仏教的で感動した作品はありますか?
『100万回生きたねこ』を読みました。
猫が何度も生まれ変わってようやく解脱(?)するところが感動的だったのですが、仏教っぽい気がしました。
他にも、この作品のこの部分は感動したし仏教的に感じる、というようなものがありましたら是非教えて頂きたいです。
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
出遇いなおしができるなら・・・
『黄泉がえり』(2003年公開 草彅剛主演)
もしも、亡くなってしまったかつての仲間にもう一度会えるとしたなら、僕ならどんな言葉をかけるのだろうか。
そして共演の竹内結子さん。謹んで哀悼の意を表します。
南無阿弥陀仏 合掌
https://www.youtube.com/watch?v=8vsOy_A9HXg
何が生きる力になるのか
直接仏教に関係があるわけではありませんが、私は「レ・ミゼラブル」に仏教でいう慈悲(無償の愛)を感じました。元はヴィクトル・ユーゴーが1862年に執筆したロマン主義フランス文学の大河小説ですが、何度も映画になったりミュージカルになったりしていますので、ご存知の方も多いと思います。人にとって何が生きる力になるのか、衣食住以外に何が必要なのかということを考えさせられる作品だと思います。
漫画「シャーマンキング」「仏ゾーン」
週間少年ジャンプに掲載された武井宏之さんの漫画「シャーマンキング」と「仏ゾーン」です。
シャーマンキングはアニメ化もされました。
当時、バトル漫画の王道といえば、主人公がキレて(怒って)力を発揮するパターンが多かったですが、シャーマンキングの主人公は怒りではなく落ち着いた(ゆるい)心によって力を発揮する境地をつかみました。
また、シャーマン達が霊の力を利用して魔法のような能力を使うという設定がよくできていて、この設定により、世界中のあらゆるモンスターや神々まで同じ漫画に同居させられたのが、壮大な世界観につながっていました。
(侍の霊を刀に憑依させてすごい武器に変身させたり侍の技を中学生が使えるようになったり、死者の霊を死体に憑依させて動かすことでキョンシーになるなど。)
仏ゾーンは、千手観音センジュ君や地蔵菩薩ジゾウ君など仏様が仏像に憑依して、仏像が格好よく変身し、魔羅(悪魔)たちと闘うバトル漫画で、まさに仏教漫画です。
一方で、現実社会では、少年少女がキレて残虐な行為に及ぶ事件も話題になりましたので、仏教の慈悲と智慧につながるような両作品は子供達に読んでもらいたい作品です。
ちなみにシャーマンキングは、2021年に再アニメ化されるという情報もあります。
質問者からのお礼
りゅうよう 様
『レ・ミゼラブル』は名前だけは聞いたことありましたが、今まで触れたことのない作品でした。
「慈悲を感じられた」ということで楽しみです。まず映画から見てみようと思います。機会を与えてくださりありがとうございます。
転落院 様
『黄泉がえり』、主人公と蘇った死者が最後にメッセージを伝え合い、そして再び死者が消える、というのが好きでした。
今思ったのですが、『100万回生きたねこ』の、猫が最後にあることをし、そしてもう生まれ変わらなくなる、というのに似てるのかもしれません。ご回答くださりありがとうございます。
願誉浄史 様
『シャーマンキング』、公式にアップロードされていて、簡単に見ることができたので視聴してみました。まだ数話しか見てませんが、楽しんでます。また、『仏ゾーン』という作品は知らなかったのですが、同じ作者の漫画なのですね。ご回答ありがとうございました。『シャーマンキング』の再アニメ化楽しみです。