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実家が熊本でどーしても勉強する気持ちになれません。

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私は大学四年生です。
北海道の大学で生活をしながら地元の消防士になるために勉強しています。

先日出身地の熊本で地震が起き、いまも多くのひとが余震、避難所生活、二次災害に怯えながら生活しています。

そんな中私は消防士の勉強をやって1年でも早く熊本の消防士になりたいと思っているのですが熊本の様子が心配で勉強に集中することができません。

一体私はどーすればよいのでしょうか。
私は意志の低い人間なのでしょうか。


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お坊さんからの回答 5件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

熊本の様子が心配で、勉強に集中できないのは当たり前です。

それは、
ゆーさんが意志の低い人間だからではなく、
感度が高いからなのです。
それは人として必要な能力です。

今、
ゆーさんが熊本に戻って人助けをすることは出来ますが、
復興は何年もかかるでしょう。
本物の消防士として帰省する方が、
より多くの人を助けることが出来ます。

震災が起きる前から熊本の消防士を目指していたのですから、
それはゆーさんに課せられた運命なのでしょう。
地元は待っていますよ。

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和田隆恩
 浄土真宗(大谷派)/広島県広島市/17世住職。  1967年京都市生ま...
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今の気持ちは自然なことで、意思の低さとは関係ありません

 ゆーさん、よく正直に胸の内を聞かせてくださいました。まず、ゆっくりと深呼吸を繰り返して、心を落ち着けてみましょうか。
 ゆーさんが感じておられるように、私も4月14日の発生以来、心の整理がつかず、仕事もなかなか手につかない日々です。実は、阪神・淡路大震災に遭遇し、その後の各所でのボランティア活動に関わった一人として、現地の方々の不安や不便・苦悩をお察しし、大変心が痛みます。ただ、阪神・淡路大震災を経験した一人として、全国・そして海外からも多くの支援が寄せられたことが、とても心強かったことも覚えています。
 私たちのいのちを含め、「世の中のもの・ことは無常である」と、仏教は教えてきました。私は僧侶でありながら、「仏教はなんて消極的な教えだ!」としか受け止められませんでしたが、最近、私の受け止め方が間違っていたことに気づきました。「諸行無常だからこそ、今日与えられたいのちや出会い、さらに、当たり前に享受している水・電気・ガス・・・の有り難さや尊さ、お陰様をかみしめよ。」と教えていた事に気づきました。仏教は、お釈迦様以来2500年という長い間、様々な悲しみや苦悩を抱える私たちに寄り添い、逆縁を受け止める力を与え、仏さまに導かれゆく道を示し続けてきたのです。
 
 ゆーさんの今後の学びに、ぜひ「グリーフサポート」を加えてください。ゆーさんが今感じている不安やおそれは、ごく自然なことだとわかります。また、適切なサポートがあれば、現実を次第に受け止めていけるとわかります。また、不安やおそれ・悲しみや怒りを感じる方へのサポートの方法も学べます。これは、公私ともにゆーさんの支えになることでしょう。
 さらに、私自身がそうであったように、被災された方々の現状やその後の復興から学ぶとともに、支援者の苦労や具体的な方策を学ぶことも、ゆーさんの大切な財産になると思います。
 このハスノハへ勇気を持ってお声かけを頂き、有り難うございました。ゆーさんのこれからを、ハスノハ・メンバー僧侶が応援しています。ご縁に感謝!!合掌

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1971年生まれ。本願寺派布教使・源光寺第14代住職 別名「絵本のお坊さん...
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今、あなたにできることは何か

 熊本で相次いで地震が発生しています。心からお見舞い申し上げます。

 地元が熊本県とのこと、ご家族の方はご無事でしょうか?ご近所の方はどうでしょう?気になって何も手が付かないのですね。

 私は、地元で消防団をしていますので、なるべく地元にいるように心がけています。東日本大震災の時も、今回も。その他の災害があるときも。行きたい気持ちはあるけれど、私はこの場所で地元の「いざ」を守らなくてはならない。そんな使命感をもってここにいます。そのかわり、私はいつも、ここで一体何ができるだろうって考えています。
 例えば私はパソコンの前にいることが多いので、ネット上でデマのようなものが流れていたら、「違うかもしれない」と注意を喚起する。有用な情報があったら流すなどしています。小さいことかもしれないけど、もしかしたらデマの歯止めになったり、私の流した情報で助かる人がいるかもしれない。そう思っています。
 また、テレビやネットなどを見ながら、現場では何が起こっているのか、住民はどのような事で困っているのか、そのような事を整理して、今、自分にできることは何だろうと考えます。そしてできることは行動します。また、自分がその場にいたらどうするだろう、もし地元で災害が起こったとき、私は消防団として何ができるのか、何をするべきか、ということを考えています。

 あなたも、将来消防士を目指しているのなら、消防士を目指す者として、今、あなたのいるその場所で、あなたができること、すべきことをよく考えてください。そして実行してください。現場に行くことだけじゃないんです。また将来あなたが消防士になったとき、何ができるのか、何をすべきなのか、現状をよく見ておいてください。

 あなたはきっと立派な消防士になれますよ。応援しています。

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おきもち

・曹洞宗/静岡県/50代 平成27年鳳林寺住職。平成28年hasunoh...
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それぞれの役目を果たすのです

ご家族は大丈夫ですか?
今後の事は親とも相談して決めてくださいね。

もしご家族が大丈夫で、あなたが大学に通えるなら、勉強、そして就活を優先してください。
地元の復旧は何年もかかります。
今は地元の人達やボランティアの人達に任せて、来年から地元の為に働けばいいのです。
人にはそれぞれの役目があります。
あなたの今の役目は勉強と就活ですね。
それを頑張ってください。
それが将来の地元の為になるのです。

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私は浄土宗の坊さんです。 少しでも何か参考になればと思って回答しています...
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気になるのはわかるが、自分のやるべきことをやるしかない

  5年前の3月11日、私は宮城県仙台市若林区在住ですが、日本大震災に遭いました。海からは離れているので津波の被害はありません。地震の揺れは凄かったけど、鉄筋で建て直したばかりの庫裡は無事でした。しかし、本堂は仏像も仏具もひっくり返り、壁がかなり剥げ落ちました。でも柱や梁の損傷は少なく、瓦が落ちたのは数枚で済みました。余震が続く中、本堂を使用するのは危険であると判断し、庫裡の大広間を仮本堂とすることにしました。
 震災から4週間近く経過した4月7日にやっと設計士と建設業者が本堂の被災状況を見に来てくれ、「損壊としては軽い方ですね。外壁内壁を何箇所か補修し、同時に梁の修理を行えば大丈夫。」と言われ幾らか安心しました。ところが、その夜震度6の余震があり、本堂の壁を全面的に改修せざるを得なくなり正直落ち込みました。実際、同じ仙台市内に同じ宮城県内にそして東北にもっとたいへんな被災地はたくさんあります。でも、しばらくの間は行動する気力がでませんでした。

  そういう私から見て、あなたの今の状況に共感致します。しょうがないですよ。

 問題は、ここからの行動です。私の場合、たいしたことは出来ませんでしたが、同じ県内ですから、自動車で10キロ20キロ30キロ走れば、被災地があり避難所があります。避難所となっている知り合いのお寺に支援物資を何度か届けました。その程度です。もっと支援しなければと思いつつ、寺の住職としての仕事も有りましたので、本来の仕事もしっかりしなければなりません。震災後4週間は葬儀社も火葬場も平常時のように稼働できていません。そういう時に、遺族親族のケアをしながら葬儀を的確に進行する。当たり前のことを当たり前にやる。これも大事なことだ。そう感じました。これは飽くまでも私のケースです。あなたにはあなたなりの取るべき道があると思います。

 被災地のことが気になるなら、時間もかかるし交通費もかかるけど、一時帰省されてみても良いかもしれません。帰省したって今のあなたが出来ることは限られていると思います。こういう非常事態に消防士が何をしているか見聞するのもいいでしょうが、邪魔になるだけかも知れません。将来、消防士となり非常時にはみんなの力になる。その目標に向かって、今やるべきことをやることだと思います。

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 目の前の方の悩みや気持ちをしっかりと受け留め、心を開いてもらうように努め...
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温かい気持ちになるお坊さん説法まとめ