親の介護への不安
2回目の相談になります。
私は結婚後二世帯同居をして、義父母の世話に大変なツラい思いをしてきました。
今月になり、今まで最大の悩みの種だった義父が入院先から高齢者施設への入所の目処がたって、やっと義父から解放される運びとなりました。
前回のお坊様からのご指摘にもありましたが、時間ができたせいか余計なことを考えるふしがあり、今はまだ元気に健在の実の両親に対しても、いつか、あの介護への苦しみを繰り返すのではないかという不安を抱くようになっています。
自分の親ですので義父の時とは思い入れは違うとは思うものの、いつまた気苦労がぶり返すか…私が長女なのでしっかりやらなくちゃ!でもできるだろうか…そんなことが頭をよぎってしまいツラいです。
コロナ禍でもあり、両親にいつ何があってもおかしくない日々に緊張が続いているのも疲れます。
少し楽になる考え方はないでしょうか。
今までが我慢のしどおしだったので、またそこに戻ることに不安と恐怖を覚えてしまっています。
気持ちの切り替え、過去の苦しみからの解放へのアドバイスがありましたら教えていただきたいです。
よろしくお願いします。
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
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親の介護ほど偉いことはありません。そのようなあなたの姿をお子さん達に見せることはお子さん達にとって何よりも良い教育だったと思います。ですからこれまで頑張ったことに自分を褒めて自信を持ってくださいね。
人の力には限界があります。しかし仏様はいつも見守ってくれています。義理のご両親のご先祖さまも、あなたのご両親のご先祖さまも見守ってくれています。ですから、自分ができることまで務めてくださいね。それ以上のことは仏様やご先祖様が導いてくれますから心配しないでください。
仏壇に手を合わせ、仏壇がなければどこでも構いません、何かあった時はよろしくお願いしますと祈りましょう。
あなた1人で抱え込まなくていいと思ってくださいね。
なお、ご主人のご兄弟など助けてくれない親族からは経済的な支援だけでも要求しましょうね。
質問者からのお礼
三宅 聖章様
お言葉をありがとうございました。
自分のしてきたことを自身で褒めたり、自信を持つことなどしたことがありませんでした。
そうですよね、私は頑張ってきたんですよね。
義理の親にできたことが自分の親にできないはずはないし、きっと家族も支えてくれるでしょう。
周りの人を信じて自分のできることをすればいいんだ…それを頭において不安がらずに生きていきたいと思います。
そして困ったら仏様やご先祖様にも手を合わせようと思いました。