母がガンになりました。
先日、母が精密検査をして、乳がんが見つかりました。
全身に転移していて、延命措置しかできないそうです。
措置がうまくいけば数年と医師に言われました。
足にもガンが転移して歩くことは出来ません。
休日と面談時間に間に合った平日には会いに行くようにしています。
母の喜ぶことをできるだけをしてあげたいのですが、
もし、貴方ならどんなことを行いますか?
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
伝えること
私も去年の7月に祖父をガンで亡くしました、80歳でした
男性の平均寿命といってしまえばそれまでですが3年間会っておらず結局会えないまま、勉強と重なりお葬式もお通夜も出れず、3年ぶりに会えたのは満中陰の納骨の日でした。
後悔せず直接今を一緒に生きる相手に言葉をかけられるのは今こうして一緒に娑婆を生きている間です、気恥ずかしいと思うこともあるかもしれません。
が、そう思って避けていると後悔してもし切れない日々がやってきます、そちらのほうがずっと恐ろしいのではないでしょうか。
出来ることなら直接、ですがそういうわけにもいかないと思うので電話でも構いません
ただし「毎日」言ってあげてください、「ありがとう」、「生んでくれてありがとう」、「お母さんの息子にしてくれてありがとう」
母にとって感謝の言葉というものは、何より嬉しいものだと私は思います。
極楽浄土
私が極楽浄土を信じる浄土宗の僧侶なので、浄土宗的な話になります。腑に落ちないようでしたらスルーしてくださいね。
人は死んで終わりではありません。
永遠の別れではありません。
命が尽きると極楽浄土に生まれます。
極楽浄土での寿命はとても長いので、あなたもいつかは命が尽き、極楽浄土に生まれ、そこでお母さんと再会できるのです。
しばらく会えなくなると思いましょう。
そう思って、普段通り接してはどうでしょうか。他愛も無い会話でかまいません。
食べたいものがあれば、食べられるうちに差し上げましょう。カラオケ好きならハンディタイプのカラオケマイクで家族で楽しみましょう。髪が気になるなら、行きつけの美容室に頼んで病室か自宅に来てもらってもいいですね。
そういう風に、普段通りの会話、できない事は援助する、そして出来れば、極楽浄土での再会を信じる。私としては、そう思います。
どうか、お母さんが少しでも回復しますように。
もし私がお母様の立場になったら、
後悔しないことと言いたいけど。。。
母のいいところを20個挙げる。
感謝の手紙を短くていいから1日一枚書く。
生き様を目に焼き付ける。
いざ出来るかどうかは自信ないですが、
私の身内がガンになった時の関わりを踏まえ、
次はこうありたいと思ったのは上に挙げたことです。
当時は、
できなかったと後悔するくらいなら、
できることはしてあげたいと思いましたが、
抗がん剤の副作用や痛みは想像以上でした。
お母様が大事にしていたことを聴いてのちの世代に伝える。
思いを受け継ぐ。
健康を念じる。
できることはそのあたりでしょうか。
質問者からのお礼
皆様、ありがとうございました。
少し気持ちが楽になりました。
出来るだけ会いに行って色々話をしたり、
感謝の言葉を伝えようと思います。