hasunoha お坊さんが必ず答えてくれるお悩み相談サイト

お坊さんに質問する
メニュー
メニューを閉じる

六波羅蜜の1つ、「忍辱」とは?

回答数回答 4
有り難し有り難し 65

 いつもお世話になっております。
 忍辱行とはどんなお行なのでしょうか?辞書や仏典によると、
「つらいことがあっても耐え忍ぶこと」とあります。

 これは危険な目にあっても、たとえばいわゆるイレギュラー
な事態、突然の誹謗中傷やその他の犯罪に繋がりうる行為を
受けた場合であろうとその行為を笑って受け入れろ、
ということでしょうか?

 それとも、その行為を受けることによって高ぶってしまう
自分の感情を落ち着け、落ち着いて距離を取りなさい。
という教えでしょうか?

 後者が当てはまるとすれば、
 例のお嬢様の件。最近は私が時間をずらし、彼女はしばらく
堂内にいるので接触しないよう待機、
 立ち去ったら私は私のお参りに入ります。

 ほかには、レストランの入れ込みで不快な会話をしている
一団が隣になってしまい、我慢してそれを聞きづけるのではなく
席を変えていただき、食べ終わって下げてくれたら店員さんに
「お手数をおかけしてしまってすみません。
おいしくいただきました。ごちそうさまです(^^)」
と言ってお支払いをしてお店を出た…とか…

 いまだにこの点が理解できておりません。お知恵をお貸し
いただきたく存じます。よろしくお願いいたします。


この問答を娑婆にも伝える
facebookTwitterLine

お坊さんからの回答 3件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

忍とは「にん」であっても「人」の無き心

カラッポになれとか我慢しなさいとかは「人」の強制的なルールが生まれてしまいます。そんなものは無茶でしょう。
仏教は「主義」ではありませんから、人が人の繕い・はからいでやるものではありません。
そうではなく「私を立てないこと」が忍辱波羅蜜なのです。
天然の忍耐・天然の忍辱なのです。
天然の忍耐とは、もともとの心の静寂さをそのままでいること。
私の今おりますトコロは埼玉県の狭山市です。自衛隊の基地がありますので飛行機がしょっちゅう飛んでいます。
遠くから来た人はびっくりします。
ところが我々は「そういえばさっき飛行機の音がしたっけな」くらいなのです。
「ガード下」と言われるところに住んでいる方々は電車の音が当たり前。生活の一部と化しています。さらにいれば、今あなたはこの文章を読んでいた時に、過去にあったそのような忍辱すべきことを忘じ去っていたはずです。この忘じ去っている時の様子が忍辱がなされている様子なのです。
人間の本来性による人間の本来の静寂美が全うされている様子。
今も、新たに私の上空には飛行機が飛んでいます。
私にはさほど拾い上げが無いので忍辱され続けています。
忍辱は「私が今からやろう」というスタンスの行ではありません。
もともと備わっている天然無為の静寂さをそのままでいることです。
レストランで「ああ、隣の客が気になるなぁ…」というのは、いったん気にし始めましたら脳はその人たちを土俵に取り込んでしまうものです。
ここであなたの左右の後ろ側のものに目を向けてみてください。
存在自体が忘れ去れていたものがあるはずです。
それが忍辱されていたモノの様子です。

{{count}}
有り難し
おきもち

お悩み相談08020659278
💕禅ママ説法💗 禅ママの超簡単!不安消しテクニック! (*´ 艸`) 人生って、ちょっぴり不安がいっぱいよね? でも大丈夫! 「現実」と「頭の中だけ」をちゃんと見分けられるようになれば、不安なんてちっぽけなものよ! だって、みんな「もしも~」「もしかして~」って、頭の中で勝手にドラマ作っちゃってるだけなんだもん。 (˘ω˘) 「あれが起きたらどうしよう」とか「こんなことになったらどうしよう」って、まだ何も起きてないのに、勝手に心配しちゃうのよね。 だから、今この瞬間、目の前にあるものに意識を集中してみよう! ✨ 見えるもの、聞こえるもの、感じてること… そうすれば、どんなに不安なことがあっても、"今ここ" に戻ってこれるわよ! 心配事って、まるで映画の予告編みたいなのよ。 まだ何も始まってないのに、ドキドキハラハラしちゃうでしょ? でも、実際は、今この瞬間、目の前で起きていることだけをちゃんと見ればいいのよ。 そうすれば、心はもっと穏やかになるわよ。 不安を感じたら、ちょっと立ち止まって考えてみてね。 「この不安、本当に今の私に必要?」 「今、目の前で起きていることは、一体何?」 そうやって、現実と想像の違いに気づけば、不安に振り回されることも減っていくわよ。 だから、今日一日も、"今" をしっかり感じて、笑顔で過ごしてね! (*´ 艸`) じゃ、行ってらっしゃい!

忍辱とは

何があっても志を落とさないことを言います。

{{count}}
有り難し
おきもち

僕はウイキペディアでは以下のように紹介されています。 「日本、アメリカ、カナダ、ヨーロッパ、オセアニア、中東、タイ、バングラデシュで活動する指圧師、作家、音楽家。タオサンガ・インターナショナル代表。京都浄土宗和田寺の僧侶。タオ療法、タオ指圧、気心道の創始者。著書は数カ国語に翻訳され世界各地で出版されている。」https://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%81%A0%E8%97%A4%E5%96%A8%E5%8F%8A が実は、元家出少年です。ティーンエイジャーの頃は、徹底的に自己破壊的な行動を繰り返し、高校も2つ中退しています。現在は、浄土宗和田寺の住職で、一般の人が気軽に修行できる場として、京都と東京に道場を作りました。(道場はその他、世界各地にもあります) なので、修行したい方、人のために涙する方、楽しいことが好きな方はぜひ来て来てください。あなたを歓迎します。 ※毎週、法話を配信しています。書き起こされた法話は、下記でご覧いただくことができます。 http://taosangha.com

シャーンティデーヴァ大師『入菩薩行論』

川口英俊でございます。問いへの拙生のお答えでございます。

どういったことに耐え忍ぶべきであるのかにつきましては、できれば六波羅蜜の詳しい内容全体を把捉して、改めて具体的なことの理解に努めていくことが大切なこととなって参ります。

そこでお薦め致したいのが、シャーンティデーヴァ(寂天)大師の『入菩薩行論』でございます。

忍辱波羅蜜も含めて、六波羅蜜全体が詳しくに、しかも分かりやすい詩文で構成されているため、日本語訳も理解しやすいものとなっております。

「精読・シャーンティデーヴァ 入菩薩行論」(ポタラ・カレッジ チベット仏教叢書4・チベット仏教普及協会)

「チベット仏教・菩薩行を生きる―精読・シャーンティデーヴァ『入菩薩行論』」(大法輪閣)

がお薦めとなります。

8章までであれば、こちらのダウンロードページにてまだ無料にて拝読することができます。

忍辱波羅蜜の章もございます。

ダライ・ラマ法王日本代表部事務所・各種経本PDFダウンロード
http://www.tibethouse.jp/about/buddhism/text/

忍辱波羅蜜の章
http://www.tibethouse.jp/about/buddhism/text/pdfs/Bodhisattvas_way_JP_chapter6_201612.pdf

川口英俊 合掌

{{count}}
有り難し
おきもち

最新の仏教論考はこちらでご覧頂くことができますが、公開、非公開は随時に判断しています。 https://blog.goo.ne.jp/hidetoshi-k

質問者からのお礼

【柳原貫道 先生】
 ご回答ありがとうございます。疑問が解決しました!本来の目的と、目指すべき目標を
最優先にするようにします。

【丹下覚元 先生】
ご回答ありがとうございます。私は人よりも頭の回転が遅いせいか、文章を読むにも幾度も
考えて読みます。いま、「人間は考える葦である」という言葉を思い出しました。
 人間本来の静寂というのは、いわゆる「理性」のことでしょうか?
 「私を立てない」というのは自分の思考の中のものばかり優先するのではなく、積極的に
いろいろなものを見て、いろいろなことを学び取れ、ということですかね…?
 倫理学も少し勉強してみます。

【遠藤喨及 先生】
 ご回答ありがとうございます。私はいま「これ」と言えるものがないので、まずはそこから
かもしれませんね…

【川口 英俊 先生】
 ご回答ありがとうございます。途中までしか読んでいないのですが、
自分の怒りに勝つこともお行の1つという捉え方でいいんでしょうか?
 これからじっくり読んで勉強します!

温かい気持ちになるお坊さん説法まとめ