心から素直に謙虚になりたい
こんにちは。
人間関係の中で、すぐに傲慢になる癖を治したいです。どんなことから始めれば良いでしょうか?
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例えば、
部活動でリーダーを務めた時、私の言うことに対して指摘をする部員がいました。その部員が言う意見には一理あるのですが、リーダーは私なのに何故そんなに指摘するの?と責められているような感情を抱くことがありました。
かたや、リーダーでありながら他の部員の意見を素直に聞き入れ、常に謙虚に学びの姿勢で居る子もいて、どうしてそんなに素直に謙虚でいられるの?どうしたら私もそうなれるのか?と悔しい思いをしました。
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また大学の課題について、先生と今後の方針を進めているときに、先生があれやこれやと付きっきりでたくさん考えてくださっていたのに、その付きっきりな状況に疲れて少し休みたくなり、先生に「いつも急かしてくださいますね」的な、かなり嫌味っぽい言い方をしてしまいました。
後日、先生から、付きっきりで考えていたのにあなたが乗り気じゃないなら、私ももうあまり関わらないようにする。しつこくしてすみませんでした、という内容のご連絡をいただきました。この時は私も流石に酷いことを言ったと自覚があったので謝罪をし一旦は和解しましたが、私はなんて傲慢で謙虚さのかけらもない人間なのか、と痛感するようになりました。
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小さい頃から、人より勉強ができたり比較的器用にこなせたことから、なんとなく優位な位置にいて、それが故に人を見下す癖がついてしまったり、自分が人より優れていないと気が済まないような性格になったのだと考えています。
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前述のエピソードがとても幼稚で醜いものであることは重々承知しています。書きながら自分でひいてしまいました。この思考のままでは今後の人生に大きな足枷になってしまうと自覚しています。だからこそどうにか変わりたく、こちらに質問をさせていただいてることをご理解いただけますと幸いです。
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お坊さんは謙虚な方が多いイメージですが、どういった心構えで物事と向き合っているのでしょうか。また、参考にしている人、本、教えなどありますでしょうか。
今の私は皆様にどのように映っていますか?素直に謙虚に生きていきたいです。どうか知恵を貸していただけますと幸いです。
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
心の中に厳しい番人がいるのかも
はじめまして。
「謙虚になりたいが傲慢な気がする、このままではいけないから変わりたい」のですね。
リーダーだけど『責められているような感情』を抱いたり、どうしたら私もそうなれるのか?と『悔しい思い』をされて来た。
わをんさんはご自身に『NOT OK(今の私はダメ)』だと決めつけたり思い込みがあるのかなぁと思いました。
先生に「いつも急かしてくださいますね」的な、かなり嫌味っぽい言い方をしてしまいました。この時は「先生、少しペースダウンをしていただけますか?」と素直に言えなかった。余裕がなかった、疲れ過ぎていたかで、誤解をされるような発言がついウッカリしてしまった気がします。
わをんさんは、ご自身を冷静に客観視・分析をされていますし、近い日には素直に謙虚になれると私は思いますよ。
ただ、具体的に何かを始めるには茶道もオススメですよ。とても奥が深いので。
YouTubeで観ることもできます(華道、書道、空手道…なんでも良いと思いますが)長く続けて究めると景色が変わると思います『謙虚』がテーマなら尚更ですね。
「どういった心構えで物事と向き合っているか?」
そうですね、
私は悩みを「聴かせていただく」の心構えでクライエント様と向き合っています。
口は災いの元ですし、先ずは相手の話をしっかりよく聴きたいです。
『人』はユーモアのセンスのある、心に余裕がある人が理想です。
時に無邪気でありながら包容力、安心感もある。かつ、落ち着いている人が人気者だし存在感がある気がします。
『本』私は今たくさんの本を積ん読しており、気になるところだけしか読めてないですね、カウンセリングや心理療法の本ばかりです。ですが、バランスも考えてマーケティングやビジネス、エッセイ、哲学、文学も読みます。
「今の私は皆様にどのように映っていますか?」
わをんさんは自分にOKが出せていなくて、自分を責めてばかりいるのかな?と思います。他人はOKなのに。きっと、心の中に厳しい自分がいる。その番人は厳し過ぎるんですよ。「〜するべき!」「謙虚でなければならない!なぜなら〜!」と厳しい。
もっと柔らかい、子どもっぽい優しいわをんさんを発動させて「そのうち謙虚になれるわよ。マイペースで行こう。人生、思い切り楽しもう」と
「よく頑張っている、わをんちゃん」
遠くからハグしたいです
(^^)文字数
「感謝」
わをん 様 相談ありがとうございます。
ひと言でいえば、「感謝」です。
「ありがとう」の心ですね。
まず、「小さい頃から、人より勉強ができたり比較的器用にこなせた」のは、
あなた一人で勝手にそうなったのではありませんね。
家庭環境などで、そう学んだところもあるし、自分で努力して学んだところもあるでしょう。その成長してきたその環境や、自分で学んできたことに、
「ありがとう」と言ってみましょう。
何度も何度も「ありがとう」と心でつぶやいてみましょう。
自分にありがとうを言うことから始めて
周りの友達、信頼できる人に「ありがとう」と感謝を伝えてみましょう。
最初は自分の心の中で初めて、段々とイメージを広げていきましょう。
友達や周りの人に伝わりそうだったら、実際に声に出して
いつも支えてくれて「ありがとう」と言ってみましょう。
そこからさらに、広げて、先生・恩師・部活動のみんなに
感謝を伝えるイメージを持っていきましょう。
この「ありがとう」の感謝を育てることは、
あなたの謙虚さも養うと思います。
さらに、感謝の日記です。
毎日、三つ箇条書きで、簡単なことでいいので、感謝することをメモしていきましょう。例えば、朝起きれてありがとう。朝日にありがとう。朝ご飯にありがとう。
などです。これを継続すれば、やがて強力なパワーになりますよ。
感謝の日記はネットでもいろいろ出てますので、出来そうなものを参考にしてください。
我々僧侶は、「あなたはの中に仏様に成る種が備わっています。やがてあなたは仏様に成る人です。だからあなたを敬います」と思って、人を敬い、合掌礼をします。
そこまで直ぐに理解しようとしなくていいけど、感謝と人を敬う心は養うことで、
人として成長していくということと思います。参考にしてください。
一礼