話を遮る人への対処法
お坊様方、昼夜を違わぬ奮闘、誠にお疲れ様です。感謝しております。
皆様は日々様々な年齢・立場の方とお話しする機会があるかと思います。そこで伺いたいのですが、話を途中で遮る方への対処法はありますか。
例えばこのような感じです。
・私「XX課長、明日の会議の件ですが。。」 XX課長「出席人数の件ね!」 私「いえ、そうではなく。。」 XX課長「開始時間の件ね!」 私「いえ、そうではなく。。」 (以下、早押しクイズのように続きます)
・私「昨日、舞浜に行ったんだけど、」 知人「舞浜ね、ディズニーでしょ?私もこの前行って。。。」(所謂「会話泥棒」パターンです)
・私「昨日、雨だったの、それで。。」 知人「天気は自然現象だからね、しょうがないわよ」(会話終了)
といった具合です。
ひどい場合、主語しか聞かない、結論しか聞かず経緯や詳細を勝手に想像して自説を展開する、といった人もいます。
私自身は、話は一旦最後まで聞く方がいいと考えるタイプです。理由は二つあります。
1つ目は、人によって話し方には癖があり、相手が何を言いたいかは最後まで聞かないとわからないので、いったんすべて聞くことが、時間・労力の面でも効率的だと考えるからです。
2つ目は、話を遮らないことにより、「あなたの話を聞く気があります、あなたを尊重しています」との意思表示になると考えるからです。
勿論話者の話し方に問題がある場合もありますが、話を聞かない人と上手くやる方法があれば、お教えいただきたいです。
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
上手くやる必要はありません
あなたが例として書いておられるように、話を聞かない人との会話は成り立ちません。そういう方と何故うまくやる必要があるのでしょうか。そういう人たちと話しをしても楽しくないですよね。無理をすると精神的に参ってしまいます。
仕事上でどうしても伝えなければならないことは、5W1Hを明確にし社内メールで伝えましょう。社内メールがない場合には、メモにして渡しましょう。
全ての方と上手くやろうとすることは不可能なことです。気の合った人とは意識せずに上手くやれるものです。
話しを最後まで聞くというあなたの対応は素晴らしいと思いますが、他人にそれを求めるのは違うと思います。また、あなたが努力しても他人の気持ちを変えることは出来ないと考えた方が現実的です。そういうことで悩むのは時間の無駄だと思います。大切な時間です。もっとあなたのために使って下さい。
てみじかに。教えてあげない。
その人たちは、人の話を聞くのが苦手なのでしょう。
「会議の○○(要件)の件ですが」などとまず要件を言う、経緯や詳細に誤解が起こりそうなものは、書類を見せながら話す、など聞いてもらう、わかってもらう工夫をしてみると良いでしょう。
舞浜や雨の日に起こった楽しい話は、聞きたくない人にはもう教えてあげないようにしましょう。
話し方もテンポよく
考察の1も2も的確だと思います。
話し方も、まず相手に呼びかけ、内容の導入を出し、それから内容を話し終えるつもりなので、適格だと思います。
それで、あなたの話を遮る相手が不特定多数なら、あまりにも理路整然としていて全部聞かなくてはいけない束縛されるような気分になり、聞きたくなくなるのかもしれません。
相手のことは置いておいて、ご自身の話し方を変えてみましょうか。
一つ一つ区切り過ぎると、そのゆっくりで正確なテンポが嫌な人は遮りたくなるので、結論だけをまとめて、なるべく一言にして、まず言ってみる、とか。
世間話なら簡単でしょう。「昨日舞浜で電車がストップして大変だった」とか、「昨日は洗濯物が雨に濡れたよ」とか、まず一言にして、相手が続きを聞きたがるなら、「いや、たまたま舞浜の○○展に行ってて……」などと前後を話せばよいし、「へえ~」で終わりでも、とりあえず言いたい内容を話せました。
大事な話は、少し気を使いますが、これもまとめて「課長、昨日の会議の○○の件ですが」と、なるべく核心まで一言で話すようにする、とか。
現代人はイライラ忙しい人が多いので、さらに、聞くより話して発散したがる人が多いので、まず、手短に一言で、をやってみるとよいかもしれません。
質問者からのお礼
りゅうよう様、光禪様、藤本晃様
お忙しいところ、丁寧で実務的なご助言をくださりありがとうございます。年齢が上がるに従い人から指摘・ご意見をいただける機会が減るため、皆さまからご助言頂けたこと、大変うれしく思います。