自傷行為について
私は、2年ほど前から自傷行為を現在進行形でしています。きっかけは、中学生の時に遭った部活動でのいじめから自傷をするようになりました。今では高校生になり、いじめは無いものの自傷の心地良さを知ってしまい辞められません。
去年、自傷しているのを親に見られてしまいました。その時までは家にあったカッターを使っていたのですが、それを機にカッター含む刃物は全て母親が管理するようになりました。今は爪やシャープペンシルで引っ掻いてミミズ腫れを作っています。
自傷が見つかる度に家族会議になり、自傷はダメだと言われるのですが、何回聞いてもしっくり来ない為またしてしまいます。
自傷をしてしまう理由は主に自己懲罰です。後はどうしようもなく寂しくなってしまった時にもしてしまいます。親には寂しい事を悟られたくない為、理由はあまり伝えていません。
自分でも辞めないといけないと感じており、気を紛らわせたり、入院したり等様々なことを試しましたが無理でした。恐らく、心の底ではまだ自傷をしてはいけない理由が分かってないです。親に注意される度に誰にも切りつけてないから問題ないのではないかと思ってしまいます。
自傷をしてはいけない理由、治すためにはどうすればいいかを教えて頂ければと思います。
意志が弱いです。
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
承認欲求が強いだけなのですよ。
拝読させていただきました。
承認欲求という言葉はご存知でしょうか?
最近ではたくさん本が出版されるようになりました。
かの哲学者アリストテレスの名言に
「人間は生まれながらにして知らんことを欲す。」
とあります。
この言葉は誰にも欲求・欲望・願望という満たされたい気持ちや思いがあるという欲です。
その欲は自分がその時代・年齢・思春期など自身がそのときに謳歌できなかった承認により、現在に「あの時に満たされなかった欲(思い)」が今を苦しめている原因でもあります。
この場でいう満たされない思いとはなんであるのか?それは、ただクラブ活動をしたいために他人により遮られてしまうことで自身の目的に達成することを断念させられたという悔み・憎しみと変化を遂げてしまっているものでもあります。
自傷行為が悪いとも思いません。もったいない程度です。
ここで過去には戻れない、ただ気持ちだけが欲求してしまっているだけなのだと捉えて欲しいのです。
風邪薬を一度服用したからとて、また風邪を引いては風邪薬を飲みます。私たちも教師になるために修行や勉強を積み、資格を取得しました。しかし、失敗もします。また後悔もします。一度の修行で完成なんてしません。だからこそ仏教では精進という努力を最後の最期まで行うのです。
「修行」とは私がとらえるには、人生を諦めそうになったとき、自分の苦手なことと遭遇します。そんな苦手な遭遇にも動じないために、苦手を修得するために行うことを修行ととらえます。
承認欲求は誰にもあります。無くても駄目なのです。ただ少し強いだけなのです。その強さは過去に執着に戻れないことを知るに関わらず、あの時を取り戻そうとしている欲なのです。
色鉛筆には色々な色があります。白の用紙に赤・黄色・緑など多くの色彩ではじめて華やかな絵となります。苦手な色も絵には必要な色なのです。人生を進めていくと、多くの経験がこの人生にはあった。しかし、その過去にはもう戻らない人生にしてやりましょう。
参考程度にとどめておいてくださいませ。
合掌
自傷行為の代替えをしてみましょう。
海珠 様 相談ありがとうございます。
自傷行為の代替えをまずはしてみましょう。
赤いボールペンで、いらない紙にひたすら何かを書きまくる
紙がつぶれるまで、書きまくるのです。ある程度気持ちの高ぶりがおさまったら、書いた紙を、ごみ箱に投げ入れることをしてみましょう。
これは一例です。なにかしら代替えをすることで、身体を傷つけずに済みます。
身体を傷つけることは、意識をしていなくても心も疲弊していきます。
ですので、まずは代替えの何かをしてみてください。
そして、いじめがきっかけだったそうですが、その時の自分は、周りの人にどうしてほしかったのでしょうか?をゆっくり考えてみましょう。
両親にもっと私のことを解って、守ってほしかった。
先生にもっと私のことに気づいてほしかった。
虐めた人にちゃんと謝ってほしかった。などなどの思いを、今の自分が受け止めて、その時の自分に向かって、「あの時は、つらすぎて、そうするしかなかったんだ」とその時の自分を認めることです。
そして、「親には寂しい事を悟られたくない」という思いを解消することです。
あなたが、最も信頼できる人に、寂しいことをどんどん打ち明けて、心の中を吐露して、そしてその人に、優しく、温かく受け止めてもらって、ハグしてもらうことです。本来なら両親がベストですが、出来そうにないなら、親友やセラピストでもかまいません。信頼出来る人から、優しさ、愛情、思いやり、寛容さを向けてもらうことで、あなたの自分自身の心に優しさや愛情を向けられるようになっていきますので、そうすれば自然と、自傷行為は減って、やがてする必要がなくなるでしょう。つまり、自分に向かって、思いやりと愛情を向けていきましょう。
ヒントにしてください。一礼
自傷行為は癖になると厄介です。まだ大丈夫。
海珠さん。寝れていますか?端的にお答えしますね。
自傷行為は癖になると、厄介です。行動が無意識下で強化されるそうですよ。つまり、病気の領域です。風邪になったら内科へ、虫歯になったら歯医者へ、この場合は、心療内科か精神科です。年もお若いですから、お話をよく聞いて下さる、ベテランの女医さんがいいのではないかと拝察いたします。とはいえ、要するに気のあう先生と思考のレッスンをすれば、どうにかなります。
その段階を、終えたら是非とも仏道のお話も聞いてみて下さい。私から言えるのは、ご両親にご相談されて病院に通院されることです。本気で自傷行為をやめたいのなら、その方法が最善です。ただし、相性もあると思いますので、医者選びは慎重にして下さいね。失礼いたします。
質問者からのお礼
遅くなってしまいましたが、ご回答頂き誠にありがとうございました。現在、私はカウンセリングに通っており、そちらで悩みを相談する事で自傷行為をしないように気をつけております。辞めるのはやはり難しいとの事ですが、少しでもやらない期間を増やせるよう努力していこうと思います。
ありがとうございました。