怒りの抑え方について
いつも勉強させてもらっています。
私は短気な性格で、車の運転などで迷惑な運転をする人がいたらイラッとし、相手を睨んだりして怒りを表出してしまい、後からいつも後悔してしまいます。
その時はとても酷い表情をしているだろうし、私のしていることは最低な行為だと思います。
感情の抑制できる人になろう、と毎回反省するのですがなかなか直りません。
どのようにしたら怒りを表出せず、感情の抑制が出来るようになるのでしょうか。
このまま性格を改めることが出来なければ、いつかトラブルを起こすだろうと懸念もあります。本当に努力して自分を変えたいです。
お手数ですがアドバイス宜しくお願い致します。
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
怒りを無くすのではなく原因を無くせばよいのです
怒りの9割を以下の方法で克服したんたん短気だった、現在、淡々(たんたん)丹下ともうします。以前は風もないのにイライラでしたが、風があってもイライラで、風の正体とは自分の思いであり、脳内情報であり、その情報という風に振り回されなければ怒りは生じなくなることを悟って以来、坦々、淡々とした生活を手に入れております。
この心をマスターすれば、担々麺のひき肉が下に沈んじゃってレンゲですくえなくてもイライラしなくなれます。(つーか、そこで怒るんかい)
それでは、その方法の一部を伝授しませう。
携帯・スマホ・TVにも設定機能があります。
マナーモードON OFF など。
今からあなたの中の、世の中に対する設定をいくつかオフにしてみましょう。
それは、期待OFF 過剰な求めOFF 相手に自分のルール・正義をおしつけることOFFです。
いわゆる期待、求め、マイルールですが、これが多い人ほど腹を立てる機会が多いのです。
何故でしょうか。
それはこの世の全ての設定が、およそ大前提として、自分の思い通りにはならないように設定されているからです。
他人様も、家族も、物事も出来事も。
単純なようでも、ここを見落とされてしまっているだけなのです。
怒りを克服できない方々がここをしっかり熟知されますと、物事に対して自分の思い通りに鳴って欲しという気持ちが無くなります。
だから当然怒りが出てこなくなるのです。
今から、期待OFF,求めOFF、マイルールの押しつけをOFFにして生活してみてください。
「この世は無我※なんだ」と悟れます。
(^<^)今日も一日良い日でありますように。(._.)いや、今日も一日、自分の思い通りにならなくてもへっちゃらになれますように(^。^)御祈念申し上げます。
※無我…自分の願いや思いとはまるで無縁、無関係に一切が存在している事。物事それ自体にはこちら側の、人間的な自我の見解がなにも付着していないさま。
一呼吸おいてしゃべる、別のことを考える
怒りを制御するには、瞑想や念仏をとなえる等が有効です。
要は、何かに心を集中させているときは、怒りがおとなしくなってくれるのです。
また、念仏などのように、私は仏様に救われる、とハッピーな気分になれる修行もおおらかな性格にしてくれます。
ただ、車の運転中にむかつく場面に出合うなど、突発的に怒りがでたときに、すぐに怒りを制御するのは難しいですよね。
自分で自分が怒っていることに気付けば、たいがいの怒りは冷めますが、
自分が怒っていると考える間もなく、言葉や表情に出してしまいますからね。
正直、地道な訓練しかありません。
まずは、一呼吸おいてからしゃべるのがよいです。
また、怒ったあとは、怒りを長引かせないように、鼻歌を唄ったり、笑顔をつくったり、
瞑想や念仏をしたり、とにかく別のことを考えて気分を入れかえるのがよいです。
怒りの元になった出来事について脳内リピートしたら、怒りもリピートしてしまいます。
怒れば怒るほど怒り癖がつくと、自分に言い聞かせるのもよいでしょう。
あとは、怒りの反対の慈悲の感情を育てる(普段から他人をかわいい存在だと思う、実際に他人のために何かしてあげる、)のもよいでしょう。
また、体調が悪いとムカムカするので、体調管理も大事ですね。
私も、もっと上手く怒りを制御したいです。
一緒に頑張りましょう。(地道な努力で。)
イラッ→フッ→ホッ→ハァ
車の運転をしている時は性格が変わる。私は、「それも分かるなぁ」と思います。何せ危険が近いんですもの。迫っている危険に気づかない人が多いんですもの。
もしも「私の行きたい気持ちを邪魔して!もう!」と怒っているパターンが多いのであれば、「私もね」と付け加えるといいでしょう。
或いは「みんなの迷惑だ!あぶない!周りの気持ちを乱す!」と怒っているパターンであれば、事故を未然に防ぎたいという気持ちの表れなのかも知れません。あなたが迷惑だと感じたら、睨んでもいいと思いますよ実際。そして次にわき上がってくるであろう「悲しみ」を察知したら、「フッ」と悲しそうな表情になり、事故にならなかったことに気づいたら「ホッ」と安心して、「ハァ」と緊張から解放される。恐らく、そのくらいのプロセスは自然と経ているのではないかと思います。
先ほども書きましたが、身に迫る危険があった時には、当然ながら身を守らなければなりません。それは生きる為の知恵であり、あなたが今までの人生で学習してきたことだと思います。ですから、「怒りそのものを抑える」という志向は、あまりお勧めできません。「蚊が耳の側を飛んで羽音がしても我慢する」みたいな事だからです。
まとめます。
①あなたが感じる「危険」は、客観的に見ても危険なのか?それともあなたが過敏なだけのか?は、お友達などに同乗して貰うと分かるかも知れません。また運転が上手になると、他人を予想した運転ができるようになっていくと思います。
②イラッと来たら、「あたし、イラッときてる!」と気づく事です。身体の防衛反応で起きていることですので、止めるよりも客観視することを狙った方がいいと思います。よく、ドラマで「今日はイライラしてるね?」「うるさいわね、キー!」みたいな会話がありますが、早めに自分で突っ込みを入れてしまえば、まず「突っ込みを入れるだけの余裕がある」ということですし、他人から言われても、「そうなのよね、今日は」とか(比較的)落ち着いて返せるはずです。「夢を見ている時に、”これは夢だ、だから目覚めて終わりにしよう”と気づく事がある」と言われますが、きっとこれと同じです。
③見通しですが、あなたはできるようになると思います。「毎回反省する」つまり、怒りが発生していることを感じ取れているのですから。(時々、それができない人だっているのですよ)。
怒りの感情がでてきた自分を見つめる
自分の様子を観察することが大切です。言葉や行為があり、それが音や感覚としてからだが受け取ります。その後、あなたの心が影響され、思いがでてきます。
そこでその思いをじっくり静かに観察してください。声を出してはダメです。取り扱いもせずそのままにしておくと、その思いは消えていきます。消そうとしてもダメです。
そうした冷静さが、ご自分を知ることになり、感情もコントロールできると思います。
質問者からのお礼
ご回答下さった皆様、貴重なご意見ありがとうございます。
願誉浄史様、別の事を考える、怒りを長引かせないことは大事ですよね。また、確かに怒ると怒りの出来事に反応する癖がつくような気がします。怒りに反応しないように毎日唱え、怒らない癖をつけたいと思います。瞑想することで落ち着いた性質になれるかもしれないので、これも実行してみたいと思います。
邦元様、自分の様子を観察することが大切なんですね。そして、消そうとせずそのままにするんですね、なんだか仏様のようです。私に出来るのかな。冷静に自分を客観視できるように頑張ってみます。
佐藤良文様、それが事故になりそうな状況ではないです。私の神経が過敏なんだと思います。怒りを表出した後は最低な事をしたと後悔して体調も悪くし全く良い事がないので、自分を客観視し抑える努力をします。ボーッとしてみます。
丹下様、おっしゃる通り私の我が強いんです。期待OFF、過剰な求めOFF、自分の正義・ルールOFF設定をし、穏やかな性格を手に入れた丹下様は本当に素晴らしいと思います。簡単ではないです。私も設定OFF機能を実行し、相手や物事が思い通りにならなくてもへっちゃらな性格が身に着くように努力します。