験させた文化がまだ残っています。
そういう席に参じて、自分の身心がどうなっているかどうかをならう事で、思考、考えのフィルターを介さない世界を感じ取ってみてください。
人間は四六時中、思量分別を働かせています。
そこから外れた心の状態を得ることが仏教の救いです。
それを会得すれば古来の仏弟子たちがそうであったように書物に頼る必要はなくなるのです。

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人を通じて知る

 こんにちは。連続して書き込みになりごめんなさい。ちょっと違う視点の話ですが、「分かりやすい」という現象って、どんなことか?考えてみました。現代は何にせよ「分かりやすく・きちんとした説明」が求められますよね。「ナントカ法制を説明して、国民の理解を得る」とか、「世界で一番分かりやすく説明した本!!」とか。でも「誰にとっても分かりやすい」本なんてあるわけがない。総理大臣が火事のたとえ話をして、却って批判を浴びて炎上してしまった…とか、ありましたよね。お爺ちゃんでも赤ちゃんでも理解できる説明なんて、ありっこない。
 なので恐らく、貴方ご自身が「仏教とはこれだ」をつかみ取るぞ、というつもりで世の中を見るのが一番だと思います。仏教とは「どこかのページに書いてある」ことではなく、「どこからでも読み取る」ことを目指す方が、たぶん近道です。
 そうして貴方にとって「分かりやすいであろう」糸口は…このhasunohaだと思います。お気づきでしょうけれど、10代や20代の方の質問、結構ありますよね。(中にはオ・ト・ナなのもありますけれど)。その答えをたくさん読んでいくと、共通のパターンというか、基本の考え方が見えてくるはずです。いずれにせよ架空の例え話でもなく、両者が真剣にやりとりしている場。その中から、あなたなりの解釈・仮設を立てるといいと思います。「お坊さんって、結局いつもこう言ってるな」と。それが、「今の貴方にとっての分かりやすい(理解できた)仏教」ということです。もちろん今後アップデートして良いものです。いろんな経験を積む中で、「ああ、こういう事もあるんだ」というのを書き換えていけば良いわけです。
 余談ですが、僕が若い頃、お坊さんの発言といえば、お経か説教か学問でした。こんな場は身近になかった。だから、今の皆さんがとてもうらやましいです。

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一般大学(一般的でもないが…)から大正大学の史学コースへ。そののちお寺。坊...
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マンガ・入門書いろいろ見てみましょう!

浄土真宗としてのおススメは、
「13歳からの仏教~一番わかりやすい浄土真宗入門~」
https://hongwanji-shuppan.com/item/detail.html?icd=978-4-89416-489-5
でしょうかね。

手塚治虫の「ブッダ」、本来の仏伝とはかなり異なり手塚先生独自の創作部分も多いですが、仏教入門として十分な内容ですのでこれもおススメ。

そうそう、TV「ぶっちゃけ寺」に出ている、露の団姫さんの「プロの尼さん」には、あゆみさんと同じ十代の時の仏教との出会いが、面白く書いてありますヨ!

あゆみさん自身が興味ある宗派で探しても、入門書は必ず出ています。

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石川県金沢市内の城北地区鳴和町で浄土真宗本願寺派のお寺をお預かりしておりま...
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ご自分の知りたいことをまず絞ってみましょう

仏教といっても様々です。
歴史的なこと、宗派によっての違い、教えについて、学者の立場から、昔の難しい書物、経典を解説したもの等など。

ご自分虚興味のあるところに的を絞って、曹洞宗なら曹洞宗について、禅についてなら禅についてなど、インターネットなどで検索すると様々でてきます。

一般的なものは図書館などにありますので、入門編はそんなところで実際に読んでみて気に入った方向で探されるといいかと思います。

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禅宗 曹洞宗 僧侶。神奈川県西部円通寺副住職。 悩みを吐き出す事で、ちょ...
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仏教は幸せの教え

あゆみ様初めまして。初心者という前提でしたら、毎日をハッピーにする90の方法がおすすめです。

分かりやすく読みやすい本ですよ。

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小黒澤 和常
大本山總持寺安居ののち、松岩寺副住職となる。テレビ朝日系お坊さんバラエティ...
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「仏教全般」問答一覧

良い人・優しい人が損する理由

YouTubeのオススメに「良い人・優しい人が損する理由はこれです」みたいな動画があったので、とりあえず観てみました。その動画には「ブッダの教え」というサブタイトルが付けられていました。 優しさと思いやりが、いいように利用され苦しむ主人公の話でした。 その後、主人公が見つけた答えは、 ①「自己尊重と他者への尊重のバランス(自分自身と他人の間に健全な境界線を引く)」 ②「自分の気持ちや考えを尊重してもらえない関係は健康的ではないと理解しそのような関係とは距離を置く」 ③「支援や協力が真に価値を持つ場合にのみそれらを提供するようにする」 というものでした。 私にはとても良い話に感じましたが「我を無くす」から遠のいてるようにも見えて、この話をどこまで鵜呑みにしていいのか迷っています。 「ブッダの教え」とありますが、この動画に出てくる登場人物名や逸話をネットで検索してもそれらしいソースが見つかりませんでした。 (生きにくさを抱えた現代人向けの創作?) ここでお坊様方にお聞きしたいのは①②③は仏教的に見て、実行しても大丈夫な内容でしょうか。 またお坊様方の考えなどもお聞かせ頂けたらと思います。 よろしくお願いします。 補足です。 私は優しさ・善良さとは程遠い人間ですが、周りではよく聞く話だったので、このテーマに関心がありました。

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温かい気持ちになるお坊さん説法まとめ