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義理の家族との関係について

回答数回答 2
有り難し有り難し 61

義母と義姉との関係に悩んでいます。
3年ほど前にわたしが体調を崩してから、うまく付き合えなくなってしまいました。
もともとはとても仲が良く、夫抜きで旅行に行ったり買い物に行ったりしていました。

ところが3年前、急に自律神経のバランスを崩し、食事を摂れなくなってしまいました。
心療内科に通うようになり、今も量はかなり減りましたが、薬を飲んでいます。
わたしが体調を崩してから、夫が義母と義姉の話題を避けるようになり、なにかおかしいと思い、いけないこととは思いながらも夫の携帯を見てしまいました。これがおととしの10月ころのことです。
義母と義姉から、「離婚するなら慰謝料くらい払ってやるから」「そういう血筋なんだろうからしょうがない」という内容のメールがありました。
2人ともわたしには「焦らずに治そうね」「無理しないでね」などと言ってくれていただけに、これは本当にショックでした。
わたしのことだけならまだしも、血筋だなんて、両親のことまで悪く言われて本当に悲しかったことを今でもきのうのことのように覚えています。

わたしは正直に、メールを見てしまったことを謝りました。
義母は表面上は普通に接してくれるようになりましたが、義姉はかなり怒っているようで、彼女は遠方に嫁いでいるので手紙で謝ったのですがなんの反応もありませんでした。
それからはたまに会うことがあってもお互いに目も合わせません。

夫は無理してつきあう必要はない、むしろ自分の家族がわたしを傷つけてしまったことを泣きながら謝ってくれました。
夫は、ずっと病気ひとつせず元気だったわたしが体調をひどく崩したことで不安になり、家族に弱音を吐いてしまった、そのことを反省していると言っていました。
自分のせいで2人もついあんなふうに言ってしまったのだと。
わたしは関係修復のため自分なりに努力してきたつもりです。
でも、今年のお正月にむこうの実家で集まるとなった時、急に具合が悪くなり結局行けませんでした。その時、もう体が拒否してしまっているんだと感じました。
そして、本当の本当はもう2度と会いたくないと思っていたことに気づいてしまったのです。

夫の気持ちを考えればわたしが我慢してつきあっていくべきなのかと思います。
でも、離婚したほうがいいと思われているのに今後つきあっていく自信はありません。
どうするべきでしょうか。


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お坊さんからの回答 2件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

義母義姉よりご主人を大切に!

こんばんは。
お辛い気持ちお察しします。

だけど、答えは出ているような気がします。

大事にするべきは夫であり、義母義姉は二の次。
離婚してほしいと思っているのは夫ではなく、義母義姉。
離婚しなきゃいけないと思い込もうとしているのはfio様。
味方であってほしいのは夫であり、義母義姉ではない。

質問文を読んで、私はこのように感じましたが間違っていたらゴメンなさい。

自分の思い込みだけで頭の中を満たすと、
大切にすべき味方や想いが見えなくなります。
自分を必要以上に責めなくてもいいんですよ。

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hasunohaに出会えた私は幸せ者です。カニとおろし蕎麦と水ようかんが美味しい地方の町のお寺にいます。人混みは苦手、都会のイルミネーションやサイネージはまぶしすぎる。だけど、ここhasunohaでの対話があるから孤独じゃない。ありがとう。
社会福祉士、公認心理師として社会では働いてます。事業や組織を背負うと言えないこともあるけど、仏教を背負うと語る内容も変わります。悩みがなくても話してみたいときは相談ください

本当の味方だけと共に生きればよい

「悪魔と善人は同じ顔をしてやってくる。悪魔も赦せる器になりなさい。」
これはあなたを嫌っているんじゃない。
相手に慈悲心があればあなたの病気を理解してくれるでしょう。
でもね?あなたも慈悲心を持つべきです。ちょっと自分のことで精いっぱい過ぎる。
相手の家族目線になってみよう。
身内が泣くほど悩んでる。まぁ家族にはガス抜きのためにオーバーに話すのが人間の性。
んでもってそれを聞いた、弟がカワイイ義理の姉や息子がカワイイお母ちゃんは当然「なーにー!ここまでうちのカワイイ子(ダンナ)を苦しめるのカー。モー、いっそ離婚しろっ。コケー!」と言いたくなる心情もあなたも理解できないわけではないはず。夫はきっと家族には甘えんぼ体質なのですよ。笑

離婚しろとか言ったのも義理姉さん、義理母さんの、夫へのリアル姉としての弟へ、リアルマザーとしての息子へのガス抜きの為の愛情なのです。さほどあなたを責めているというわけではない。
相当悪モンにしちゃったのよ。夫が。
そこをオーバーザマウンテンアンドファーラーウェイ&ハグハグするべきなのです。
クヨクヨするんじゃなくて、そういう微細な心理を理解してあなたがもっと大人になる。
結婚してワイフになったら、一家のワイフ目線ではいけない。
ワールドワイドマザー目線にならなければいけない。
夫も義姉、義母の立場も理解し赦し救える度量が無ければいけない。
それが日本の肝っ玉母さん。ソウルマザー、慈母です。
ここからお説教。あなたも深読みし過ぎ。自分の家族までけなされような気持ちがわかるなら、そこでこそ家族愛の深さを知って、夫をなでなでしたくなる義姉義母の気持ちを許理解すべきです。
多分旦那は会社でたまったストレスも合わせてオーバーに言ったんじゃないのかねぇ。
そして義姉義母もオーバーに取っちゃっただけよ。夫は姉の前では弱虫なんよ。
今回の騒動の真犯人は夫。また、夫に負担をかけていたあなたも。そして救いの主は夫の涙ながらの猛反省。つまり誰も悪くない。誰も責めない事であなたが天下の肝っ玉ホトケ母ちゃんになって一件落着。
相手もメールで悪くいってしまったうしろめたさがある。
「弟さん(息子さん)を通して人づてに聞いたらきっと私も弟を守るために同じことを言ったと思います。」とすべてを語り合う事で関係もぶっちゃけ合える関係になれます。

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おきもち

お悩み相談08020659278
今月の法話 文殊の剣 ❝己がそのものを観ていながらそこに余計な色や思いをつけたさぬその己の様子を「こそ」見届けてみてください。❞(本文より) 「大丈夫、慧の剣を取る。」 大いなる菩薩や老師は智慧の剣を取って、人の迷いの見解を断ち切り真実の姿をみせてくださいます。 智慧の剣とは人間の自我、我見の無いこころからなる、無垢で清らかなる「事実の様子」「本来の様相」を見極める力ともいえましょう。 それこそが智慧の剣なのです。 文殊とは自己を鎮め得た者の姿。 人間の内なる思慮分別の猛獣を修め得て、その上に鎮座する姿。 事実を事実のとおりに見るということは、余分なものがないということです。 そこに現れる余分な見解というものを断ち切った姿。 そもそも、もともと一切の事象、事実というものには余分なものはありません。 とは言えども、それでも人は人の習癖・習慣的に物事に思いをつけたす。 いまや「写真で一言」という要らぬ添え物をするバラエティ文化もあるぐらいですから、ものを本当にそのままに受け取るということをしない。 文殊様の持つ剣、智慧の剣というものは、そういう人間の考えを断ち切る働きを象徴したものです。 その文殊の剣とはなにか? お見せしましょう。 いま、そこで、みているもの、きこえていること。 たとえ文字文言を観るにしても、そのものとして映し出されているという姿がありましょう。 文字として見えているだけで意味を持たせてもいない、読み取ってもいないままの、ただの文字の羅列のような景色としてみている時には、文字であっても意味が生じません。 本当にみるということはそこに安住しています。他方に向かわない。蛇足ごとが起こらない。 見届けるという言葉の方が適しているかもしれませんね。 ❝己がそのものを観ていながらそこに余計な色や思いをつけたさぬその己の様子を「こそ」見届けてみてください。❞それはものの方を見るというよりはそれを見ている己を見つめる姿ともいえましょう。 そういうご自身のハタラキ・功徳に気づく眼を持つことです。 あなたの手にはすでに文殊の剣がありますよ。用いることがないのはもったいないことですね。

質問者からのお礼

ご回答ありがとうございました。
余計なことは考えず、夫を大切にします。
一度きりの人生ですものね。
がんばります。
ありがとうございました!

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