hasunoha お坊さんが必ず答えてくれるお悩み相談サイト

お坊さんに質問する
メニュー
メニューを閉じる

心が狭いままで良いと思うか?

回答数回答 1
有り難し有り難し 9

前回、

https://hasunoha.jp/questions/34553
友達同士の集まりに恋人を連れてくるのは失礼ではないか?

という質問をさせていただきました。

そしたら予想外のコメントが返ってきて驚きました。お坊さんの心の広さを知るとともに、私は心が狭いのではないかと思ったのです。

心は基本的には広くしたほうが良いと思っていますが、心が狭いメリットもあると思います。

例えば世界は今移民問題で頭を悩ませていますが、誰も彼も受け入れたら治安が悪くなって大変なことになったというドイツの例もあります。

大抵の人は受け入れる=心を広くする。ということだと思うのですが、心が狭いメリットもあると思うのです。

しかし幸せに生きるという意味では心が狭いとストレスも溜まります。

というか警戒心が強いのかもしれません。

自分の心の狭さが客観的によくわかったのですが、さて、これからどうしていけばいいでしょうか?

心が広いほうが良いのか狭いほうが良いのかも迷っています。というのも心が狭いメリットも確実にあるからです。


この問答を娑婆にも伝える
facebookTwitterLine

お坊さんからの回答 1件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

何でも受け入れるのが心が広いわけではないですよ。

自我さん、こんにちは。

心が狭いことが悪いかどうか、悩んでいるのですね。
心が広いということは大切です。度量がないと人はアクセクしてしまいます。
人生は山あり、谷あり。必ずしも成功する人生を歩めるわけではありません。でも例え何かを失敗してもクヨクヨしても始まりません。またゼロから始めればいいのです。
 そして心が広ければ、多くの人が安心して付き合うようになるでしょう。自分も心が広い人間になりたいと、仏さまの教えの一つ、絶対に怒らないという修行をしています。怒るのではなく悲しみを持つ。でもなかなかうまくいかない(笑)。失敗しながらそれを反省して修行しています。

 さて、移民政策は受け入れるから心が広い、受け入れないから心が狭いという問題ではありません。心が広いとは何でも受け入れることではありません。それは心が広いのではなく、何も考えていない心ということです。移民の受け入れの是非は政治の問題です。
 心が広い人は常に自分の立ち振る舞いを戒めて生きています。間違いであれば常に反省して自分の心を鍛えているはずです。自分に厳しくなければ広い心にはならないからです。

 本当に心が広いとは何か?考えてわからなければ心が広いと思われるたくさんの偉人の本を読んで学んで、自分の心の広さの理想の人を探してくださいね。

がんばって!合掌

{{count}}
有り難し
おきもち

★僧伽(お友達)になりましょう。一緒に仏教を楽しみましょう★ Email...
このお坊さんを応援する

温かい気持ちになるお坊さん説法まとめ