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寺の跡継ぎ

回答数回答 5
有り難し有り難し 105

私はお寺の長男です。
昔から寺の跡継ぎになって欲しいと言われて生きてきました。
しかし跡を継ぎたくなく、そのことに悩み高校に不登校になったりしました。
大学も、親からの頼みで仏教に関係のある場所に入りましたが、気が進まず一度も行っていません。
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田舎の小さなお寺で檀家も少なく家も老朽化が進みボロボロです。
お寺としての収入は少なく、金銭面で困ることや、それについての悩みが後を絶えません。
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昔は良いお寺だったのかもしれませんが、正直に言って父も尊敬出来るような人間ではなく、逆に嫌悪感さえ感じています。
ですが、育ててくれたことへの感謝はあり、無下にも出来ず、跡を継ぐのが嫌だと伝えたりもしましたが、納得してもらえず、はぐらかされたり適当なことを言われたりもしました。
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言うなれば私は神を信じていません。
自殺を考えたこともありましたが勇気もなく母を悲しませたくなくて行動には移せませんでした。
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住職を辞めることも考えましたが、ボロい寺の住職になりたいと思う人はいないでしょうし、金銭的にも新しい住居を探すことは難しいでしょうし、考えれば考えるほど問題が浮き彫りになっていきます。
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出来るかはわかりませんが
私はお寺を取り潰したいと思ってます。
もし自分に子供が出来た時、その子にこの重荷を背負って欲しくないのです。
そして、私もこの責任から逃げだしたいと考えています。
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長くなりましたが、お寺を取り潰す方法や、それに関する知恵を授けて頂きたいと考えております。
正直、檀家やお墓のことなどは全然わかりません。
どうかよろしくお願い致します。


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お坊さんからの回答 5件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

先ず、肝心な足元を固めることから

こんにちは。

一読したところで、思考ばかりが先行している印象です。
先ず、肝心な足元を固めることから始めてはいかがかと思います。
それは、「寺の跡継ぎに」なるならないを問わずです。

あなたは、まだプロフィールでは10代で大学生のようです。
「仏教に関係のある」大学のようですから、これから仏教の基礎を学び研鑽を積んで僧侶になる途上という段階なのでしょう。「住職」とは、その僧侶の中でも範たるものがなるのであって、あなたはまだその段階を語るには時間的にも段階的にも距離があります。

また、あなたは「もし自分に子供が出来た時、その子にこの重荷を背負って欲しくない」とも書いています。これも、結構先のことを考えています。

つまり、手の届かない五年先、十年以上先のことを考えているのですが、あなたの直近の現実はどうなっているのでしょうか。

高校で「不登校になった」、大学も「気が進まず一度も行ってい」ないのだと書いています。その理由として、「跡を継ぎたくなく」てということがあるようです。色々あなたなりに悩む事情はあるのでしょうが、現在の状況を作り出しているのは「跡を継ぎたくな」いという理由だけなのでしょうか。

私は、親御さんとのコミュニケーションや、愛情、承認欲求が満たされないことへの不安定さをあなたの文章から感じます。

「跡を継ぐのが嫌だと伝えたりもしましたが、納得してもらえず、はぐらかされたり適当なことを言われたりもしました」と書いています。あなたなりに「伝えた」というアクションはあった。けれども「はぐらかされたり適当なことを言われた」という受け止めをあなたはしている。これは、言葉や心が親御さんとすれ違い続けているからではないでしょうか。

「不登校」や、大学に行けていないのは、「跡継ぎ」という表面的な問題ではなく、親があなたと(あなたも親と)向き合いきれていないという問題こそが本質なのではないでしょうか。カウンセラーなどの第三者に入ってもらい、対等で落ち着いた環境でお話し合うことが先ずもって必要ではないかと感じます。

あなたが、「跡継ぎに」なるならないの問題以前に、まず自分が自分の足で立てるようなコミュニケーション力と精神的自立を目指すことが、あなたにとってやるべき直近の課題だと思います。

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おきもち

釋 悠水(しゃくゆうすい)
浄土真宗本願寺派報恩寺住職(兵庫県三木市) 本願寺派布教使 元本願寺布...
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最近よくある悩みです

初めまして。
私は在家から僧侶の道に入りました。私の場合、安定した仕事を辞めてなぜ苦労する道を選ぶのか職場や家庭から色々言われましたが、最終的には自分が選んだ道に入りました。入ってみて目の当たりにしたのが、「世襲」の方々の様々な問題でした。
あなたの文章を読んでいると「揺れる気持ち」がでていてまだ、絶対に嫌だとか○○になる、という決意以前でマイナス要素を探して一つの逃げを作ってあるようにみえます。これからの時代、僧侶だけで生きていくのはかなりきびしいと思います。私は一旦何らかのかたちで社会に出てみて、そこから自坊を見てみることをおすすめします。
客観的に見てみたら今まで気づかなかったこともあるかもしれません。それから自分としてどう生きていくのか考えてみてはいかがでしょうか。
ご両親にもしっかり話をして、お寺の将来も含めてまずは社会体験したいのだと伝えられるとよいですね。そこは気合いを入れて話し合いを持って下さい。お寺も社会変化の時期にきています。お寺を支えるために仕事を探している方もあります。視野を広く、遠い未来まで考えすぎないで、まずは今の時期にできることをしてみましょう。
お寺をとり潰すのはある意味簡単かもしれません。ただそれは取り返しはつきませんから、かなりの覚悟と責任、納得が必要になります。今の経験値で判断するのは無謀だと私には思えます。

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有り難し
おきもち

九州に住んでいます。 長い間、教育職をしていましたが、発心して浄土宗の僧...
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心中お察しいたします。

あなたのような悩みの持ち主は少なくありません。

よろしければ下記の
2021年7月9日(金)21:30からの
お坊さん限定のオンラインMTGにぜひご参加ください。
・30歳未満限定(平成3年以降生まれた)
・僧侶資格がない跡継ぎさん歓迎

https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSdqqvzEuBmSYMXL7dm9st5OosE10rlSMbwnVDEwx3DfOZ105Q/viewform

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おきもち

和田隆恩
 浄土真宗(大谷派)/広島県広島市/17世住職。  1967年京都市生ま...
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菩提心

あああさま

宗教法人の解散、廃止、清算への法的手続きは、行政書士や司法書士、あるいは弁護士に相談なさられるのが良いでしょう。

宗教法人法、また包括宗教法人、被包括宗教法人の各定款、細則、規則等に則って進める必要があります。

総代会、責任役員会等で、これからの後継について話し合うと共に、包括宗教法人(本山)の管轄にある場合は、まずは本山に相談して、後継を依願するのも良いでしょう。

近年、定年退職者等への僧籍取得への門戸は開かれつつあり、僧籍を持ち、仏道精進に意欲ある者、菩提心ある者が空き寺を待っている場合もあります。

やる気のある方へと任せられるように調えていくのも。

最近、拙生が注目しているお寺で、九州の本佛寺さんがあります。

檀信徒制度、徒弟制度、世襲制度を三立し、仏法護持・寺院護持・寺院活性化に努められています。

https://www.youtube.com/channel/UCUZtWL-WL1aAlZQT9-UB5QQ

もちろん、そういったお寺は探せば全国に多くあります。

未来の住職塾(←ネット検索すれば、参加されていた多くのお寺の情報が得られると思います)では、そういったお寺も多くありました。

寺院のあり方、これからのことを見直すために一から学ばれるのも良いでしょう。(もちろん、寺院活性化、寺院再興がイコールで仏法による衆生済度にならない場合もあります)

ただ、やはり志、特に菩提心がなければできないことが多々となります。

どうしても菩提心が育めないようであれば、早めに後継確保へ向けて動かれて下さい。

川口英俊 合掌

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おきもち

Eishun Kawaguchi
最新の仏教論考はこちらでご覧頂くことができますが、公開、非公開は随時に判断...
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山口県なのか

私は30年前に山口県の浄土真宗本願寺派のお寺を継いだのですが、その5年後、初期仏教に関心を持ち、スマナサーラ長老の瞑想会を開催し、以後、仏教としての浄土真宗を頑張っていました。
 その15年後に、近隣の寺のグループに嫌われて、寺から追い出されそうになりました(本山末寺制度に入っていると、寺や境内地は檀家が立てても本山の所有ということになってしまいます)。
 「浄土真宗では修行をしてはいけない」と彼らに言われ、そんな邪教に染まった住職では檀家も迷惑なので、本山に申告して住職を挿げ替えてもらう、とのことでした。
 檀家さんに相談して、「じゃ、単立になって本山に寺や境内地を取られないようにして、今まで通りやりましょう」ということになり、今も寺を続けています。
 まさかとは思いますが、あなたの状況は、山口県ならではの、有無を言わせない同調圧力とかかかっていないでしょうか。
 インターネットのおかげで、手軽に何でも知ることができるようになりました。いやいや引きこもっている時間があるなら、ついでに、寺とは何か、寺を縛る法律はどのようなものか、本山末寺関係はどうなっているのか、などなど自分が納得できるまで調べてみてはいかがでしょうか。
 親の恩、檀家の恩は感じつつ、自分には自分の人生がありますので、落としどころを探ってください。

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有り難し
おきもち

初期仏教というか仏教本来の教えを学びつつ、その在家信者のあり方から見た日本...
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