母の彼氏と住むことに
ご覧頂きありがとうございます。
1ヶ月ほど前、母に今(母と)付き合っているおじさんを紹介されました。付き合って2ヶ月と。
それはいいのですが、問題はその数日後に同棲することになったこと。
この狭いアパートに、数日前に会ったおじさんが住む。その事実だけで嫌でたまりませんが、母の彼氏なので受け入れようと努力はしています。しかし彼氏の以下のことが受け入れがたいのです。
私の言葉尻をとらえ笑い者にする。
以前の彼女の性的体験の内容をこれもまた食事中に語りだす。
母から私の愚痴を聞いているらしく、ことの真相を理解しているわけでもないのに、私に説教をする。
また、色々な問題を考えて今年からずっとベジタリアンですがこのことを批判的に言います。
私はあまりにも苦しくなったときに部屋に逃げ込んだり反論するのですが、母にそのことを咎められました。
今日、これらの現実に耐えられないことを母に泣いて話しましたが「何が悪いのかわからない、あんたが神経質なだけ」と。
金銭的に出ていけません。
母の自己中心的な行動は執着以外の何者でもありませんが、私が母の彼氏の悪癖に嫌な思いをするのも、出会って間もないおじさんだからと同棲を嫌がるのもまた執着かもしれません。
母の彼氏を受け入れるにどのような心でいればいいのか、みなさんのお知恵をお貸しください。
できれば、彼氏の悪癖に対しての心もちを教えて頂きたいです。
最後に、これから1週間ほど家出しようか迷っています。
初家出ですが覚悟はあります。
こんなあとのほうに書いてとても卑怯なことですが、私も母の彼氏に悪いことをしました。
彼氏の悪癖が強まった時に爆発して頭をかきむしりながら「もうやめて!いい加減にして!うざったいきもちわるいもういやだ!」と叫んでしまいました。私も負けず劣らず未熟だと理解しています。
このままの(未熟な)私がこのままの(今の私にとってハードルの高い)現状にいつづけることは、なにも食べないで餓死を待つのと同じであると感じています。
あてはありません。お金もないので寝床にも食にも困りますが、飲み水を買うための金銭と仏陀の本を片手に寝ず食わずで一種の修行のようなことをしようと思っています。早ければ明日から。
1週間でもつらい思いをすれば家や親のありがたみが真にわかるかもしれません。
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
理解とはお互いを思いやること
やんさんこんばんは
普門院の武田正幹と申します。どうぞお願い致します。
拝見致しまして感じたことは貴女は周りの事を考えられる素晴らしい方なんだなという思いです。
いきなり現れた赤の他人に対して雑言はあってもなんとか理解しようという姿勢、自分の欠点をなんとか治そうとする向上心は見習うべきものであると思います。
受け入れるというものは相手も受け入れてくれないととても難しいもので、彼氏さんは貴女をただの子供と思ってるのかなと文面ですと感じます。しかし、それは彼氏さんも貴女とのコミュニケーションを取ろうと空回りしているのかもしれません。
貴女の母親に言葉ではなく文面で伝えてみては如何でしょうか?言葉は感情的になりやすいですが文面ですと客観的になり、貴女の苦しみも歩み寄って貰えるかもしれません。
それとこれは個人的ですが、家出は私も経験はありますが、顔もわからない貴女に失礼を承知で申し上げますがすごく心配です…。
児童福祉施設や児童相談所(18歳未満)Tel189
子供のシェルター(18歳以上可)というものもあるそうです。
同じ東京ということですので、お力になれるのでしたら喜んでお力添え致します
家では我慢しましょう!
あなたのお悩みはもっともだと思います。若い女性にとって見ず知らずの男性が
突然現れての同居、受入れががたいと思うのは至極当然なことです。
長年一緒に住んでいる親子でも、同じ空間にいることがとても息苦しく思うことがあります。
それが赤の他人なら、尚更です。お怒りはごもっもですよ。
お母さまは誰と付き合おうと自由ですが、外で勝手にやってくれと、
何も狭いところに転がり込むことはなかろうと思います。
一緒に住むのなら、事前に十分な根回しをして、ある程度プライバシーの確保できる住居を
確保してから、同居を始めるべきです。今回のような転がり込むような同居には、強く異議を
はさみます。いい大人が何をやっているのかと思いますよ。
また、卑猥な話や、つまらぬ説教など、ひどくガサツな印象を持ちました。
私が彼の立場なら、あなたが独立するのを待ちますね。
ですが、家出は止めなさい。絶対にいけません。一週間であろうとなかろうとお金もなく、
町をさ迷いい歩けば、一体どうゆうことになるか、もっと嫌な思いをすること必定です。
そんな思いは修行にも何にもにりません。達成感も得られませんよ。
単に取り返しのつかない不快感のみが残ります。絶対に止めなさい。
まずは、バイトしてお金を貯めること、最低で50万円、4~5万で保証人の要らない最低限
住むのに必要なものを揃えて家をでたらいいんです。それまでの辛抱です。
自分一人で生活すれば、本当の意味で生活されてもらったありがたみがわかりますよ。
また、働くとの意義もね。
人にはどうにもならない辛抱しなければならないときがありますよ。
耐えること、それがあなたの修行なのかもしれませんよ。
ただし、お金を貯めて家を出るまでね。
頑張ってください!!
あなたの幸せを心から応援していますよ。
追伸
いつでもご相談に乗りますよ。ご遠慮なくどうぞ。あなたは特に神経質ではありません。冷静沈着な方ですよ。
思考能力も高く、将来が楽しみな立派な人になれます。
大丈夫!お気軽にまたご相談くださいね。また仏教にご興味がありそうですね。有難いことです。ありがとうございました。
あなたの反応は当然です。
やんさんへ こんにちは
あなたが、母の彼氏に対し嫌がる気持ちは当然です。それはあなたが思春期だからです。普通は父親でも男と離れたい距離が出てきますがアパートでは難しいでしょう。母の対応が気になりますが、生活を共にしなければならない現実もあるでしょう。
あなたがおじさんを新たな父と受け止めるには時間がありますので、狭いアパートですがなるべく距離を保ちましょう。無理に嫌がらず大人として対応をしてください。おじさんはなんとかあなたに好かれようとして話しかけているのかも知れません。
しばらくは、母なしで二人きりにならないでください。その方を信じないわけではありませんが、信用を得るには時間が必要です。少しでも性的な対応をしてきたら、すぐに声をあげて逃げなさい。
あなたは学生ですか?家出はいけません。家を出なければならないと思った時はあなたを保護する施設があります。そこに駆け込んでください。ネットで調べられます。
友達の家に遊びに泊まりにいく仲間はいませんか。
もし少しお寺で宿泊して修行したいというのであれば、修行宿泊を受け入れるお寺もあります。私のお寺でも修行宿泊は可能なのでご連絡してください。まずはお母さんと話しをすることが大切です。合掌
○再信
良かったですね。
人生はいろいろあると思いますが、それに負けることなく前向きに進んでください。あともう少しで親元から独立できる生活が始まります。それを目標に準備期間と思って努力してください。困ったことがあれば、近くの大人は相談相手になってくれるはずです。もちろんhasunohaでもかまいません。無謀な生き方だけは選択しないでくださいね。合掌。
祖父母の家に行ってはどうかな
都会で1人で路上生活は大変危険です。
取り返しのつかないことになるかもしれません。
お釈迦様は修行に出たのは29歳の時です。
あなたはまだ早いと思います。
どうしても家を出たいのなら、祖父母の家に行ってはどうでしょうか。
あるいは、危険でなければ父か兄、あるいは父方の祖父母。
友達がいるなら友達の家に。
昔は駆け込み寺という言葉があるくらい、お寺で匿うこともあったようですが、現代ではそのようなことをしたらお寺が誘拐で訴えられそうで、できないかもしれませんが、お寺によっては泊めてくれるところもあるかもしれません。
くれぐれも路上生活することのないように、親切そうな人に騙されてついていかないようにしてください。
お釈迦様なら、あなたに耐えなさいと言うと思います。
お釈迦様の教えは、自分の心を制することです。耐えることも含まれます。
お釈迦様は瞑想中に様々な悪魔の言葉、感情に襲われましたが、それに耐えて覚りに至りました。
あなたにも母の彼からの言葉に耐えて欲しいのです。
お釈迦様の教えにも、優れた人以外の人からの軽蔑や賞賛は聞く価値はない、というような言葉があったと思います。
そして、仕事をするようになり、家からしっかりと巣立って欲しいのです。
もし母の彼に言いすぎたと思うなら、気まずいと思いますが素直に、言いすぎました、ごめんなさい、と謝りましょう。
あなたの心には彼に対する怒りがあります。
怒りとは毒です。
怒りとは炎です。
先ずは仏道修行として、自らの怒りを蛇が脱皮するように、取り除くことに取り組んでください。
どうか、よろしくお願いします。
質問者からのお礼
まず、みなさまへ
素晴らしいお考えをお持ちの御坊さん方に、これほど親身に相談にのっていただき、多大な感謝と、なんというか、通り越して申し訳なさを感じています。本当にありがとうございます。あまりの感動に語数の多い日本語ですら表現の足りなさを感じています。そしてとても感動しました。hasuohaさんは本当にすばらしいですね。
普段トラブルや失敗があるといつも私の未熟さが原因で、自分の情けなさにうなだれるばかりでしたので「その反応は普通」とのお言葉、意外だなと思いつつも安心しました。
先ほど、頂いた回答を見るまで私のなかでは家出はほとんど決定事項で、夜中の犯罪対策なども細かく計画していたので、回答を拝見してみなさま同様に家出を止めるよう言われることに驚きました。もちろんやめました。
友人宅ですが、友人は歓迎してくれる人はいますが、向こう家族の迷惑面の心配が拭えずとどまっておりました。また、祖父母宅はこれもまた色々と確執があり、一緒に住んでいた時の方が安上がりにも関わらずわざわざ数件隣のアパートに引っ越した程です。私含めて親戚一同、問題が多いのです。
家出の保護の施設をすすめて頂いたり、また、お寺へのお誘い大変感謝しています。また、そのようなことをされているお寺があるのかと驚きました。
結局のところ、今回は「もう少し耐えてみる」ことにしました。
仏陀が耐えることを説かれた、とここでご教授頂き、「仏陀が言うのなら」ともう少しだけ耐えることを選びました。
あと、本当にこんなことが決定打となってしまい親身になって頂いたみなさまに申し訳ないのですが、今飼っている金魚の子供の稚魚がいることに先ほど気がつき、これがきっかけとなりました。
色々あって今日存在を忘れていましたが、私しか面倒の見れない手のかかる金魚の稚魚がいるのです。餌をやるだけなら親にたのめばやってくれそうですが、稚魚はそうとはいかずその他の作業や手間が毎日必要なのです。これを1日やらなければ数匹と簡単に亡くなり、1週間もすれば全滅してしまいます。
この稚魚が手のかからなくなるころまでは耐えようと決めました。
しかし、お寺へのお誘い、とても興味があり詳しく調べてみようと思います。御坊さんの生活に直接触れられるとは素晴らしいですね。稚魚が成長した時にも家から離れる考えを捨てられなければ、そして他にも今後何かご縁のきっかけとなることがあればどうかいつかお世話にならせていただきたいと思っております。その時はどうぞよろしくお願いいたします。
みなさま本当にありがとうございました。
武田正幹 様
周りの事を考えられる、素晴らしい方、勿体ないお言葉です。以前は「自分がされたこと」にばかり注目してしまっていましたが、仏陀や仏教の教え、またhasunohaさんにてみなさんのお言葉を見て「相手の状況」などにも目を向けてこられるようになりました。ありがたいばかりです。
「コミュニケーションの空回り」彼氏はとても不器用っぽい面があるので、これは可能性大です。「大人だからそんなことはないだろう」とどこかで思ってしまっていましたが、ちゃんと考えたら大人だから~ができる、なんてことはないですよね。彼も私と同様、未熟なところがあるのかもしれません
母は都合の悪い連絡には返事をしてこないので、メールなどでは話せないのですが「文面だと客観的になる」ここ、確かに!と思い、これからは文にまとめてから母に伝えようとひらめきました。
心配して頂き、感謝と申し訳なさをもう一度伝えさせて頂きます(笑)。心配して頂いて不謹慎(?)失礼(?)かもしれませんが、心があたたかくなりました。
お寺のお誘い、ありがとうございます。今回は耐えるという決断をしましたが、今後ご縁がありましたら、何卒よろしくお願いいたします。
ご回答ありがとうございます!
染川智勇 様
反応は当然とのこと、安心しております。
やはり住んでいるものなので、普通に二人きりになってしまいますが、彼氏への嫌悪感から部屋にこもったりはしているので、これは今後嫌悪感がなくなってもしばらく続けていこうかと思います。まあ、アパートの部屋は鍵もないのですが(笑)。用心せねばなりませんね。
「無理に嫌がらず大人として対応」、厳しい時は仏陀の言葉を思い出してみます。
「なんとかあなたに好かれようとして話しかけている」不器用そうな人なので、そうなのかもしれません。というかそうだと思います。大人だからそれはない、とどこかで思っていましたが、そんなのただの価値観のおしつけでしたね。彼も大人だけど、未熟な部分はもちろんある。そう考えると許せる気持ちが育ちます。
お寺の修行のお誘い、ありがとうございます。
今回はもう少し耐えるということになりましたが、とても興味があり、今後ご縁がありましたら是非よろしくお願いいたします。
ご回答ありがとうございました!
三浦 康昭 様
私の言いたいこと、「なんか上手く言えないけどおかしい気がする」と言った心のもやもやを見事に代弁して下さいました。
特に「親子でも息苦しく思う、赤の他人ならなおさら」 「外でやってくれ、何も狭いところに転がり込むことはなかろう」「一緒に住むなら十分な根回し、プライバシーの確保できる住居を確保してから」「いい大人が何をやっているのかと」のところが「本当にそれなんです!」とすっきりです。「特に」と言って上げたのに全部になってしまいましたが、全部が私の心のもやもやを明らかにしてくださいました。私が神経質なので、なおさらガサツな人が受け入れられないのです。向こうも神経質な私を受け入れられないかもしれませんね。母もおじさんを連れ込むあたりガサツだろうと思うので、今回私と母の神経質さとガサツさが表面化したため、大きな衝突があったのかもなぁと思えてきました。
ありがとうございます。親身になって頂いて本当にありがたいです。おかげさまで、家出なんて馬鹿なまねは思い止まりました。
現在、学生状態で難しいのですが遠くないうちに一人での生活をしたいと思っています。「本当の意味で生活されてもらったありがたみがわかりますよ」 ますます一人暮らしが楽しみになりました。大変なこともあるかと思いますが、これについては自立に向かうためのありがたい大変さですね。
ありがとうございました!
聖章 様
「仏陀のことばがわからない」ではお世話になりました。
おかげさまで、家出なんで馬鹿なまねは止めました。冷静でなかったです。
祖父母宅にもまた確執や問題があり難しく、父は
小学校以来会っていないのと、新しく家族がいること、兄もごく最近家族をもったことで、見事に八方塞がりでした。 親戚よりはなんとか友達に頼れそうです。
お寺さんがそのようなことをされていると知らなかったため、驚いています。いつかお世話になってみたいです(笑)。
「お釈迦様の教えは、自分の心を制すること」なるほど……。胆に銘じます。
「お釈迦様は瞑想中に様々な悪魔の言葉、感情に襲われましたが、それに耐えて覚りに至りました。
あなたにも母の彼からの言葉に耐えて欲しいのです。 」目がさめる思いです。仏陀に、そしてここのみなさまのように優れた見識を持つ人間性に近づけるというのなら耐えようじゃないか。一種の自分への闘志が芽生えました。ありがとうございます。
「お釈迦様の教えにも、優れた人以外の人からの軽蔑や賞賛は聞く価値はない、というような言葉があったと思います。 」私も仏陀についてネットサーフィン中にどこかでこのような話を耳にしました。これには「人をみる目」を磨かなければいけませんね。
今では結構時間がたってしまったので、わざわざ掘り返して謝れないなあと思うのですが(言い訳ですね、いつかこんなこと気にせず謝れるようなりたいものです)今後から頭が冷えたらすぐに謝れるようにします。
「先ずは仏道修行として、自らの怒りを蛇が脱皮するように、取り除くことに取り組んでください。 」、スッタニパータ「蛇」の章、「蛇が脱皮して旧い皮を捨て去るようなものである」ですね!しっかりと読んだはずなのに、これが出てこなかったとは。まだまだ甘いですね。精進いたします。
ご回答ありがとうございました!
三浦 康昭 様
追伸 ありがとうございます。
そんな風に褒められたのははじめてです!とても嬉しいです。なんだかものすごく頑張れそうな力が沸いてきます。仏教はまた本を途中まで読んでいる程度で知識はまだまだですが、みなさんのように俗世間にしばられない、真髄を突いたお考えをもてるよう頑張ります。
本当にご親切にありがとうございます。これからもhasunohaさんを通して、またご相談させて頂きたく思います。是非またお世話をおかけさせて下さい。(笑)
染川智勇 様
再信 ありがとうございます。
良くない思い、良くない環境というか、仏教で言うなら自分含めて周囲が執着漬けの嫌な環境の時、本当に一切皆苦だなと思うのですが、こうしてみなさんのお考えや、親切や優しさ、これをきっと慈悲と呼ぶのだと思いますが、こういうものに触れると生きていく気力といいますか、こんなすばらしい人達がいる世の中なのだと思うと今までいた世界が狭く思えて、ここから飛びだちたいと強く思います。
hasunohaさんを通し、これからもお世話をおかけさせて下さい(笑)