今の仕事を続けるか、辞めて医学部受験するか
皆さまの幅広いご意見お聞かせください。
現在、大企業正社員6年目です。
妻子のあるアラサーで、共働きです。妻も正社員として働き、同じくらいの年収。
悩みは職業選びです。
・昔からの夢の医者になりたい気持ちをずっと諦められません。自己実現として、仕事のやり甲斐として、医者になりたい。看護師や医療機器ではなく、直接的に診療したい。
・医者になった友人から苦労話を聞いても、なりたい。
・医学部受験のための勉強は、仕事しながらでは合格できないと判断。以前、働きながら勉強しましたが成果が低かった。
・生活費は妻の収入でなんとか可能。受験費用は貯金から捻出可能。
・妻は、私が本気なら応援してくれるとのこと。親は大反対。友人も反対。
・私の気持ちは、仕事やめて医学部受験に挑戦したい気持ちと、今の安定した生活で安定した人生を過ごしたい気持ち、迷ってしまいます。
挑戦したい気持ちのときが多いです。
・5年近く悩み続け、贅沢な悩みですが悩むことも辛い。もうすぐ30歳で、学力的にも決断のリミットが近い。
・医者になる場合、学生期間などで約10年は年収下がり、生活水準が下がります。10年を超えると今の仕事より年収が上がり、60歳まで働くなら生涯賃金も医者が上回ります。
・悩む理由も自分でもうまく言えず、安定した収入を捨てるという漠然とした不安です。10年限定とはいえ生活水準下がることも不安。
勉強は成功するまでやり遂げる自信があり、努力が実らない不安感は少ないです。志望大学は30代以上の社会人合格実績も多数あり。
・どちらを選ぶか自分次第、とは十分わかるのですが、真剣に5年も悩むほど、自分の本音が分からないのが本音です。自分がバカみたいでイヤになるほど、切実に悩んでいます。
皆さまのお知恵を拝借したいです。
よろしくお願いします。
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
現状把握とシュミレーション
志と情熱を持つことは素晴らしいことだと思います。
また、奥様もご理解下さっており、協力的であるということは有難いことだと思います。この点は特に大事だと思います。家族の理解協力無しで受験勉強を続けるのは困難だと思います。目標に向かって進むにしろ、断念するにしろ、奥様とよく話し合っていただくことだと思います。文系ですと、司法試験。理系ですと、医師。どちらも、かなり難しい資格であり、目指すだけの価値のある資格ではあると思います。かなりの年数を掛けて難関に挑む方も居られると思います。
臨済宗仏通寺派の元管長で対本宗訓老師という方が居られrますが、管長を辞任され45歳で医学部に入学し、51歳で医師になられました。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%AF%BE%E6%9C%AC%E5%AE%97%E8%A8%93
管長を辞めて医師を目指した当時の心境を書いた本を『禅僧が医師をめざす理由』を読んだことがありました。正直、私にはあまりピンときませんでした。レイニーさんが読めば、参考になるかもしれません。
私は法学部を卒業し公務員になり、考えるところが有って退職し、27歳で仏教学部3年に編入しました。私の場合、寺の次男坊で、親が仏教学部に入ることを応援してくれましたので、恵まれていました。また、僧籍の在る者が受ける編入試験でしたので、あまり難関ではありませんでした。ですから、特に受験に関する不安は有りませんでした。入学後の道筋が決まっていたわけではありませんでしたので、先行きに関する不安はありました。勤めを辞めることの不安には共感出来ます。
目標に向かって進むにしろ、次の2点についてシミュレーションしておいた方が良いように感じます。
1、現在の学力の把握と受験勉強の進め方
受験のための学力が現在どの程度あるか模擬試験を受けて見たらいかがでしょうか?また、受験勉強の方法についても、予備校で相談された方が良いと思います。
2、医学部を目指した場合でも、1年2年で達成するのは厳しいかと思います。では、3年経っても5年経っても合格しない場合はどうするか?現在、司法試験は受験の回数の制限があります。医学部受験はそういう制限は無いですが、どこかで断念撤退を決意せざるを得ない場合もあるかと思います。そういう想定も必要かと思います。
お釈迦様は29歳で家族も財産も地位も捨てて、出家して修行して、35歳で悟りに至りました。そこから80歳まで各地を旅して布教を続けられました。
そのおかげで仏教が生まれ今に伝わっています。
若い時の情熱は時に大きなことを成し遂げることがあります。
ですから、あなたが医師を目指すことを否定はできません。
ただ、もしも、、、
私があなたの立場にいて、医師になる学力があったとしたらどうするかと考えてみますと、、、
私達の命はいつまであるのか分かりません。
明日までか、1年後までか、10年後か、お釈迦様のように80歳まであるのか。
あなたの命も、奥さんの命も、お子さんの命も同じです。
なので、奥さんやお子さんと一緒に過ごす時間を大切にしたいし、その為には医師は諦めるという選択をすると思います。
難しい選択ですね。
どちらを選択しても相応の悔いはあるでしょう。
どちらを選択しても相応の幸せはあるでしょう。
そうですね、仏教的に答えるとしたら、どちらの選択があなたを人間的に成長させることができるか、でしょうか。
あなたを応援させて頂きます
拝読させて頂きました。
あなたにとって大切な自分の人生ですし、奥様やお子さんにとっても大切な自分の人生です。
もう一度じっくりとあなた自身のお気持ちや状況や人生の目標を見つめてみて、そして奥様とご相談なさってみてくださいね。
大切なあなたの人生ですからね。
あなたがこれから己れの人生について後悔なさらずに皆さんとしっかりとご判断なさって、ご家族皆さんと共に助け合いながら仲良く幸せな人生を歩んでいかれますようにと心からお祈りさせて頂きます。
ご家族皆さんとならば必ずや乗り越えていくことができるでしょうからね。お互いを尊重して信頼しあいながら思いやり手を携えて生きてくださいね!
あなたやご家族皆さんを心から応援させて頂きます。
はい、私は大企業をやめて42才で今のお寺に勤めました。人生は不思議なご縁ですからね。
質問者からのお礼
ご回答ありがとうございます。
Kousyo Kuuyo Azuma様は脱サラして今の道に進まれたのですね。
収入面など様々な検討があったと思います。
私もどうしたいのか悩ましいです、、、。
他の皆さまからもご意見いただけると幸いです。
三宅 聖章様、ご回答ありがとうございます。
どちらの選択にも相応の悔いがある、とのお言葉が心に沁みます。
自分自身の成長、との見方は自分にありませんでした、その意味を自分なりに考えます。
ありがとうございます。
吉田俊英様
ご回答ありがとうございます。
ご紹介のある本、とても興味がありますので買って読もうと思います。
また、吉田様の人生も語っていただき、大変参考になります。職業は安定収入のみで選ぶものではないのかなと、感じました。
客観的な自己分析もきちんと行います。