葬儀中・読経中の退席について
先日、祖父を亡くしたので通夜・告別式に親族として参列してきました。
ちなみに、うちは浄土真宗なので、できれば同じ宗派の方の回答を
希望します。
私は発達障害の為に人より神経が過敏という病気があり、普段は
頻回にトイレを気にして席を立つことがあります。
通夜は1時間ほどで済んだので、式の前に1回トイレを済ませてからは
式の終わりまで席を立つことはありませんでした。
しかし、翌日の葬儀では普段とは違う状況に緊張したのか、式前に2回ほど
トイレに行ったにもかかわらず、30分ほどして読経中に無性にトイレに
行きたくなりました。
もちろん、読経中に席を立つのは失礼だろうと思って式の間しばらく
がまんをしていましたが、耐え切れず後半の“親族お別れの儀”の
タイミングで席を立ちました。
事前に葬儀場のスタッフさんに確認した時には「いつでも自由に立たれても
構いませんよ。」とのお返事をいただいていたのですが、やっぱりどうしても
読経中に1人だけ席を外すと周りから白い目で見られることが怖く、
なかなか行動を起こせませんでした。
自然現象である排泄や、途中で気分が悪くなったときは、読経中や
式の間でも、周りを気にせず席を立ってもいいんでしょうか?
それとも、やっぱり僧侶の方は、いくら親族でも途中で席を離れられるのは
気分を害されますか?
一応、周りからのアドバイスを受けたうえで、今後は迷惑にならない席に
座ったり、タイミングを見てこっそり席を立ってみようと思っています。
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
一緒にお勤めする浄土真宗
浄土真宗では、特に通夜では会葬の方全員で「正信念仏偈」のお勤めをご一緒する場合が多いかと思います。(地方により異なります)
浄土真宗には「引導」という儀式がないので、葬儀は僧侶のみが執行するものという捉えより、会葬の方全員でお念仏を申すご縁と考えて式に臨んでいます。
確かに会葬の方や僧侶がどう思うか、誰でも気になってしまいますよね。
お尋ねの件に限らず、大切な方を亡くされたことや、葬儀の緊張の連続のために体調を崩され退席される方はめずらしくありません。特にご親族や近しい方は、臨終の前後から不眠不休で葬儀にのぞまれることもあるでしょう。
月並みな回答になりますが、無理をされる、我慢をされることはありません。
もちろん、式の最中であっても前後であっても、中座されて何の問題もありません。
それでももし、僧侶の側に緊張を強いたり退席を難しくさせるような雰囲気を感じたとしたら、本意ではなく、たいへん申し訳なく思います。
共に親しいいのちの最期を送るという儀式にあたり、私たちは悲しみや苦しみに向きあい、普段以上にひとりひとりに優しくありたいものと、自省を込めてお答えいたします。
仕方のないこと
知らぬことです
大丈夫ですよ
ご祖父さまのご逝去に哀悼の意を表します。
浄土真宗の方の回答が入ったので、私からも回答入れておきますね。
私は曹洞宗です。
他の回答僧の方が書かれている通り、途中の退席については問題ありません。
でも、親族だと前の方の目立つ席に座ることになり、なんとなく席を立ちづらいですよね。
まあしばらくは、ご親族のお葬儀ということはないかとは思いますが、今後そのような事になった時は、例えばあなたの席を外側の通路側など、席を立っても目立たないような場所にしてもらうなど、周りの人に事情を話し、頼んでおけば良いと思いますよ。
質問者からのお礼
みなさん、優しく丁寧な回答、ありがとうございました。
みなさんが言われるように、たとえ式中でも自分の意思を尊重して無理をせず、辛い時にはそっと
席を外して、自分で体調管理できればと思います。