イスラム教との結婚について
はじめまして。
現在1年半お付き合いをしているアメリカ人の男性がいます。
お互い結婚をしたいのですが、宗教で問題があります。
彼はイスラム教、私はクリスマスを祝い、初詣に行き、厄払いをする普通の日本人です。
イスラム教では結婚相手は、イスラム教、キリスト教、ユダヤ教とだけ許されます。
彼は、最低いずれかの宗教に入って神様を信じて欲しいといわれています。
私は正直この3つの宗教に入信するのは抵抗があります。
私は日本人としてのこの独特な宗教感を捨てれません。
お墓参りや七五三など日本人としての宗教的行事はしたいです。
神様の存在は否定しませんが、肯定もしません。
私が、彼のようにすんなり信じれればと思い、イスラム教を必死で勉強しましたが、
やはり私の本心を変えるのは無理だと思いました。
私は、宗教は元を辿れば最初は一つだったのだから
みんな仲良くするべきだ思ってしまいます。
彼は神様の言われている事を逆らえないだけで
その他はとっても優しくて思いやりのある素敵な彼です。
できれば大好きな彼と結婚したいのですが、
宗教の壁が大きすぎて悩んでいます。
何か彼を説得できる仏教の教えなどありますでしょうか?
それとも別れるべきでしょうか?
よろしくお願いいたします。
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
宗教(仏道)は自分の心が自分から動かなければなりません!
どちらも間違いで無くどちらも正しいのですが!
貴女の正しい心と彼の正しい心をぶっ蹴ると正しく無い答えが返って来ます。
貴女はイスラム教の教義を彼から虐げられたならどうでしょうか?
逆に彼が仏教と言わなくとも他の教義的考えを伝えれば恐らく反発する事は必至でしょう!
宗教は自分の心が自分から動かなければなりません!
貴女の心が動くか、彼が動くかどちらかです!
決断するのも自分の人生ですが、思い遣りの心が大事です。ご家族や周りの方々への影響を考える事は避けられない事です。
結婚して先の事を冷静に考えるてみる事シュミレーションしてみて下さい。
これまで貴女はご両親から日本人としての習慣、考えで育ちました。
今の貴女の心は好き嫌いの恋愛的感情です。結婚は真実の心「全てを愛」する心受け止める心があるかどうかです。
契約宗教
大きな選択の岐路ですね。
彼をとるということは、彼の神様もとるということ。つまり契約宗教と契約するということです。これは多くの日本人には未開の世界に等しいでしょう。仏教は、基本戒律で、自分主体。神道は八百万の神で、特に縛りは無い。我々日本人の、いわゆる日本教は自由過ぎて、海外の宗教に対して無防備です。よって、彼の宗教に入ることは生まれ変わりに等しい大きな変化を余儀なくされる気がします。これは、私の勝手な想像です。文章にも書かれておられたように、彼の宗教の勉強はされているので机上の理解はあると思います。しかしながら宗教は生活です。これを貴方様が実践できるかどうかと思われます。
彼を説得する仏教の教えというのは、彼を仏教に入信させるためでしょうか。それは特に無いと思います。仏教は基本的に来るものは拒まず、去るものは追わずですので、彼自身がそう思わなければ無理だと思います。
契約宗教と、そうでない宗教の性格の違いは相当大きいと思います。お互い違っているということを認め合い、お互いがそれぞれの信仰を貫き通すことが出来ればいいのですがね。。
ひとつ明らかなことは、契約宗教の方々との結婚は、神とセットだということですね。信者様が多い理由がよく分かります。
信仰も愛する彼の大切な一部
>クリスマスを祝い、初詣に行き、厄払いをする普通の日本人です。
>お墓参りや七五三など日本人としての宗教的行事はしたいです。
実は、上記のような宗教観を持って生きている方を総称して「日本人」と括るのは、とても問題があります。
私は仏教を自らの唯一の拠りどころとして生きていますが、そういう人の生き方を貴方はどのように感じられますか。
クリスマスや初詣、七五三を否定するこころの狭い人と感じますか。シュウキョウにのめりこむ、ちょっとイタい人?他人は他人だから関係ないかしら。
貴方自身は、彼の信仰を尊重するお気持ちはありますか。
大切にしたいのなら、彼を説得して妥協させようというのは、少し違う気がします。
自分にとって取るに足らないものであっても、彼や他の人にとってはそれが大切な「生き方」なのです。
貴方が彼のイスラム教信仰を尊重できないのなら、彼はきっと、自分の大切な生き方を否定されたと感じるかもしれません。
>私は、宗教は元を辿れば最初は一つだったのだからみんな仲良くするべきだ思ってしまいます。
>彼は神様の言われている事を逆らえないだけでその他はとっても優しくて思いやりのある素敵な彼です。
上記のような言葉は、彼を深く傷つけますよ。イスラム教だって仏教だって神社だって、新興宗教の○○だって、元は同じでしょ。って言われたらカチンとくる人は必ずいます。
彼の「信仰心」に逆らって自分との結婚を選べと望むのは、都合が良すぎませんか。
結論ですが、貴方は彼の「自分にとって都合が良い一部」のみが好きなだけなのかもしれません。もちろん、それで結婚するかしないかはご本人の自由ですから、一向に構いません。
仏教を盾にしてください
イスラム教徒にも国地域や集団などでいろいろな解釈があり、彼の結婚相手がイスラム教、キリスト教、ユダヤ教でなければならない、という解釈もあれば、人によってはヒンズー教や仏教でもいいという解釈もあるようです。
とりあえず、先祖代々から仏教徒であることと、日本には信仰の自由があるということを盾にしてはどうでしょうか。
怒りは悩み苦しみの原因
仏教では、欲・怒り・怠け・プライドなどの煩悩は、自分と他人の悩み苦しみを増やす原因だと考えます。
彼がイスラム教を捨てられないのは、プライドの煩悩のせいです。
それは仕方ありません。
せめて、怒りの煩悩には注意してもらいたいものです。
たとえ神様のため、宗教や正義のためでも、怒ったら不幸になります。
神様のために怒ったら、すくなくとも怒っている本人は快適な気分ではありません。
あなたは、彼のプライドや怒りにさらされて不幸の二次災害を受けないようにした方が良いでしょう。
彼に、神様のために怒るのはやめてもらうよう、約束してもらいましょう。
神様のためだったら怒るのは当然だ、と彼が言うなら、将来的に結婚生活のストレス要因になりますから、慎重に判断してください。
ところで、あなたが彼と結婚したいのは、欲の煩悩、怠けの煩悩、プライドの煩悩のせいではないですか?
自分の煩悩もチェックしてみましょう。
質問者からのお礼
ご回答いただきありがとうございます。
私も宗教は自分の心が動かなくてはいけないと思ってます。
彼との出会いで今まで深く考えなかった宗教について
自分なりに勉強し、イスラム教や他の宗教に対して以前より理解をする事ができました。
また、イスラム教や信者の方をとても尊重しております。
ただ自分の生きてきた道徳や信念を曲げたくない、
どうしたらありのままの自分を受け入れてくれるのだろう
という思いでいっぱいいっぱいになってしまい、
彼に押し付けて彼を傷つけてしまったと気づき深く反省しています。
もっと彼の信仰を尊重し、思いやりの心を忘れず彼と話し合おうと思います。
皆様のお言葉、心より感謝いたしております。