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運転すると豹変する性格を直したい

回答数回答 4
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こんにちは、初めて投稿させて頂きます。
よろしくお願いします。

私は大学4回生、22歳です。
よく「ハンドルを握ると性格が豹変する人」いらっしゃいますよね。
自分がまさしく「性格が豹変する」人間で改善する事が出来ず、どうしたら良いのか悩んでいます。

例えば信号待ちで1番目に待っていた時。
バックミラーで後続車との距離が近い時、煽られたくない思いで信号が青に変わるタイミングで車を急発進させ、
法定速度を超える速度を出し後続車との距離をとります。

同乗者にも運転が恐ろしいと言われ、またすぐに我に返って「なぜあんな事をしたのか」と後悔し事故を起こしていないかもう一度同じ場所を回ってしまうことも多々あります。

後悔するくらいならしなければいい、後続車に煽られても自分には関係ない
と自分に言い聞かせているのですが、しばらくするとまた急発進してしまい後悔の繰り返しです。

友人にも相談しましたが「若気の至り」という答えしか返ってこず、このままでは人様を巻き込んで事故を起こしてしまいそうで運転するのが不安です。
(仕事で営業車を使う為、尚不安です)

どうぞよろしくお願いします。


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お坊さんからの回答 4件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

荒療治はやっちまうこと

質問拝見させていただきました

運転しているときはどうしても気が大きくなりやすい方は多いと思います。
1回盛大に事故っちまうのが「運転マジ怖いもう車乗りたくない」と思える荒療治ではございますが流石に大怪我や人を巻き込む可能性があるのでおすすめ出来ませんな

人間心理としまして心理学において車に乗っているときに何故気が大きくなるかというと車=鎧というお話があります
自分の身を囲っているものが大きいほど気が大きくなりやすいと言われているのです、つまり冬と夏での着こむ服の量の差によっても冬の方が気が大きくなりやすいそうです。

ですので車なんてある程度頑丈な大きな鎧を身に纏ったわけで普段はナヨナヨした人でも車に乗ると気が大きくなる人が多いわけです
エルグランドであるとかああいうより大きい車を運転しているときなんて尚更ですね、きっとトラックにでも会わない限り気分は無双状態やもしれません

ただやはり今のままですとあまりよろしくはないので最悪の事態が起こった場合どうなるかを車に乗る際に常に想定してみてください

貴方が仕事中少し疲れた状態で営業車で何気なくいつも通り無茶な運転をしたせいで子供を轢いてしまいました、打ち所が悪く亡くなられてしまいました。
そのとき貴方はどうなるでしょうか、職場ではどうなるでしょうか、貴方を知っている人はあなたをどう見るでしょうか?
しっかりと想像してください

ちなみにどうでもいいですが私の愛車はタントですがマローダー(略奪者)という車を昔かっこいいと思って妄想の中だけで乗っていたことがありました。
理由は頑丈で当たり負けしないから、プラスチック爆弾にもライオンにもびくともしないから
ビビりなので自分が事故らなくても他がぶつかってくる可能性にいつもビビっております

安全運転で事故の無いよう充実した日々を送れますこと願っております

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自分の運転をするつもりで運転しましょう

❝恐怖心❞が無いことが問題です。
恐怖心をブレーキにすると良いでしょう。
車にはあなたの性格、人格、回避したい気持ち、距離を置きたい気持ち、すっ飛ばしたい気持ちの全てが現われます。
ですが、それは生身の あなた ならまだしも、車は鉄のカタマリ。
ぶつかった時の衝撃たるや人間関係の衝突以上。ぺっちゃんこ、即死、あの世行きまっしぐら、家族大泣き、人身事故起こそうもんならあなたの遺族も相手から一生指さされ怨まれる。
車の運転は、あなた自身の運転の質ですヨ。あなた自身が乱暴、卒暴に生きているのです。
あなたのそのままが運転に現われる。
ですが、それは運転ではなく車に『ノセられている』だけ。
真のドライバーは環境や状況にノセラレません。ミスがありません。
勝敗もありません。
優劣もありません。
人とのかかわり合いもよく知っています。
車間距離も完ぺき。
ハンドリング、アクセルのふかし具合にも無駄がありません。
ブレーキのタイミングにも同乗者に負担をかけません。
あなたは急ブレーキをするべきではない。
もう、ブレーキをかけ始めましょう。
あなたはあなたなりに快適な運転環境を作ろうとしておられるのかもしれませんが、もっとイイ方法があります。
まず、窓を開けてください。
風が入ってきます。飛ばし過ぎると寒いです。
今はもう2月ですから、同乗車も寒いはずです。
毎日1回。運転時にあなたの脳内ではなく、あなたの身体に風を感じながら運転してみてください。
体感、身体は正直で、素直です。
自分の頭で運転すると、何でもありになります。
自分の体、体感で恐怖を感じてください。あなたの暴走を止めるのは恐怖心です。
恐怖心もブレーキの一つ。きちんと活用できるようになって下さい。

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今後の人生を大事にするために車を手放す覚悟も…。

実際に私の父がそういった性格で、何台も車を廃車にしました。

巷では走る棺桶と呼ばれていましたが、性格は直りませんでした。

そう言った方は、運転はやめた方が良いと私は思っています。

もしも、人の命を奪ってしまったら、もう取り返しがつきません。
ご遺族からも一生恨まれる立場になります。
あなた自身その後の人生をおおらかに楽しめる事もなくなることでしょう。

車を諦めるか、さもなくば、次に恐ろしい速度での発信をしてしまったりした時には車を手放すと公言して、無謀運転してしまった時にはもう車を手放すか…

そういった勇気も必要であると思います。

人の命を奪ってしまった後に車を手放しても遅いと思います。

厳しい事をかいてしまいましたが、どうか御一考ください。

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仏道に入門して40年が経ちました。 死ぬまで修行を続けるのがお坊さん...
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社会人になったら車は必要ですもんね。

今はどの車に乗っておられるのでしょうか?
思うように走らないほど古い車に乗ったら、
その性格をが修正されていくかもしれません。

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和田隆恩
 浄土真宗(大谷派)/広島県広島市/17世住職。  1967年京都市生ま...
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質問者からのお礼

(車は自分の父の車で昨年末に新車で買ったハイブリッドになります)

ご回答頂きました皆様、ありがとうございます。
これは昨日の朝の出来事でその日一日中ずっと後悔していました。

ですが頂いた回答を読んで振り返ると
・今の自分には「恐怖心」がまるでないこと
・「気が大きくなっている自分がいる」こと 

に改めて気がつくことが出来ました。

今日も運転しなければならないですが、頂いたご回答を今日から活用させていただきます。
ありがとうございました。

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