今本当に怖いです
最近俳優の阿藤快さんが亡くなりました。阿藤快さんは寝ながらなくなったそうです。そして僕はこのまま寝たら死ぬんじゃないか、など今本当に死が怖いです。どうしたらいいかわかりません。死が怖いのを克服したいです。
どうしたらいいでしょうか??
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
死の怖さは、死と向き合っている証拠
お釈迦さまもこの苦しみから逃れようと、修行されたわけです。
生老病死の苦しみからの解脱は誰もが願うことであると思います。多くに人は、自分には関係の無いことのように考え、向き合うこともしません。しかし、誰もに訪れることが、「死」なのです。
生まれることと同じように、差別なく誰もが死にます。そのことだけ考えても特別なことではないことは分かります。
多くの人がやってしまっている、生まれること=善 死ぬこと=悪 と決めつけた思考は、やめた方がいいです。
これはあくまで思考です。事実ではありません。恋人や友達家族を亡くせば、それはさみしいことだと思います。しかし、決して悪いことではありません。明日の命すら保障されていないことは間違えの無い事実です。しかし、おびえる必要はありません。事実は、今生きているということです。
事実に生きれば、思考に騙されることはありません。無駄に恐怖を感じることもありません。握りしめている、こだわりを手放し、しっかりと生きていけば、良いのです。そこに後悔もありません。きちんと死ねます。そして生きることができます。
古今東西、みな同じ
こんばんは。他人のことを見て、自らに引きつけて想像したり考えられるのは、とても人間らしいと感じます。そして、その気持ちをそのまま表明できること、素晴らしいと思います。
さて、私は浄土宗なのですが、お念仏する宗派です。「南無阿弥陀仏と言う」宗派。心細いほどシンプルです。その教えの中に、
「寝る前にはお念仏を称えなさい。翌朝首尾よく起きられたら、お念仏の功徳を積めて良かったね。もし起きられなかったら、お念仏をした功徳で極楽へ行けますよ」というのがあります。この話で大事なのは、「朝、起きられたならば、そのありがたさを感じなさい」ということではないかと思います。
よく、お年寄りは言います。「今朝も起きられて良かった」と。この、人生の年輪を重ねなければ普通は至れない境地に、あなたはすでに到達しているのです。
何日か、やってごらんなさい。気持ちに対して、言葉を知ることでコントロールすることは、ほぼできません。テスト前に漫画を読まないようにするためには、硬く決意するよりも、箱にしまってしまう方が良いのです。
あなたが恐れているのは死ではなく死への思い
「寝ておきたら死んでいたらどうしよう?」
それを思うのは今現在のあなたの心。
あなたの心が、死に対する二次的なイメージをふくらましただけに過ぎません。
まだ、死んでいません。
この世には、誰一人として、死んだことのある人はいません。
死んだらああなるこうなる…、の、で・は・な・い・か?
死後の世界は、みんな生きている人が、生きているうちに考えた空想に過ぎません。
死んだ先のことは、実体験ができませんし、死んだ人から体験談は聴けませんし、臨死体験は意見がバラバラで当てになりませんし、宗教者は死んでもいないくせにホラふいてますから、信ずるに値しません。
本当に信ずるべきは、理知的な教え。
空想ではなく「成程、確かに」が無ければ、クーソー、せいぜいファンタジーの為の頭の肥やしです。
あなたは、自分の空想に脅かされていたのだと思うのはどうでしょう。
それが、理知的なものの眺めです。
ああ、自分が恐れていたのは、死ではなかった。
死におびえていたかと思っていた。
ところが、厳密には、あたかも閲覧注意なキモ画像を観る時に、瞬時に二次的に表れる、自分の中のそのものに対するセルフなイメージにこそ怖れていたのだ、と気づいてください。
いくら閲覧注意な画像でも、平気な人は平気なもの。
死に対してもそれは同じ。
葬儀者さん、医師、僧侶は、死に対して毎日のように触れている。何故彼らが恐れないのか。
それは、死を、死という事実としてみているからであって、死という事実に対して二次的に表れてくるイメージの方に影響を受けない在り方で処しているからである。
ものの根本の道理を見抜いてください。
自分が恐れていたものは、死そのものではない。
死に対してオプション的に付随された、二次的なイメージ、自己内のセカンドインパクトで面食らっていたのだと気づいてください。これは、私の私論ですが、確かなものです。
坐禅をしない人にはピンと来ないかもしれませんが、ウソ偽りない真実です。
自分が自分の二次的MADマックスなイメージにビビっていたことが明らかになれば、毎日枕をベイマックスにして安らかに寝られます。
考えすぎて死にそう
ただいまこの瞬間、飛行機が自宅に墜落し死んでもおかしくはないんですが、そんなことも思わずにこうして回答している訳です。
私も回答に頭悩ませたりして死んでしまいそうです。
はい、死ぬときは死ぬ。
でも人間、死ねないようにできているから
ご安心ください。