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大学受験 失敗

回答数回答 2
有り難し有り難し 8

僕は国公立大学に進学志望していましたが、落ちてしまい地元の地方私立大学に進学しました。
家庭はきちんとした生活は行えますが、決して裕福ではありません。
(私立大学進学の世帯年収よりも低い)
自分は高校の時から塾や教材を買って自分のためでもありますが、ここまでやってくれた親のためにも国公立大に行こうとしてました。
自分の中では努力しました。毎朝勉強して夜も勉強し続けました。ですが、目標としていたところに行けませんでした。
 今は1人暮らしで生活していますが、毎日毎日家の家計のことを考えてしまい辛いです。親にも申し訳ない気持ちで、すぐに泣いてしまいます。正直学校も周りの子のように楽しむことはできません。生活費を減らした結果2ヶ月で12キロ体重が落ちました。食べるものが減りましたが、少しでも実家にいる家族の生活が楽しく過ごせるように、自分のせいで生活が厳しくなるのは嫌なので。なんとか特待生になって学費を減らそう・資格奨学金で学費を減らそうとしか考えられないです。特待生になるために勉強を毎日5時に起きて、午後の7時まで学校で勉強しています。プレッシャーがすごくのしかかって気持ちが落ち着かないです。
 私立大学に行くことはいいですが、僕が通っている大学は東京の頭のいい大学とかではなく地方ということで偏差値50しかないです。将来も安心できる大学ではないです。
 今は親に本当に申し訳なく辛いです。毎日毎日親不孝だなと感じてしまいます。将来、必ず親に親孝行したいと思ってるのですが…
 どのような生活をしていけばいいかわかりません。今は本当に苦しいし辛いです。
こんな子供で申し訳ないと思ってしまいます。
わかりづらくてすみません。何かいい考えはありますか?
よろしくお願いします


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お坊さんからの回答 2件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

親には話しにくいですか? その時はまたハスノハで

 この相談を拝見し、シュンペーさんがこれまで一生懸命に勉強してこられた様子が伝わってきました。そして、大学生になった今でも特待生を目指して頑張っておられることがよくわかりました。これだけ頑張っているのになお、実家の家計を心配し、少しでも家族の生活が楽しく過ごせるようにと気に掛けておられるシュンペーさんは、なんて心優しいのでしょうか。シュンペーさんにエールを込めて、返信しています。
 シュンペーさんは、親御さんに今の気持ちを話をしたことがありますか?親からも、進学先が私立大学に変わったことを厳しく非難されているのでしょうか。親にとって、子どものための苦労は「大変だけど、がんばった」と振り返ることが出来ることが多いようです。目標を持って毎日を生き、勉強をがんばっているシュンペーさんを応援したいと思っているのが、親の本心だと思います。
 今感じてる親不孝については、シュンペーさんが大学で勉学を重ね、社会人として自立をすること。そして、親御さんに物心両面の関わりをすることで十分だと思いますよ。また、離れている親にとっては、日常の何気ない報告・相談・連絡はうれしいものです。(私も、離れて過ごす大学生の娘がいます)
 これだけ頑張ってきたシュンペーさんですから、その自分のがんばりを力にかえて、自信を持って歩んでください。新型コロナ騒動で、誰もが心身の影響を受けています。一人暮らしに加えオンライン授業などが重なると、人との関わりも減ってしまいますよね。時には、外に出て太陽の光を十分に浴びたり、深呼吸をして新鮮な空気を吸ったり、自然に触れるきっかけも作ってみてくださいね。
 シュンペーさんは、決して一人ではありません。でも、親に相談しにくいようなら、このハスノハにまたいつでも相談してください。ハスノハの僧侶一同、シュンペーさんを応援しています。-以下、追記-
親御さんにもお話ができて、「心配しなくていい」と言ってもらえたのですね。それはなにより!では、これからは「お金のことが思い浮かんでも、それに振り回されないこと」「深呼吸をして頭を切り替えること」「思いっきり勉強すること」です。私が大切にしていることの一つが「いま・ここを大切にする」です。過去に引きずられたり、また確定していない将来を思い込むことは「いま・ここを粗末にしている」ことです。オンライン相談で補足することもできますよ。

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有り難し
おきもち

1971年生まれ。本願寺派布教使・源光寺第14代住職 別名「絵本のお坊さん...
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書に学び、人に学び、自分を磨いていこう

 質問文、拝読させていただきました。真剣に自分の現状に向き合っている気持ちが伝わる質問です。受験の結果については「塞翁が馬」という故事から学んでいくしかないと思います。ノーベル賞の山中伸弥教授がこのタイトルで何度か講演しており、Yutubeでも見れますよ。私の過去の回答もご参照下さい。「運・不運はつきものです。それを次にどう生かすかです」https://hasunoha.jp/questions/4896

 人生の進路の選択に、絶対の正解は無いですね。敢えて言うなら、回答のタイトルが一番の正解だと思います。今の大学で学び取れるものはしっかり学び取りましょう。そのためには、良い教授、良い先輩をみつけましょう。
 今はどの教授も丁寧なシラバスを作成し、大学のホームページに公開してますよね。それを見比べると、それぞれの教授の研究や講義にたいする姿勢が見えてくると思います。シラバスをよく見て、更に実際の講義を聞き、丁寧にノートを取り、更に専門書で深めていく。極めて当たり前のことですが、地道な積み重ねは大事です。

 特待生と奨学金、確かに欲しいですね。そのためには、大学の教務部の担当者への情報収集も大事です。各学部学科ごとの枠が決まっているでしょうし、一番の学生しか得られない場合も多いでしょう。単位取得と良い評定を得ることが第一でしょうが、教授や講師について先輩などからリサーチしておきましょう。
 教授に「経済的な事情から、特待生になれるよう頑張ってます。Aの評価をいただくためには、どのような学び方をしたらよいでしょうか?」と直接聞いてみても良いと思います。但し、前期の講義をきちんと聞いて、しっかりとノートを執ったことを見せた上で、聞いた方が良いと思います。そして、教授からしっかり学ぶ「攻略法」は大学の先輩から教えを受けておきましょう。

 大学での勉強が社会で直接に役立つ場合は限られています。公務員試験の一次突破するためには、きちんと学部の勉強をすることも大事です。契約書、手形、融資、担保、保証人、債権譲渡、信用状などは、机上の学問よりも実際の商取引から学部分が大きいですし、現場で先輩や上司から学び取っていくことが大事です。

 以上の意味で、書に学び、人に学び、自分を磨き、人生を切り開いて下さい。

 

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有り難し
おきもち

 目の前の方の悩みや気持ちをしっかりと受け留め、心を開いてもらうように努め...
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質問者からのお礼

ありがとうございます。
一応親には言ってます。親は心配しなくていいと言ってくれるのですが、自分には無理していってるんじゃないかとか。
大丈夫と言っても大きな費用がかかってるので必ず今までの生活が続けるとは思わないです。有名な私立大学なら親も喜んで、自分も自信を持って行けるのですが地元の私立大学の中で一番偏差値が高いところにいったとはいえ、偏差値50なので、自分は親にとても申し訳ない気持ちでいっぱいです。
今回このようにコメントいただけて本当に嬉しいです。でも、やっぱり心の中でお金のことを考えてしまうので。どのようにしていけばいいかわからないんです。

ここにもう少し悩みを書いたんですが、
コメントいただけますか?
よろしくお願いします

わかりました。色々ありがとうございます。
今まで順調に学校進学していたため、何回も落ちて私立大学に入学して悔しくて辛いこともあり、今後もこういうことを考えてしまうことが続きたくはないですが、自分の性格上親に対してずっと申し訳ないと思ってしまうので辛いことがあると思います。なので、また不安になったらげんさんに色々相談したいです。
よろしくお願いします。

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