夢が叶わなかったら死のうと思ってます。
最近、夢を追い始めた25歳女です。
自分が中学、高校生ぐらいの時から漠然と音楽の道へ進みたいという思いがあり、
高校を卒業して大学に入ってから1、2年程、歌や音楽に時間を費やした時期がありました。
しかし、20歳を過ぎて周りが就職のことを考え始め就活の話をし出すようになってから、
人と違うことをしていることへの恐怖感みたいなものが勝ってしまい、
結果、一般企業に就職し今年の3月まで普通の会社員としての生活を送って来ました。
会社員生活はまるで死んだような生活でした。
就活をしている時からどこの企業にも興味は湧かず、探してもやりたい仕事もなく、
ただ人並みに生きなければいけないという観念の元、就職をし、
就職してからもただ生きるために毎朝無になって職場に通っていました。
どこか本当の自分を感じれずに生きてきました。
もちろん、プライベートの時間に全く音楽に触れなかったわけではなく、
束の間の生き甲斐として音楽には触れていたのですが、
数年このような生活を送ってから気づいたことは、これでは足りないということでした。
この生活をずっと送ることを考えた時に、早かれ遅かれいつか本当に死んでしまうと思いました。
音楽で何かを表現したい、正しく言うと、
表現し続ける生活を送りたい。という想いだけが人生の強いアイデンティティになっているのだと思います。
音楽だけが自分の生きる意味になっていることを悟りました。
そこで私が出した結論は、何もかも捨てて音楽だけで生きる道に着くということでした。
いくら考えを巡らせても、もうこれ以外の道で自分が生きたいと思える道がありませんでした。
この数年ずっと考えてきて、それ以外で魅力を感じたものが何もなかったからです。
友人と会っていても上の空、好きな人と一緒に居ても上の空、
頭の中で思い浮かべるのは良い音楽を作りたいということだけでした。
3月に仕事を辞めてからは、最低限のバイトしながら音楽に時間を費やす生活を送っています。
彼氏とも別れ、友人との関係も絶ちました。
世間の様々なしがらみから解き放たれて今とてもスッキリしています。
なので、もし音楽で自分が生活していけないのなら死のうと思っています。
私のような生き方は皆様どう思いますか?
馬鹿な考えだと思いますか?
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
生きている限り夢を追い続けて欲しい
生死というものは自分の思い通りにならないものです。
ですから、夢が叶わなかったら死ぬ、のでは無く、生きている限り夢を追い続ける、というのが良いと思います。
そういえば、以前ソプラノ歌手の村上彩子さんのミニコンサートを拝聴しました。
彼女の歌声も素晴らしく力強かったのですが、さらに、想像を絶する努力には驚かされました。親から勘当され仕送りも貰えず、バイトで生活費と学費を稼ぎつつ勉強し、7回目の受験で東京芸大に合格し、卒業、今は音楽活動を続けています。
お釈迦様は言いました。
「生きることは努力することです。
努力しない人は既に死んでいるのです。」
どのような形でもかまいません。本業にならないかもしれません。しかし、大切なことは努力を続けることだと思いますよ。
死ぬ気になって頑張って
拝読させて頂きました。
あなたがその様な道を志されるのは私は素晴らしいと思います。
そう決意されて死ぬ気になってあなたが為されたい事を求めていかれることは大変望ましいと私は思います。
どうかあなたはその道を全身全霊を傾けて頑張ってくださいね。
あなたを心から応援していますね。
人の一生せっかく頂いた生命ですから自分の人生最大限にやりたい事に傾けてくださいね。
おそらくはいばらの道です。それでもあきらめずに己の表現しようとすることを精一杯あらわしてください。
弱音を吐くこともあってよいでしょうし、歯を食いしばって耐えていかねばならないこともあるでしょう。
それでも明日はやってきます。あなたが望む明日を追い求めてどうか躍動していってください。
死はいつか訪れるんです。今さら気にすることなく自分の生命をかけて頑張ってくださいね。
例え死にたくなってもそこからが踏ん張りどころです。
そこからがあなたが表現しようとすることの本領を発揮するところです。
どうか一生懸命がんばってください。
あなたには沢山応援してくれる方がいますからね。
背水の陣だけでなく
ケムリさん、はじめまして。質問を拝読いたしました。
ケムリさんは音楽でケムリさん自身を表現し続ける生活を送りたいという想いが強く、 音楽だけがケムリさんの生きる意味になっていることを悟ったのですね。
なかなか自分の適性を見つけられず自分探し難民になる方が多い中で、ケムリさんははっきりと将来を見据えることができたのですね。
ケムリさんに、まっすぐに迷わず音楽の道に進んでくださいと言いたいところですが、ちょっと立ち止まり高い視点で人生を見つめる余裕も持ってもらいたいと思います。
音楽の道は、音楽家1人だけでは成り立っていません。
音楽家が使う楽器を作る人、売る人、修理をする人、音響をセッティングする人など多くの人が関わっています。スタジオミュージシャンやアレンジャーさんなど、表に出なくとも重要な役割をしている人もいます。また、音楽一筋に打ち込みすぎて収入の道を閉ざしてしまい、結果として音楽が続けられなくなることもあります。
ケムリさんには、音楽の周辺にある仕事にも目を向けて長く音楽業界にいられるように考えてみてください。収入の道も音楽に関わることで複数の収入源を持っておかれることも考えてみてください。
仏教の宗祖になった方はたくさんおられます。仏教の宗祖は仏教一筋であったかと言えば、そうでもありません。社会福祉に貢献したり、名もない人々を助けたりしています。華々しい仏教活動の裏で、コツコツと徳を積んでいるものなのです。