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無知について

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仏教の教えの貪瞋癡の癡についておしえてください。
貪は欲で、瞋が怒り、欲と怒りは仏教を知らない人が聞いても意味がわかると思いますが、癡の無知がよくわかりません。仏教の無知とはどう言う意味ですか。


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お坊さんからの回答 5件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

無知とは、真実を真実のまま認めない心では

正確なことは分かりませんが、真実を認めず、自我によって見ている思いの世界を真として生活している、愚かな心ではないでしょうか。

普段、生活している中で良くあることは、Aさんが私に対して「〇〇してはだめですよ」と言ったのを取り上げ、

・私は、Aさんに怒られた。→きっとAさんは私のことが嫌いだ。→Aさんは私に対して恨みを持っているはずだ。

こうした思考を持つことは全て妄想であり、無知のあらわれではないでしょうか。

真実はAさんが「〇〇してはだめですよ」と言った。それだけが事実。そこに良い悪いも付け加えず、そのまんまを聞くことです。怒られたなんてこともありませんよね。音がそのまま耳に入ってきているだけ。それが事実です。

思いに騙されそれが真だと信じ、苦しむ姿は愚かで無知なのではないでしょうか。

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禅宗 曹洞宗 僧侶。神奈川県西部円通寺住職。小学校教師。 悩みを吐き出す事で、ちょっと楽になれます。悩みの根本に気づき、明るく爽やかに生きていきたいですよね。 私自身、禅との出会いにより救われた一人です。皆様に少しでもお伝え出来たらと思います。 人は自分の都合を立てて物事に向き合うところがあります。私の回答も期待していたものと違うことがあるかもしれません。その時に素直に聞けるか、回答の内容を否定的に聞くかで救われるかどうかが変わります。疑問は出てくると思います。その時はご相談ください。
ご相談時間は不定期なので、いくつかご都合を教えてください。 ◆小学校教員もしています。子供、家族、ご自身のことお話をお聞きします。 ◆禅のおかげで私も救われました。禅の教えを基に「思い通りにしたい」という自分の都合や価値観から生まれた思い込みをほぐしていくお手伝いをします。 ◆仏教は人生を豊かにしてくれることを感じてくだされば嬉しく思います。

迷いの根本です

欲望と憎悪は確かに分かりやすいです。いつもこれらに支配されていることが見えやすいからですね。おっしゃるとおりです。

これにつき、思い出すのが恩師の一人のたとえ話です。お子さんたちがまだお小さかった頃、山口の秋芳洞を訪ねた。つねに暗闇のなかにいる魚は目が退化し無くなってしまっていた。根本的な愚かさはいつも私たちを覆っているので、それを感受する力が私たちに乏しいのですね。

いくつか参考になりそうなものを挙げてみます。
1.スマナサーラ長老の無明に関するお話し。
http://www.j-theravada.net/qa/gimon71.html

2.ウィキペディアの「無明」の項
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%84%A1%E6%98%8E
これは大乗(中観)では、空性を理解していないことということになりますう。

要は智慧の反対語ですから、智慧が成仏に至らせるのと逆に、輪廻の理由となる真理に対する根本的な無知ということではないですか。

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私はお坊さんといっても、ひと様に何か答えらしいものを提示できるような立派な者ではありません。むしろその逆で、しょっちゅう周りの方々にお尋ねして、教えてもらって生きています。質問について考え、答えようと悩むことで私自身が学び、僧侶として少しでも成長していけたら、と思っています。 youtube法話を始めました。私の名前ですぐ見つけていただきます。
本堂までWi-Fiの電波が届かないので、お内仏(家のお仏壇)のお部屋でお話します。

「貪は欲で、瞋が怒り」並みに一言でいうなら「自己中」で良いかなと思います。本当は「自己」と言いたい所ですけど、そういう言い方を誤解なく伝えるには長くなるので。

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曹洞宗副住職。タイ系上座部仏教短期出家(捨戒済み)。仮面系お坊さんYouTuber「仏教・お寺ch 大慈」。 【現代日本仏教最大の課題のひとつはコミュニケーション不足】をミッションに10年以上、インターネット上で情報発信をしています。 YouTubeでは仏教の教えや読経だけでなく、お寺の真相やお坊さんの生活が分かる動画を配信しています。(リンクは↓のURL)

苦悩の原因になる「愚かさ」全般

まず、仏教が、悩み苦しみを無くしたり制御したりするための教えだと理解してください。
そうすると、無知(愚かさ)というのが、
「悩み苦しみを無くしたり制御したりするのを邪魔する」愚かさ全般だと考えられます。

たとえば、怠けや不注意、うろたえ・混乱、プライド、
また、苦・無常・無我を理解せずに心身を実体的にとらえてしまうこと、
変化する物を変化していないと勘違いしてしまうこと、
何かの情報を最初から決めつけて疑ったり盲信したりすること、
無意味な迷信やしきたりに執着すること、
さらには、私が私として生きることへの執着、存在への執着まで。
自分で自分の悩み苦しみを増やすことになる考え方(愚かさ)全般が、痴なのです。
それは、生命が生まれながらに持っている「勘違い」です。
痴(無知)という勘違いは、障子に映る木の影を幽霊と勘違いしているようなもので、
悟って、「なんだ、木だったのか」と真理に気付いたら、
痴は消えて、二度と幽霊に見えなくなるのです。
勘違いの夢から目覚めたことを「悟った」と言います。

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がんよじょうし。浄土宗教師。「○誉」は浄土宗の戒名に特有の「誉号」です。四十代男。 仏教は、悩み苦しみを制御したり消したりするための教えです。まだまだ未熟者の凡夫ですがよろしくお願いします。

愚癡 ぐち

愚癡=無智=愚かさ です。
愚癡とは智慧がなく正しく判断できない様を言います。
『貪』と『瞋』を含む全ての煩悩の原因がこの『癡』だと言われます。

私たちには、知恵はありますが智慧がありません。
それこそが苦しみ悩む大きな原因なのです。

知恵=人間の知識や思考
智慧=仏様の知識や思考
を表します。

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始めまして、釈心誓と申します。 浄土真宗本願寺派の僧侶です。 若輩浅学の身でありますが、多くの方のお支えの中で日々精進しております。 仏教には、「私が知らないことを仏様から聞かせて頂く」という大切な側面があります。 聞かせて頂くのは、仏様の智慧であります。 今まで仏様のご縁が遠いと感じておられた方が、少しでも仏法に触れるご縁になれば幸いです。

質問者からのお礼

ありがとうございました。勉強になります。

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