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未来が見えなくて怖いです。

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有り難し有り難し 22

初めまして。
独身です。彼氏もいません。
周りは結婚していき、妊娠していく中で
心の中でどんどんモヤモヤが
募っていくようになりました。
おめでたいことなのに心の中では
私はこのまま一人ぼっちなのではないか。と
どうしようもない悲しみと苦しみが
押し寄せ、考え出したら食欲がなくなるほど
苦しくなります。夜は眠れないです。
1番近い友達ほどその思いは強くなり
子供を作ろうとしてるのを
まだ出来ないで欲しいと思ってしまうんです。
そんな事を思ってしまう自分にも
自己嫌悪でいっぱいなのです。

恋愛も出来ず、仕事も結局夜の仕事から
抜け出せずで……
この年になってこんなので未来が見えず
どうしたらいいのか分からいまま
時間だけが過ぎていきます。
うまく文章にならなくてすみません。

周りの人の幸せを心から願え、
自分も幸せになれる日が来るのでしょうか。
こんな私はどう生きていけば
幸せになれるのでしょうか……


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お坊さんからの回答 2件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

人のことをやらない

あなたはあなたの恋をする他ありません。
周りの人はあなたではありません。
あなたの本体はあなたの取り巻き、フィールドではなく、中心人物。
五感のあるあなた自身。
あなたがあなたを生きていなかったことに目を覚まして、あなた自身の人生の主人公であるあなた自身が主体的に恋をして、自分の人生を謳歌すればよいのです。
未来は誰も観えません。
だから、未来と直結している今の中で働きかけるのです。

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有り難し
おきもち

お悩み相談08020659278
今月の法話 文殊の剣 ❝己がそのものを観ていながらそこに余計な色や思いをつけたさぬその己の様子を「こそ」見届けてみてください。❞(本文より) 「大丈夫、慧の剣を取る。」 大いなる菩薩や老師は智慧の剣を取って、人の迷いの見解を断ち切り真実の姿をみせてくださいます。 智慧の剣とは人間の自我、我見の無いこころからなる、無垢で清らかなる「事実の様子」「本来の様相」を見極める力ともいえましょう。 それこそが智慧の剣なのです。 文殊とは自己を鎮め得た者の姿。 人間の内なる思慮分別の猛獣を修め得て、その上に鎮座する姿。 事実を事実のとおりに見るということは、余分なものがないということです。 そこに現れる余分な見解というものを断ち切った姿。 そもそも、もともと一切の事象、事実というものには余分なものはありません。 とは言えども、それでも人は人の習癖・習慣的に物事に思いをつけたす。 いまや「写真で一言」という要らぬ添え物をするバラエティ文化もあるぐらいですから、ものを本当にそのままに受け取るということをしない。 文殊様の持つ剣、智慧の剣というものは、そういう人間の考えを断ち切る働きを象徴したものです。 その文殊の剣とはなにか? お見せしましょう。 いま、そこで、みているもの、きこえていること。 たとえ文字文言を観るにしても、そのものとして映し出されているという姿がありましょう。 文字として見えているだけで意味を持たせてもいない、読み取ってもいないままの、ただの文字の羅列のような景色としてみている時には、文字であっても意味が生じません。 本当にみるということはそこに安住しています。他方に向かわない。蛇足ごとが起こらない。 見届けるという言葉の方が適しているかもしれませんね。 ❝己がそのものを観ていながらそこに余計な色や思いをつけたさぬその己の様子を「こそ」見届けてみてください。❞それはものの方を見るというよりはそれを見ている己を見つめる姿ともいえましょう。 そういうご自身のハタラキ・功徳に気づく眼を持つことです。 あなたの手にはすでに文殊の剣がありますよ。用いることがないのはもったいないことですね。

未来はあくまでも想像のものでしかない

いちご様

川口英俊でございます。問いへの拙生のお答えでございます。

未来は、例え一秒前であっても、100年後であっても、あくまでも想像のものにしか過ぎません。あるのは、今、現在の瞬間、瞬間だけです。(過去があると思っている自分も、未来があると思っている自分も思っているのは今の瞬間、瞬間の自分でしかありません。)

と申しましても、過去があって今があります。過去と今は繋がっています。そして、過去と今の繋がりで未来があることにもなります。

未来の自分は、過去と今の自分次第によって繋がっていくものとなります。

過去はもう変えられませんが、今の瞬間、瞬間であれば、意思・動機と行動にて色々と変えていくことができます。

変えれない過去をあれこれとどうしようとしても無駄ですので、今の瞬間、瞬間をできるだけより良いものに調えて参りましょう。それが良き因縁(原因と条件)となって、良き結果へと結びついていくはずです。

彼氏も結婚も子どもも、もちろん幸せも、全ては因縁次第です。そのためには、明確な意思・動機と共に行動が必要です。因縁を調えていかないと、どんなに頑張っても結果は出ません。

未来を幾ら憂っても仕方がありません。それよりも今の行動、一つ一つを大切に、より良くに。

お幸せを祈念申し上げます。

川口英俊 合掌

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おきもち

最新の仏教論考はこちらでご覧頂くことができますが、公開、非公開は随時に判断しています。 https://blog.goo.ne.jp/hidetoshi-k

質問者からのお礼

ありがとうございます。
心が軽くなりました。

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