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人間関係の板ばさみ

回答数回答 3
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現在、女性ばかり少人数の職場で働いています。
最近、管理職Aと同僚Bの板挟みになってしまうのが、とても面倒に思って仕方ないのです。

管理職Aは職場の中でも一番歳下で、プライドが高く理論派で、口ではかないません。また同僚Bも仕事はきちんとやるものの、自分の思い通りにいかないと文句や愚痴が出ます。

同僚Bは管理者Aについて、「もっと上司としてこうあるべき」とか、「他の課の管理者はこんなことまでするのに、Aは何にもしない」と批判をします。

私から見ても同僚Bの言い分は理解できるところも多く、賛同してしまうことも多いです。・・・が、会社としてその人を管理職としている以上は従うしかないと思っていますし、どこの職場にもそのような人はいるから、私は目の前の仕事をがんばることが大事だ・・・なんて自分に言い聞かせて働いています。

同僚Bも悪い人ではないのですが、自分の価値観を押し付けることもあったり、人について干渉したり、また、B本人も「社会人としてこれはどうか?」と私自身感じてしまうこともあります。
そんな感じなので管理職AからもBについての愚痴を聞かされることがあります。

要は管理職Aも、同僚Bも、私から見たら似たりよったりの二人だなぁと感じるのです。
でもその2人から愚痴を言われる私はどちらの話にも賛同してしまい、なんか風見鶏みたいだな・・・と自分が嫌になってしまうこともあります。
嫌われたくない、人間関係がぎこちなくなって働きにくくなるのが嫌だ・・・という思いもあり、自分でも弱いなぁ・・・と思います。

なんとかそういう話からそれるように持っていきますが、最近ではAとBの陰口や批判がお互いがヒートアップしてきた気がして、私的にだんだんとつらくなってきました。
でも環境を変えることは難しいですし、自分の接し方や考え方を変えるしかないと思っています。
お坊さん方から、なにか発想を変えられるような良いお言葉やアドバイスを頂けないでしょうか? よろしくお願いします。


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お坊さんからの回答 3件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

え?いや、そこまでしてくれという話ではないんだが…大作戦

結論「口から行動に移させる」だけです。
愚痴は愚痴でも建設的なものであれば解決に向かいます。
あなたも困っている立場ですから、こんど愚痴話が出た時を活用すればよいのです。
愚痴や文句、相手の非を語る事が3分以上続くのであれば、単にあなたはカウンセラー、スーパーバイザー、愚痴聞き役として使われているだけです。
あなたに話すことで不満をスッキリさせているのでしょうね。そういう役割なんだとあきらめて相手の役に立ってあげる姿勢を持つのでも良いカトも思います。
わたしがあなたの立場であればざっくり切り捨てますが(笑)
実際それは苦痛でしょうから、良い方法を一つ。
「分かりました。今から〇〇さんに、△△さんがお困りであるということ、その旨をお伝えしてまいります。私、冷静な第三者として間に入りますからここは思い切って、直接申し上げましょう。その問題の解決の為に、私も微力ながらお力添えを致します。」
これで一撃ではないでしょうか。(笑)
直接相手に言うまでの力は無いからあなたに言っているんです。
直接相手の耳に入れられちゃ困るからあなたに言っているんです。
だから、それに加担することでアナタを恐れて言わなくなりますよ。(^<^)

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お悩み相談08020659278
今月の法話 文殊の剣 ❝己がそのものを観ていながらそこに余計な色や思いをつけたさぬその己の様子を「こそ」見届けてみてください。❞(本文より) 「大丈夫、慧の剣を取る。」 大いなる菩薩や老師は智慧の剣を取って、人の迷いの見解を断ち切り真実の姿をみせてくださいます。 智慧の剣とは人間の自我、我見の無いこころからなる、無垢で清らかなる「事実の様子」「本来の様相」を見極める力ともいえましょう。 それこそが智慧の剣なのです。 文殊とは自己を鎮め得た者の姿。 人間の内なる思慮分別の猛獣を修め得て、その上に鎮座する姿。 事実を事実のとおりに見るということは、余分なものがないということです。 そこに現れる余分な見解というものを断ち切った姿。 そもそも、もともと一切の事象、事実というものには余分なものはありません。 とは言えども、それでも人は人の習癖・習慣的に物事に思いをつけたす。 いまや「写真で一言」という要らぬ添え物をするバラエティ文化もあるぐらいですから、ものを本当にそのままに受け取るということをしない。 文殊様の持つ剣、智慧の剣というものは、そういう人間の考えを断ち切る働きを象徴したものです。 その文殊の剣とはなにか? お見せしましょう。 いま、そこで、みているもの、きこえていること。 たとえ文字文言を観るにしても、そのものとして映し出されているという姿がありましょう。 文字として見えているだけで意味を持たせてもいない、読み取ってもいないままの、ただの文字の羅列のような景色としてみている時には、文字であっても意味が生じません。 本当にみるということはそこに安住しています。他方に向かわない。蛇足ごとが起こらない。 見届けるという言葉の方が適しているかもしれませんね。 ❝己がそのものを観ていながらそこに余計な色や思いをつけたさぬその己の様子を「こそ」見届けてみてください。❞それはものの方を見るというよりはそれを見ている己を見つめる姿ともいえましょう。 そういうご自身のハタラキ・功徳に気づく眼を持つことです。 あなたの手にはすでに文殊の剣がありますよ。用いることがないのはもったいないことですね。

自分の気持を正直に

お疲れさまです。
板挟みはお辛いですよね。

ご自分のその気持ちをA,Bそれぞれから愚痴が出た時に
「あなたの気持がわからないわけでは無いのだけど、実は愚痴を聞くのは大変辛いのでその話題はしたくない、できればそういった事は本人に直接伝えてください。」
伝えてみてはいかがでしょうか?

愚痴に安易に同意すると大変危険です。
いつのまにか愚痴の内容をあなたが言っていたと言う事にされてしまう事だって有り得ると思います。

愚痴の口車には決して乗らず、愚痴を遠ざけるのが無難であると思います。

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個別相談可能
仏道に入門して40年が経ちました。 死ぬまで修行を続けるのがお坊さんだと思っております。 法昌という法名で、和歌山県の高野山の西禅院が所属寺院ですが、 普段は東京都町田市のマンションで手作りの密壇でひたすら修行を続けている  はぐれ行者です。 伝法灌頂も中院流の一流伝授も授了させていただいております。 娘を持つ母であり、一家の主婦でもあり、親の介護もあったりします。 エッセイや文章、そして漫画家として漫画も描いております。 イーハトーブクリニック萩原医師の指導をいただきヒプノセラピスト(催眠療法士)でもあります。 基本的に隣のおばちゃん的な、でも変わった尼僧です。
ご相談可能な時間はその日ごとに違うので、いくつかご都合を書いてくださいね。 人生で悩んだ時に、最善の答えを与えてくださるご神仏と、あなたは心の奥で必ず繋がっています。ご自身の心の中からご神仏のお答えが受けられるようにアドバイスをさせて頂きます。 ◆著書:「神さま仏さまがこっそり教えてくれたこと」「迷いをすっきり消す方法」「幸せを呼ぶ仏像巡り」

AさんとBさんは仲がいいですね。

 ワシにはAさんとBさんが仲良しに見えます。ワシがAかBさんならあなたのような仲がいいことは喧嘩しないことと綺麗ごとを言っていることがうざくていい子ぶっているように思います。
 この喧嘩が仕事にいい方向に影響するならワシはいくらでもした方がいいと思います。そのようなことはいくらでも経験上観てきましたし、AやBさんになったこともあります。この2人のどちらかが、異動になったり、退職したりすると途端に仕事の効率が下がることもありますので気を付けてください。あなたの負担が増えますよ。
 あなたはこの風見鶏を利用して定期的に食事に3人以上で行くことをお勧めします。何だかんだで酒の席か仕事外のプライベートでの交流が大切です。そこでしか。出来ない話も多いです。
 今後の経過を期待しますが、もっと身近な人に一回相談することもお勧めします。

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目指せ!となりのお坊さん あなたの小さな悩み相談お答えします  私があなたの悩みを解決するのではありません あなたの悩みを解決するお手伝いを私がするのです ちょい悪坊主を目指しています。尊敬する人は一休さん。
ここだけの話し  どんな些細な質問でも回答します! ・私の目指す僧侶は一休さんのようなちょい悪坊主です。時には常識にとらわれずとんでもないことを言いますが、しっかり受け止めて下さい。私もしっかりとあなたの質問を受け止めたいと思います。 ・先ずは30分からで、システムに慣れたら時間を延ばしたいと思います。

質問者からのお礼

お礼が遅くなりました。みなさんからお知恵を借り、自分なりの対応方法がわかったような気がします。コミュニケ-ションをとる、愚痴を遠ざける、建設的な方法に移行させる・・・あれこれ参考になりました。まぁ今の私は愚痴の聞き役担当になっているんだと思います。自分自身のストレスを上手に解消しつつ、仕事仲間である以上はうまくやっていこうと思います。親身になってお答頂いたことが、とてもうれしかったです。ありがとうございました。

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