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焼香の仕方

回答数回答 7
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お盆が近づいて今度法事にいくのですが、焼香の仕方はルールがありますか?
ほかの人のを見ていると、指でつまんで顔に近づけて元に戻すというのを2,3回繰り返しているのでそのまねをしているだけですが。

意味とか由来とかなるほどね~みたいなわかりやすいお話もあれば一緒に教えてください


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お坊さんからの回答 7件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

香は仏様へのお供え。香りを通して、浄土に思いを馳せる。

お焼香(お線香もそうですが)。。。香は、仏様への香りのお供えです。香りを通して、浄土に思いを馳せる意味があります。ですから、落ち着いた気持ちでお供えさせていただけるよう、出来るだけ よい香りのものにしましょう◎

作法は、宗旨により 様々です。
せっかくの 仏縁ですから、正しい作法で行っていただきたいものですが、一般的な冠婚葬祭の本などに載っているものは、正しいとは言えません。お寺様に聞かれるのが一番ですね。

私は、浄土真宗本願寺派ですので、お焼香は、つまんで 額に おしいただかず、1回焼香です。お線香は、立てずに 静かに寝かせるのが、作法です。法要の際には、必ず 参拝者に説明をしています。

この機会に、ご自分のお寺様に、正しい意味や作法を尋ねられて、尊いご縁にしていただければなと思います(*^^*)

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おきもち

はじめまして(*^^*) 中田みえです。 教善寺 住職として、母親として...
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各宗派それぞれ

wowさん

お焼香の作法ですが、各宗派で回数など異なりますので、wowさんご自身、またはご実家の宗派をお知らせ頂ければ、hasunohaには各宗派の僧侶がいますので指導を頂けると思います。

前の人の作法をマネしても、それが正しいとは限りません。法事の時などに見ていると、前の人が加えた自己流の作法が、後の人にだんだん伝染していってます。

行った寺の宗派の作法に合わせる、という方法もありますが、私はそれぞれの方、またはその方のご実家の宗派で行うべきだと思います。

ちなみに浄土真宗各派では、つまんだ抹香を上に向けたり額の近くに上げず、そのまま火種の上に落とします。
真宗には10の派がありますが、本願寺派では1回、大谷派では2回、私の属する高田派では3回。他の7派では…すみません、存じ上げません。

さて、豆知識。
焼香は「撮(さつ)」という数え方をします。
私は初めて知った時、「撮影」などで使われる文字ですので意外に思ったのですが、辞書で調べると「ごく少量をつまみとる」という意味でした。
「撮影」も、「光景を一瞬つまみとる」ということなんでしょうね。

http://753an.blog.so-net.ne.jp/2010-06-19

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おきもち

浦上 哲也
横浜市神奈川区で、新しく小さなお寺を営んでいます。 仏教の教え・浄土真宗...
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回数の意味よりも、香に込められた意味や願いを。。。

WOWさま。

焼香といいますと、どうしても回数に注目がいきがちですが、
香にまつわるものとしては焼香の他に、体に塗る塗香(ずこう)もあります。
また今はお金にかわることの多い香典も、もとは香を供える意味からきています。
(たしか本願寺派のお坊さんの作法として他寺への弔問時、線香を香典として供える習慣があったと思います)

香を供える回数だけではなく、香を焼くことで立ち上る煙に意味や願いを込めている宗派もあります。(六波羅蜜 焼香で検索されるといろいろ出てくると思います)

私は真宗の僧侶ですが、回数に執着しようがしまいが、如来の光や慈悲は変わらないという立場を取りたいです。大谷派、本願寺派、高田派、他派でも回数が統一されていないのが現状です。

誰かがするから真似するというのではなく、「ご自身が信じる宗旨の作法だからこのやり方を行う。」あるいは「故人の信じていたことを大事にしたいので弔問時は故人の作法に準じる。そのことで自分の信仰が揺らぐことはない」というどちらかの立場で焼香を行っていただけると嬉しいです。

この質問を通して、WOW様がよりよき宗教との付き合い方ができますことお念じ申し上げます。

※ 以下補足です。
余談ですが、私の住む地域の仲間のお坊さんはマイ香入れ(香合)を用意して焼香します。会場備え付けの香で焼香するのが当たり前ではないことも留意くださいませ。

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おきもち

自分のことはあまり好きじゃない。 でも、だから、せめて自分だけは 自分...
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あくまで宗教者側のルールです

宗派によって、さまざまな決まりがありますが、それはあくまでも宗教者側の話でして、参列される方は、様々な宗旨な訳ですからさほど気にしなくて良いと思います。
ちなみに私の属する真言宗では、参列する側の方へは回数の決まりを作っておりません。

ただ、日本人は昔から割り切れないという事で奇数を縁起が良い、おめでたい数としておりましたので(祝日などは元々全て奇数の日ですし、節句の日なども奇数ですね)、奇数回数(1回、あるいは3回)、お焼香すれば問題ないと思います。宗派によって偶数をすすめているところもありますが、前述のようにあくまで僧侶側の話です。

お焼香の後、手を合わせて、祈願したり、故人へお話をすることと思いますが、一般の方にとって一番大切なのはその部分ですので。

また、敢えてアドバイスするならば、お線香もお焼香も仏さまのお食事ですので、なるべく良い香りのものを求めてください、でしょうか…

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おきもち

住職のかたわら、大道芸人PRINCOちゃんとして幼稚園保育園など各種施設、...
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僕流の説明ですが、

インドは清潔では無いので、悪臭がします。
お香は、その悪臭を破るところから、清浄(しょうじょう:清くてけがれのないこと)を表します。
だから、身や心、その場の空間を清めてお参りをするという意味が込められたのでしょう。

それを僕は、堅い説明が嫌いなので、
「お焼香は、良い香りをすっと嗅いで、嫌なことを忘れて気持ちよくお参りするためのものです。」
と説明しています。

やり方は、各宗派それぞれですが、
やり方よりも、そのやり方に込められた意味が大切です。

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おきもち

45歳 独身 銭湯通い 浄土真宗の僧侶だけど、「中観派です」って言って...
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曹洞宗は2回です。

曹洞宗では1回目は気持ちを込めて念じて、
2回目はその気持ちに蓋をするという感じで
そのまま焼香します。
そのやり方は宗派、地域性、色々ありますが、形より気持ちです。
その思いを供養する人に伝えるように、伝わるように
してあげるのが一番と思います。

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おきもち

50代、妻と娘2人。 若い頃はタイやインドなどアジアを中心に10年程旅行...
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焼香供養

wow様

川口英俊でございます。問いへの拙生のお答えとなります。

http://ja.wikipedia.org/wiki/供養

供養とは、「仏、菩薩、諸天などに香・華・燈明・飲食などの供物を真心から捧げること」とありますように、良い香りを供養することもその一つとなります。焼香や線香の良い香りにて、五感の中での嗅覚を満たさせて頂いて安楽にお過ごし頂くということとなります。ご先祖様に焼香や線香をご供養するのもそのためとお考え頂けましたらと存じます。安楽にお過ごし頂くということを考えますと、私たちにおけるアロマテラピー効果と似ていると言えるのではないかと存じます。

焼香の回数につきましては、下記サイトの内容が参考になるのではないかと存じます。

お葬式のマナーや葬儀の準備に役立つ情報サイト
お葬式・葬儀の基礎知識home>お焼香の回数は?
http://manner.sougi-support.net/incense.html

天台宗 1回または3回(特にこだわらない)
真言宗 3回
臨済宗 1回
曹洞宗 2回(1回目は額におしいただき、2回目はいただかずに焼香する)
浄土宗 特にこだわらない
浄土真宗 本願寺派 1回(額におしいただかずに)
真宗 大谷派 2回(額におしいただかずに)
日蓮宗 1回または3回
日蓮正宗 3回

※「顔に近づけて」・・「額におしいただくこと」と同意とお考え下さいませ。

・・

「仏、菩薩、諸天などに香・華・燈明・飲食などの供物を真心から捧げること」の本来的趣旨からは、衆生をお導き賜る、仏・菩薩・諸天など尊格への一回だけでも十分に良いのではないかとは存じますが、あとは随意にて捧げ奉ることが大切と考えております。

拙生は、仏、菩薩、諸天など尊格へと一回、その教えである仏法を護る先師たち・僧侶集団・サンガへと一回、仏法を及ぼすべくである一切衆生へと一回の計三回と心掛けております。お線香もそのようにして三本を御供えすることが多くございます。

とは言え、あまり回数や本数には拘らずにご供養致す対象へと向けて「供物を真心から捧げること」が最も大切であるのではないかと存じております。

川口英俊 合掌

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おきもち

Eishun Kawaguchi
最新の仏教論考はこちらでご覧頂くことができますが、公開、非公開は随時に判断...
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「法事・法要・49日」問答一覧

菩提寺不明、法事を忘れた!

見つけてくださってありがとうございます。お恥ずかしい話です。 祖父の命日も三回忌もすっかり忘れてしまいました。そして、菩提寺不明、故人と私は違う宗派な状態ですが、宗派が違うお寺さんに拝んでもらってもいいのでしょうか。 私は、臨済宗妙心寺派の宗派です。 私の父方の祖父(故人)は、私と同居しておらず、おじ夫婦と一緒に暮らしていました。元々おじ夫婦は、私と同じ宗派だったのですが、おじが仏教系の新興宗教に入りました。祖父はわけもわからないまま、その新興宗教に入っています。 おじの新興宗教入会(?)がきっかけで、おじと他の兄弟で分裂し、音信不通です。 時間がたつにつれ、私の父は故人に、兄弟達は病気に、で、動けるのが私だけとなりました。 おじは新興宗教(先祖供養を大切にしている、とネットに書いてありました)に一生懸命な人なので、もしかすると、法事をしたのかもしれません。宗派によってはしないのかもしれません。しかし、歴代の同じ宗派の先祖の法事をやらなかったことを考えると、祖父も…と考えてしまいます。 三回忌も命日も忘れ、どうしようと悩んでいます。 三回忌に間に合っていないのに法事をしてもいいのでしょうか。 位牌もなにもない、菩提寺もわからないですし、宗派が違うのですが、お寺さんにお願いしてもよいのでしょうか。 唯一わかるのは、お墓です。 よろしくお願いします。

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亡き父の年忌法要をあげたくありません

年少のときに母が精神疾患を発病。 父は、大して面倒も診ずに放置。 母は医師の力でなんとか病気がおさまりました。 しかし私が小学生の時に再発。 その後20年間父は、精神疾患を抱えた母を自宅に放置しながら、 自分の給料をギャンブルと風俗につぎ込み、家にはお金を入れない状態が続きました。 私が成人したあと精神疾患について調べ上げ、入院と適切な治療が不可欠と判断し、きちんと面倒を見てくださる病院に入院。先生方のご尽力もあり、母は快方に向かいました。 その後、平穏な暮らしが戻りましたが、数年後に母は末期癌を発病。 母が他界するまで、積極的に治療にかかわろうとはしませんでした。 父は母の遺産をギャンブルで使い果たしました。 そんな父も数年前に他界。 家族を苦しめ続けた父を供養する気持ちなど、まったくありません。 墓石に戒名を刻みましたが、消したいくらいです。 骨も適当に海洋散骨したい気分です。 そんな父ですから、親戚の墓参はまるでありません。 墓は父方の墓です。母も入っています。 父方の先祖はあったこともありません。 相談です。 父の供養をしたくありません。父の先祖なんで知ったことではありません。 寺から知らない先祖の50回忌あげさせられて、怒り心頭です。 なぜ、知らない先祖の供養のために高い金払わされて、会社休んで読経聞かなければならないのか。 父方の先祖代々の墓を適当に処分して、愛する母だけきちんと年忌法要したいのです。 お知恵を拝借ください。

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僧侶として人として

父兄は曹洞宗の住職、副住職の僧侶です。 寺族である母が亡くなりました。 その後四十九日、秋春のお彼岸、一周忌、新盆。 何も連絡がありません。 伯母や従姉妹達にも連絡はありません。 亡き母の誕生日に孫達が実家に集まる事も拒否されました。 理由を教えてくれる事もありません。 こちらからの連絡は直接してはならず弁護士を通すように伝えらています。 法要とは故人を偲び、残された遺族が悲しみをのり越えて生きていくために、心の折り合いをつける大切な仏教行事であると思っています。 その機会を尊敬していた僧侶である父兄に一方的に奪われて 驚きと理不尽さと不安で心がいっぱいです。 今年は三回忌になります。 たぶん連絡は来ないでしょう。 お寺で産まれ、一生をお寺の為に尽力した母があまりにも可哀想で不憫でなりません。 今後、僧侶として檀信徒の方々に何を布教していくのでしょうか。 僧侶も人間です。 間違いも犯すでしょう。 保身に走りたくなる気持ちも分かります。 でも、逃げずに向き合う時は必要です。 やってない。俺じゃない。知らない。覚えていない。分からない。 と逃げ回っていても誰も解決などしてくれません。 誤魔化し、嘘をつき、欺くことをやめて 自分の立場を自覚して誠心誠意、他者に対して心を尽くす事を 人して僧侶として今生を生きて欲しいと思っていますが、 無理な願いでしょうか。

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亡くなった母についての質問です

いつも参考になる回答ありがとうございます。 母が亡くなってから、明日で四十九日となります。四十九日に関して気になったことを質問をさせていただきます。 五七日の翌日、祖母の下へ母が来たそうなのですが、その時母が「私何か悪い事したかな」と言っていたそうです。 調べてみたところ、五七日は生まれ変わり先が決まる日だと書いてあったので、自分は勝手に「生まれ変わり先が、母にとって良くない結果だったのかな」と考えてしまいました。 お坊様は母の発言についてどのように考えますか? また、四十九日までは、母が見守っているのだと思って過ごしていたので気持ちが少し落ち着いていたのですが、四十九日経つと母の魂があの世へ旅立ってしまうということを知り、不安になってしまいました。 「すぐに生まれ変わるのか」「見守っているのか」「修行などをして過ごしているのか」など、様々なことを考えてしまいます。(そもそも四十九日や、その日までの解釈が間違っているかもしれないですが) 旅立ったあとは、何をしているのでしょうか? 色々と考えてしまいすぎて、あまり良くないと思いますが、気になってしまいます。答えられる範囲でいいので、回答いただけると幸いです。 拙い文章で長々と申し訳ございません。

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父の三回忌を教会でしたいと義姉が言います

質問させていただきます。 お寺にお墓のある人の法事を、教会で行うというのはお坊さんから見てどうなのでしょうか? また、義姉と折り合いをつけるにはどうすればよいでしょうか。 . 私の父は2年前に亡くなり、この度3回忌を行うこととなりました。 そこで私の兄のお嫁さん(以下義姉)が「キリスト教の教会で三回忌をしたい」と言って揉めています。 義姉は2年ほど前にキリスト教になり、教会へ通っています。普段会っても勧誘や説教はされなかったので今回突然のことに驚いています。 . 父が熱心な仏教徒であったわけではないのですが、父の墓は浄土真宗のお寺にあります。わざわざ教会に死んだ父を呼びつけて法事を行うというのは違和感です…。 . そのため それはおかしいのではないか、と義姉を諭すと泣いて癇癪を起こしてしまいました。 義姉の言い分は「教会の方が安く済ませられる」「お寺は家から遠い」「自分の信じていないものにお布施をしたくない」「教会の神父さんにももう頼んでしまったので後には引けない」などです。 . それならお金は払わなくていいし来なくていいとも伝えましたが、そういう問題ではないそうで。 兄は家庭を大事にしており、義姉には強くものを言えません。私も兄の家庭には平和であってほしいです。 しかし今回の話があまりにも平行線であるため、本職の方の意見をお伺いしたく書き込みました。 . 最後に重複となりますが、「お寺にお墓のある人の法事を教会で行う」というのはお坊さんから見てどうなのでしょうか? 義姉と折り合いをつける方法はありますでしょうか? 私としては先祖を改宗させるような行為はバチ当たりなのではと思ってしまいます…よろしくお願いいたします。

有り難し有り難し 18
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温かい気持ちになるお坊さん説法まとめ