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親をもう愛す自信がありません。

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小学生の頃までは、親に何をされても愛せていました。怒られる時に叩かれたり心に残る様な暴言を吐かれても、両親が私の目の前で酷い喧嘩をしている時も私は両親のことを愛していました。

大好きだと愛していると心の底から言えました。
でも、年齢が上がり両親がしたことの醜悪さに気づいてしまったのです。そして中学の時に私は思いました、もう両親のことは愛せないと。

そして、現在私は高校生ですがその思いは今も変わっていません。現在は、親仲も良いし怒る時に暴言を吐いたり暴力を振るったりもしません。

でも、過去のことを思い返すとどうしても愛すことができません。
どうすれば、両親を許しもう一度愛すことが
出来ると思いますか?

2023年2月12日 9:05

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お坊さんからの回答 2件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

親への拒絶感「親子」に縛られず、変化していく気持ちを大切に

愛せなくて、憎い?恨んでいますか?

親との一定の距離感があってもいいと思いますよ。
幼少期は、何があってもひたすらに親を求める年齢でもあるので、虐待(暴言も含まれる)を受けても、親を頼ってしまうし、親からの愛を求めてしまいます。だから、家庭内の虐待は気付きにくいのだけれどね。

年齢を重ねて、冷静に振り返ってみると、記憶が整理されて、今とは違ったとしても あの頃の親の姿や受けた傷は心身が覚えていますから。親への拒絶感になっているのだと思います。

高校生、もうすぐ成人だね。
ちゃんと人を判断できる年齢になり、自立に向けて成長していこうとしています。
人を見る目や、社会で生き抜くために、家庭環境が基準になることもあります。

今ね、「両親を許しもう一度愛する」と考えたいのだろうけれど、許せないことを受けてきて、愛せなくなっているのは、あなたのせいじゃないのだよ。あなたが、無理をして愛そうとしなくてもいいのよ。今は許せないのなら、無理に許さなくてもいい。許そうとすると、あなたが我慢をしなきゃと苦しむことになるからね。

親も、あの頃は、未熟だったのでしょう。感情のままに、ぶつかり合うことしかできなかったのでしょう。親だから子を愛し、子は親から愛される。必ずしも、そうではない時もあります。親も人間だから、完璧じゃない。

「親子」に縛られなくてもいいんじゃないかしら。
親に対する気持ちは、また変化していきます。今の気持ちを大切にしたらいいのですよ。

大人になり社会が広がると、親以外に頼れる人、信用できる人が出来てきます。いろんな人を見て感じて、親に対する気持ちを整理していける日がくるわ。

2023年2月12日 11:02
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おきもち

はじめまして(*^^*) 中田みえです。 教善寺 住職として、母親として...
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ゼロ、マイナス、プラス

親子はこうあるべきという理想像がとりあえずあり、それに合わないなあと苦労して、今、そこは克服したけど、過去のマイナス分が埋まらない、という感じでしょうか。
 人間は、他人にやってあげた良いことは覚えていてやってしまった悪いことは忘れがちです。他人から被った悪いことは覚えていてやってもらった良いことは忘れがちです。
 仏教では、ですから、その普通の人間の習性の逆をわざわざやらないと成長しないことを知っていて、他者との関係では、まず恩を知ることをとても重要視します。
「恩を知る」だけに気を付けると、他者が自分にした悪い点は関係なくなり、良い点だけを覚えるようになります。それに対して自分のその人との関係は、過去はともかく、今後は恩人との接触になるので良いことを心掛けるしかなくなります。無理なら、何とか離れるだけで、わざわざ悪いことはしない、と。
 親の恩を知るのは簡単です。何度も悪い目にも遭ったかもしれませんが、しかし特に母は、おなかの中で十ヶ月自分を抱えてくれて、生まれてからも、特に最初の数年はほっといたらすぐに死ぬのですから全面的に守ってくれました。これは覚えていない人のほうが多いのですが、他の親子を見ていると容易に想像がつきます。
 保育園、幼稚園や学校に行くあたりから覚えていると思いますが、ご飯は出てくる、寝る場所はある、着るものはある、外にも行かせてもらえる、全部、親が全面的に無償で与えてくれました。
 やられた悪いことの回数、質、量と、やってもらった良いことの回数、質、量では、圧倒的に違います。親子の場合に限って、恩は、子が返せないほどと、仏教では見ています。どうしても毒親なら何とか大きくなってから離れて、それでも生きているかどうか気にかけてあげるとかします。
 あなたが高校生になったくらいでもう一人前と何となく見ていてくれるなら、親の恩も、あなたの頑張りも、立派なものだったと思います。やられた嫌なことは、まあ、子育ては大変ですから、大変だっただろうなと想像して忘れて、やってもらった、ずーっと続いていた育てを思い出して感謝して、生きてみたらいかがでしょうか。親にしても、前世では全くの他人同士だったでしょうに、たまたま今世で親子になったから必死で育ててくれたのです。
 親への感謝は二つだけと仏教では言います。自分が立派に成長することと、親孝行をすることです。

2023年2月13日 9:07
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有り難し
おきもち

初期仏教というか仏教本来の教えを学びつつ、その在家信者のあり方から見た日本...
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質問者からのお礼

中田三恵様
今は私が両親を無理に愛さなくてもいいのですね......自分のいまの気持ちを大切にするのが良いんですね。
とりあえず、今は愛せないことを受け入れ
自分のいまの気持ちを大切にすることにします。
気分がとても晴れました。
長文でのご回答本当にありがとうございます。

藤本晃様
なるほど……恩人、親を恩人として接触する……。
親にされた事を今すぐに忘れることは少し難しい
ですが、恩人として見ることなら何とかできそうです。

長文でのご回答ありがとうございます。

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