僧侶、住職の方々について
こんばんは。
大変申し上げにくい質問をさせて頂きます。
私は仏教について関心があり(歴史や文化財、教義etc)、同世代の僧侶の方と語り合いたいと希望しております。
ご縁があればその方と交際したいとも思っておりますが、最近、僧侶・住職の元夫から激しいDVを受けて離婚したいうSNSやブログが数多く見られるようになりました。その女性達が多宗派の関係者に離婚の経緯を話しても、「寺ではよくある事。珍しい事ではない」と言われたそうです。
私自身も仏教系大学を卒業しており、教授や講師は僧侶や住職の方ばかりでしたが、講義終わりに質問に行っても、怒鳴るように返答されたり、挨拶をしても無視する教授陣も数多くいました。
僧侶や住職という方々には、上記の様な人間が多いのでしょうか。
ならば、出会いは諦めた方がいいでしょうか。
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
生身の人間同士として触れ合ってみて下さい
こんにちは。
これは、あくまで私の経験であり一意見であるという前提で回答します。
私は、仏教系大学4年、大学院前後期5年の計9年間を経て非常勤講師をしていました。また、家内とはおかげさまで四半世紀一緒に過ごしている、という立場です。
「講義終わりに質問に行っても、怒鳴るように返答されたり、挨拶をしても無視する教授陣も数多く」と書かれています。これは、あなたの大学のケースなのでなんとも言えない部分がありますが、私はこのような経験はほぼありませんでした。ほぼ、というのは自分の至らなさ、足りなさをたしなめられたことはある、という意味です。
大学教授は教育者として素晴らしい方も沢山おられますが、研究者としての一面が強い場合も多く、冷たい突き放したような対応や一般的な応対が不十分なケースもあるかもしれません。ただ、それでも「怒鳴るように返答」「挨拶をしても無視する教授陣」が「数多く」というのは私の経験則には当てはまらない印象です。
一方。あなたは、素晴らしい「教授陣」との「数多」い出会いはありませんでしたか。一定数のそういう人たちの存在があるからこそ、「ご縁があればその方と交際したい」と思っているのでしょうか。
「僧侶・住職の元夫から激しいDVを受けて離婚したいうSNSやブログが数多く見られる」とあります。このハスノハでもそういった相談は事実あります。しかし、これも「数多く」かと問われると私の周囲の経験則から言って当てはまらない印象です。
そもそも、離婚がお寺でもあるのは一般社会と同様の傾向だと思います。
「僧侶・住職」は、仏教を奉ずるとは言え人間ですし、その奥さんになる人も人間です。お互いにわがままを言ったり、問題を起こしあったりするものです。お参り宅では丁重に迎えられうやうやしく遇される立場ですが、家では家族で喧嘩したり放屁をするものなのです。家内だって、私に言いたいことは少なくないでしょう。それは、夫婦お互い様です。
「仏教について関心があり、同世代の僧侶の方と語り合いたい」というご意向なので、このハスノハでもいいし他の場所でも大いに語らってください。「仏教」という思想、教え、理念と共に、これを大切にする人間同士、そう生身の人間同士として触れ合ってみて下さい。そんなに宜しくない人ばかりではない、と気づいていただけると思います。
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外面を飾る人が多く、確かに信頼できないけど……
私は浄土真宗本願寺派という世襲(代々長男が後を継ぐ)傾向のたいへん強い宗派で檀家の家から坊さんになった者です。私の見方もあなたと近いところもありますが、私の宗派の場合、人格者のかぶった人や甘い言葉のオブラートに包んで嘘ばかりつく人間が多いです。私のようなお坊さんの家出身じゃない僧侶を蔑視する傾向も強いです。私たち夫婦の仲人夫婦なんて酷いものです。
ただ、実際には人により、結局は個人の人格や生き方に帰していきます。要は、立派な人は本当に裏表なく立派で関わるに値するお坊さんもたくさんおいでになります。
これはキリスト教の牧師さんでも、禅宗の方でもみな同じだと思います。宗教を学んでいるからみな宗教者として立派とは限らないが、確実に宗教から生き方を学んでいる尊い方はおいでになります。
だから、玉石混交だと最初からお考えになって、珠玉の出会いを求めてくだされば、と思います。
最初から理想を求めない
あなたの中に坊さんはこうあるべきとか坊さんは立派な人ばかりだという固定観念が出来ているように見受けられます。
坊さんと言ってもいろいろな人がいます。否定的な部分を釈師の言う通り、「数多く」でくくれるものではないのです。
かといって「立派な人もいる」で打ち消せないこともわかっています。
結局のところ「お坊さんだから」という期待の色眼鏡で見ないことが大事では無いですか?
期待すれば、失望するものです。
そんなことは無いです。
どの世界にも
ある程度は
そのような人は居るものです。
「聖職」とされる世界にも
いない訳はありません。
罪を犯す人もいるし
離婚する人もいます。
でも
仏教界は競争をする世界ではないので
穏やかな人が多いとは思います。
よい出逢いがありますように。
過度なストレスにより・・
怜美さま
もともと志の無い者(やる気のない者、菩提心が無い者)が世襲で僧職になると、やはり、修行も、修行後もストレスが多くなり、それが元でおかしくなる者は多い印象です。
パワハラ、モラハラ、DV等、酷い場合は、鬱病や自殺なども事実としてあります。
もちろん、修行前、修行中、修行後に志、菩提心を育まれて、僧侶として尊敬できる立派な方もおります。
まあ、どの世界でも言えることですが、無理してやっても結局あかんということであります・・
川口英俊 合掌