昔の教え子と相撲をとり思わぬ結果に戸惑い
以前下記の質問をした者です。
https://hasunoha.jp/questions/66841
ご回答どおり教え子と相撲をとりました(スポーツ施設内の正規の土俵です)。
私は47歳、170cm、102kgの巨漢。彼は20歳、168cm、53kgの細身。
結果は10勝5敗で...彼の勝ち越しでした。
こんな結果になった原因ですが、私の体力が衰え過ぎでした。
日頃の運動不足に過度の喫煙が加わり、すぐに息切れしてしまいました。
そして脚の筋力はないのに体重だけはあるので自分の巨体を支えきれず、常に膝が伸びて棒立ちでした。
足腰が不安定な状態で彼に懐に潜り込まれ、私はまわしがとれないまま彼に双差しを許し、巨漢の私が細身の彼に真正面から寄り切られてしまう、という内容が大半でした。
最後の取組もこの負け方でしたが、土俵際に追い込まれた際あまりの苦しさに「まわしが、とれない」と声に出してしまう程でした。
私は、年齢差もあるので彼に負けるかもしれないとは思っていましたが、まさか幾度も真正面から寄り切られるとは予想していませんでした。
尤も、事前にまわしを締める際、私は羞恥心もあり下に短パンを履きましたが、彼は「男と男の勝負なので正々堂々と戦いたい」と、お尻を出してきました。この時点で、私は彼に気持ちの上で負けていたのかもしれません。
対決が終わった後、負けた私は寧ろ清々しい気持ちでした。
小学校時代は本当に華奢で身長も体重もクラスの男子で最低だった彼が、
私の巨体に物怖じせず相撲で真っ向勝負を挑んでくるほど強く育ってくれたこと、
女子にもよく泣かされる弱虫だった彼が、恥ずかしがらずにお尻を出してまわしを締めるほど精神的にもたくましくなってくれたことが、教師として嬉しくて仕方ありませんでした。
その反面、勝ったはずの彼の方が、どこか物悲しげで寂しそうな表情をしていました。
「勝てると思ってなかった」と幾度か言っていたので、私を本物の力士のように強いと思っていたのでしょう。
現実の私は、彼の思い描いていた姿ではありませんでした。10年の歳月はやはり残酷ですね。
彼に、電話か手紙で励ましの言葉を贈ろうと思います。敗者が勝者を励ますというのも変な話ですが、相撲の勝敗と勝負後の気持ちが逆だったので、私が励ます側だと思っています。何と言ってあげれば良いでしょうか。
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
無為自然
ご相談ありがとうございます。
お電話口だとニュアンスがブレそうな気がするし誤解される可能性もあるので、ここでご投稿いただいたお気持ちそのままの文章で、お手紙を書くのが良いと思います。
正直な話、このご投稿の文章だけで貴方の身辺の経緯と当日の感情の起伏、そして今に至るまでが手に取るようにわかりました。読んでいて実に面白かったです。
貴方の今のお気持ちを表す言葉で綴るだけで、彼には充分に伝わると思いますよ。
「10年ひと昔」とはよく言ったものですね。”強くなってくれて本当に嬉しかった”というお気持ちをそっくりそのまま、しっかり彼に伝えてあげてください。合掌。
素直に思ったまま綴られてると良いと思いますよ。
attokonioyekkahさん
お悩み拝見させていただきました。
とっても素敵なお話を聞かせてくださり感謝します(^^)心が温かくなりました。
ここに書かれていることをそのままお伝えになるのが良いかと思います。
取り繕っても相手には気づかれてしまいますし、素直に思ったまま綴られてると良いと思いますよ。
まっすぐな本音の言葉が結局一番相手に届くものです。
少なくとも私は、こちらのご相談を読んでとてもほっこりさせていただきました。
attokonioyekkahさんの心が少しでも軽くなり温かい光に包まれるようお祈りしております。
南無阿弥陀仏。合掌。
また試合を申し込みましょう
こんにちは
前回のご質問に回答させていただきました。当時の教え子さんと相撲をとることができて良かったですね。簡単にご自宅の庭などで1回勝負かと勝手に思っていましたが、スポーツ施設で、ちゃんとまわしを締めて、それも15番勝負。本格的な勝負だったのですね。よくがんばりました。あなたさまにとっても教え子さんにとってもいい経験になったと思います。また「負けても清々しい気持ちになった」という感想を聞き、相撲をすることをお勧めして良かったと思いました。
前回の質問に、「いつまでも同じ姿であるというのは幻想であり常に変化する、そういう大切なことを学んでもらう良い機会だと思います」とお答えしましたが、まさに、あなた様も教え子さんもそれを目の当たりにしたと思います。
教え子さんに、「どこか物悲しげで寂しそうな表情」をさせてしまったのは、8勝7敗などギリギリの試合を予想していたのが、10勝5敗という結果に、ちょっとびっくり(またがっかり)したのかもしれませんね。
声かけとしては、先に回答してくださっているお坊様と一緒で、このご質問で書かれたあなたさまのお気持ちをそのままお伝えするのが良いと思います。そして「今回は不覚だった。次は負けないよ。また試合をしよう」と伝えると良いと思います。あなたさま自身も良い機会をもらったと思ってこれから体力をつけるように精進し、次の試合に備えると良いと思います。47歳はまだまだ若いです。次にまた試合ができると良いですね。
あなたは人生を伝えて
attokonioyekkahさん、相撲お疲れ様でした ご自愛ください
私は人生とは何かを伝えるべきだと思います あなたはもう分かっていませんか?どんなに相撲が強い人も年齢や怪我、病気には勝てないことを
しかし、一番大切なのはあるがままの自分を受け入れる精神だと思います そのために何が必要か?何をすべきか?教え子に悪い道に走らせないことを伝え、自分で考えて、答えを出すことこそ大切なのではありませんか?
あなたが伝えるのではありません 彼に伝わる話しをすべきなのです