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生前の写真にお供え物をする事 再問

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生前の写真にお供え物をする事

お二人の住職様にご回答頂き
本当にありがとうございます。
わかりにくい文章で大変申し訳なく
再度ご質問させて頂いております。

ご質問の宗派ですが
浄土宗です。

亡父 亡兄のお墓も仏壇も実家にあり 義姉が守ってくてれおります。
遠く離れております私は 自分の気持ちを落ち着かせる為に
二人の生前の写真をおいてお参りをしております。

ご住職様の言われるように
生前の写真の横にお位牌を置くという事ですが実家に位牌が
ある場合は私は写真だけおいてお参りする事は許されますか?

ご住職様が言われる
ご本尊様も実家におられます

生前の写真だけをおいてのお守りは
許されるのでしょうか・・・・

よろしくお願いします。

なお以前の質問も載せております。

**********************************************************

よろしくお願い致します。

三年前に父が他界。一年前に兄が他界しました。
離れて暮らしている事もあり 二人の写真を棚に置き毎日
お花を飾り お茶とお水を供えます。
時々お菓子などもお供えします。

質問です。
母の知り合いの方が 亡くなった方の写真を置いて
お供え物をする事はよくないと言います。
そんな事はあるのでしょうか?

私は 写真の前にお供えをして手を合わせる事が
楽しみでした。。。。
だめだといわれるととても寂しく思っています。

本当に
いけない事なのでしょうか?


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お坊さんからの回答 7件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

亡き方を縁として

さくら桜さま
なごみ庵の浦上哲也と申します、よろしくお願いします。

以前のご質問に、詳細を加えてもう一度のお尋ねですね。
地域の習慣や宗教・宗派によって考え方の違いもあるでしょうが、亡くなった方の生前の写真を飾り、そこにお参りをするのは、それほど問題ないと思います(ちなみに私は横浜在住、浄土真宗の僧侶です)。
お母さまの知り合いの方に、ダメだという理由や根拠を訪ねてみて下さい。おそらく「そう聞いた」「そう思う」等、はっきりした答えは出てこないのではないかと思います。

2011年の朝の連続テレビ小説『カーネーション』はご覧になりましたか?
ファッションデザイナー・コシノ三姉妹の母親、小篠綾子さんがモデルで、若い頃は尾野真千子さん、晩年は夏木マリさんが演じました。

主人公は92歳のご長寿でした。晩年リビングのサイドボード上に、亡くなった親しい方々の写真を並べ、お供えをして語りかけるシーンが印象的に残っています。
私はそのシーンを見て「仏壇じゃないのか…でもこれもアリだな」と暖かい気持ちになりました。

僧侶としての「正答」は「仏壇を買って、位牌や過去帳を作り、お供えをしてお参りする。写真は必ずしも必要ではない。礼拝の対象は故人ではなくご本尊」となるかもしれません。

でも、サイドボードやテーブルの上で、故人の写真や遺品を置いて、お供えをしてお参りする。いいじゃないですか。「正答」を押し付けることが僧侶の役割ではないと思っています。

願わくば亡き方を縁として、さくら桜さんの中に仏教を求めるお心が芽生えていくことを念じております。

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浦上 哲也
横浜市神奈川区で、新しく小さなお寺を営んでいます。 仏教の教え・浄土真宗...
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お念仏を忘れずに

浄土宗僧侶です。
ご本尊お位牌が実家にあって自分は写真に手を合わせていると言うことですが、それでもかまいませんよ。
ただし「なむあみだぶ、なむあみだぶ」とお念仏を唱えることを忘れずにおこなってください。
そして「私の唱えたお念仏をどうぞお父さんお兄さんおつかいになってください」とたむけてあげてください。
浄土宗ではなによりも念仏を唱えるという事が大切なことです。
たとえ位牌が無くてもご本尊様がなくても写真が無くてもどこでも手を合わせて「なむあみだぶ、なむあみだぶ」と念仏を唱えれば、阿弥陀様は決して見捨てずに救ってくださいますよ。

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一般家庭に育ち会社勤めをしていましたが28歳の時に得度。2年間の研修を終え...
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亡くなった方は仏様 2

前回のご質問に回答を差し上げた藤堂です。

「再問」の記事を確認するのが遅くなってしまいました。

回答が遅れて申し訳ありません。

前回の答えから、いろいろと事情が見えて参りましたし、他の僧侶の方々のお答えも出て参りました。

前回の答えは、たとえば浦上さんのおっしゃる「正答」のような形でお示しいたしました。

浦上さんのお答え、私もほぼ同じように考えますが、一つ付け加えさせていただくなら・・・

亡くなった方のいらっしゃるお浄土をお作りになったのは阿弥陀様。

阿弥陀様によって往生なさいました。

あなたのおうちにはご本尊はないようですので、遺影の横に、小さな絵像でも仏像でもかまいませんから、阿弥陀様を置いていただき、遺影にお参りする時に、その阿弥陀様にも手を合わせていただきたい。

そういう私の希望を付け加えさせていただきます。

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真宗山元派上西山正善寺住職
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さくら桜様。

「生前の写真の横にお位牌を置くという事ですが、実家に位牌が ある場合は私は写真だけおいてお参りする事は許されますか?」との事ですが、其れで結構です。何の問題も御座居ません。

出来ればですが、ご実家の菩提寺様や、貴女様のお近くの同宗のお寺様ににお願いをして、亡父様・亡兄様のお位牌を作成頂き御供養為されれば、なお宜しいかと存じますよ。
お仏壇が無くとも、お位牌だけでも御供養は可能ですし…

如何がでしょうか。

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色々の悩み事がこの世には沢山有ります。 大学の卒論で密教天文暦法を研究致...
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「荘厳」について

さくら桜様

川口英俊でございます。問いへの拙生のお答えでございます。

御供養の形式は、個々人にてその御供養の思いを現して致すことも大切であるかとは存じますし、尊重されるべきことではないかとは考えております。

ただ、何でもありでの無造作、無秩序では、それはそれで問題もあるかとは存じております。

やはり、一定の尊いものへの配慮、失礼に当たらないような扱いというものが必要になるのではないかと考えております。

このことを仏教では「荘厳(しょうごん)」と申しまして、中身は当然として、ある程度形式を重視するのも、形式をその尊いものへの配慮の現れとして扱うからでございます。

もちろん、形骸化した中身の無い荘厳であってはいけませんし、何でもかんでも豪華絢爛でなければならないというのではなくて、身の丈に応じて、できるだけ尊いものを尊いものとして扱えるように調えて参りたいというところでございます。

さて、本題でございますが、「・・二人の写真を棚に置き毎日お花を飾り、お茶とお水を供えます。時々お菓子などもお供えします。・・」とのことで、お写真からお二人を思い浮かべられて、毎日お花を飾り、お茶とお水を供えされて、懇ろにお二人の菩提を念じておられるご様子にて、さくら桜様の思いの現れの御供養の形として、誠に良いのではないかと存じております。

尚、更に荘厳を調えていくとするならば、もちろん、お仏壇、お位牌をとなるのでしょうが、お仏壇、お位牌を調えるとなりましたら、やはり、開眼式・入魂式と正式に法要も必要となるかとは存じますので、そのあたりのこともお考え頂けましたらと存じます。その際にはやはり菩提寺様へご相談なさられて下さいませ。

あとは、既に他の先生方のご回答にもございますように、宗旨の教え、作法に準じて御供養をなさられるようにすることもお勧めさせて頂きます。浄土宗でありましたら、詳しくは下記のサイトが役に立つのではないかと存じます。

浄土宗・公式サイト
http://jodo.or.jp/

浄土宗とは
http://jodo.or.jp/naruhodo/jodo_index.html

川口英俊 合掌

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Eishun Kawaguchi
最新の仏教論考はこちらでご覧頂くことができますが、公開、非公開は随時に判断...
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前回の補足をします。

 そうですか。浄土宗ですか。あくまで実家の宗派であると思いますが、あなた自身、信仰を替える気が無いということを前提で回答させていただきます。
 結論は浦上様が言った通りでございます。位牌を作るには精入れしなくてはなりません。ですのでもし、お位牌を作るなら実家の義姉さんに一言言って、菩提寺さんを通して位牌を作成してもらい。入仏供養(精入れ)を行ってください。こうすれば無益なトラブルは起こらないと思います。ワシ個人の意見は位牌は作らなくてもいいと思います(想像以上にお金がかかることは覚悟しておいてください)。
 このように写真を前にお参りすることはワシは尊いことだと思いますが、傍から見ると異常に見える方もいるかもしれません。だから、知り合いの方も言ったのかもしれません。 今後、月日が経つにつれ、回忌法要なども都合が合わなくて欠席することもあるでしょう。お盆やお彼岸、お正月なども実家に親戚が集まる際も色々なことをしてしまいそうですが・・・。自分はいつも写真の前に手を合わしているんだという気持ちを忘れず、余裕の持った行動を行うようにしましょう。
余計なお世話でしたね。

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心に一点の曇りなきかかわりを持って供養と為す

仏壇は本家だけという考えはすたれつつあります。
今は個人個人で仏壇を持っておられる方も多いです。
何故なら仏壇はその家の中のお寺でもあり宗教心の象徴でもあるからです。
生前沢山お世話になられたお方でしょうから、きちんとしたものを求められては如何でしょうか。何故なら親子親族関係というのは死後も続いていくからです。
不誠実な点や、心に曇りのある状態でお供えご供養しても、どこかしらに曇りが残ります。
これはあなたのことではありませんので参考までに。
先日お墓参りにいきましたら、お墓参りの作法から、何から何まで施主家の親せきが「そういうことではいけない」と施主さんに指示をされていました。
きっと指摘をされていた方は、失敗経験も豊富だったからこそきっちりした方がイイよ、という意味でアドバイスをされていたのだと思います。
時代は何事も簡略化&簡略化で心がこもっていない、アッサリすぎる、ドライすぎるというスタイルが横行していっているのも事実です。

仏壇もオシャレ、スタイリッシュなものもどんどん出てきています。
しかし、それは行き過ぎれば本質は個人主義の横行であると思います。
自分を中心として、手軽にやりやすいように、コンパクトに。
正直、私はなんか違うな、と感じることもあります。
押しつけではありませんが、一応正統派スタイルが一番しっくりくると思います。
何故なら今回あなたが不安になられたという事は自分のやっているやり方にいささかの疑問を抱いているはずですから、それが一番の答えなのではないでしょうか。
どこかしらに後ろめたさが残るようなことは日々の精神面でも影響がありますのでやはり誰かから後ろ指をさされている感じの無いちゃんとした在り方の方がイイと思います。申し上げづらいですが、すみません。

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温かい気持ちになるお坊さん説法まとめ