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夫を尊敬し敬いたい

回答数回答 3
有り難し有り難し 51

5年前に子連れで再婚しました。
夫の事をよく知らないうちに一緒になったため、婚姻後に夫の女性関係がわかり心が悲鳴をあげるほどの憎しみが湧きました。
些細なことでケンカになるたびにその事を思い返し、夫を責めてしまいます。

過去を思い感情的になり、攻撃的になってしまう私が異常な精神状態なのは自分でもわかります。
精神科に行くべきだとも思います。

でも、夫を愛していますし、夫が愛おしいくて仕方ないのです。

何故、私に隠していたの?何故私に嘘をついたの?何故私を騙したの?
こんな気持ちを抱きながら夫を生涯支えていくのは罪でしょうか?

何も知らなかったあの頃に戻って、
毎日笑って暮らしたい。
夫を責める事なく、穏やかに暮らしたい。
私など夫に必要ないのでしょうか?

よろしくお願い申し上げます。


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お坊さんからの回答 3件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

ちんちんをとっちまいましょう

私がアベサダだったそうしたいところですワね。
浮気のバツとしてTAKASU※で取ってもらって塩漬けにして送ってください。当山でお炊き上げザマス。
心中お察し申し上げます。嫉妬って辛いわよね。
まぁ、取っちまっても多分、それだけでも許せんと思いますの。
※…YES!高須クリニック
家庭で引っこ抜く方法をネットで検索してみましたが中々。埋まっている部分を引き出す手術とか出てくるだけザマス。引っこ抜けないものかしらねえ、ダイコンみたく。
あ、ごめんなさいねぇ。少しでも笑って頂けたらと思って。私、シーモネーター丹下と申します。丹下の「下」の字は下ネタのシモ故あしからず。
さて、シモい話はさておき、知人が再婚しましてね。
お相手の女性が嫉妬心が強く今まで元妻とフーフ生活があったことは許せるそうですが、自分と結婚したからにはもう他のオンナと会う事は絶対許さんのだそうです。
人間って不思議なもんですよね。
過去にお互い色んな相手とイタしてきたのにザマスよ?
いざ、自分と関わりもった途端、許せなくなるのは何故でしょうか。
それが人間の条件付け・わたくし化・私有化というマイルールです。
相手を自分の所有物とみなしてしまうセルフルールなのです。
「この人は私のモノ♡」という妄想の一種。これが嫉妬を生ずるのです。
私も昔は嫉妬で苦しみましたが、嫉妬を解脱できたのは「相手を自分のものと思わん」ことによってです。
ああ、元々は誰のものでもなかったし、これから誰かのものになる訳でもないし。結婚したからって人間誰も自分のものにゃならんのです。しょっちゅう離婚サイコン再再婚している芸能人たちをみてみましょう。
よって一回、お寺にミソギにいらっしゃいませ。
第三者の司祭(僧侶)を介してホントに、もう責めもしない、浮気もしないという約束をするのです。
夫婦仲を高める効果もあります。その気があったら埼玉に夫婦で旅行がてらにミソギにでもいらしてください。うちでよければ。何ならついでにとっちまいましょう。
あ、もちろん、あなたの彼への所有意識と、彼が他の女性と浮気したいという浮気心をですが。
出家や仏道の精神とは頭を丸めることではなく、人間誰も自分のモノにはならんという諦めを持つ事です。元々人間は誰のものでもない故に、愛欲・男女・奪う奪われるの思いを起こすことが不邪淫戒を犯すという事なのです。

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有り難し
おきもち

お悩み相談08020659278
今月の法話 文殊の剣 ❝己がそのものを観ていながらそこに余計な色や思いをつけたさぬその己の様子を「こそ」見届けてみてください。❞(本文より) 「大丈夫、慧の剣を取る。」 大いなる菩薩や老師は智慧の剣を取って、人の迷いの見解を断ち切り真実の姿をみせてくださいます。 智慧の剣とは人間の自我、我見の無いこころからなる、無垢で清らかなる「事実の様子」「本来の様相」を見極める力ともいえましょう。 それこそが智慧の剣なのです。 文殊とは自己を鎮め得た者の姿。 人間の内なる思慮分別の猛獣を修め得て、その上に鎮座する姿。 事実を事実のとおりに見るということは、余分なものがないということです。 そこに現れる余分な見解というものを断ち切った姿。 そもそも、もともと一切の事象、事実というものには余分なものはありません。 とは言えども、それでも人は人の習癖・習慣的に物事に思いをつけたす。 いまや「写真で一言」という要らぬ添え物をするバラエティ文化もあるぐらいですから、ものを本当にそのままに受け取るということをしない。 文殊様の持つ剣、智慧の剣というものは、そういう人間の考えを断ち切る働きを象徴したものです。 その文殊の剣とはなにか? お見せしましょう。 いま、そこで、みているもの、きこえていること。 たとえ文字文言を観るにしても、そのものとして映し出されているという姿がありましょう。 文字として見えているだけで意味を持たせてもいない、読み取ってもいないままの、ただの文字の羅列のような景色としてみている時には、文字であっても意味が生じません。 本当にみるということはそこに安住しています。他方に向かわない。蛇足ごとが起こらない。 見届けるという言葉の方が適しているかもしれませんね。 ❝己がそのものを観ていながらそこに余計な色や思いをつけたさぬその己の様子を「こそ」見届けてみてください。❞それはものの方を見るというよりはそれを見ている己を見つめる姿ともいえましょう。 そういうご自身のハタラキ・功徳に気づく眼を持つことです。 あなたの手にはすでに文殊の剣がありますよ。用いることがないのはもったいないことですね。

何故?の罠

こんばんは。ご自身の心情をただ肯定するだけでなく、何とか前向きに暮らして行きたいというお気持ちであろうかと存じます。
女性は感情の記憶が強いので、何かあると「あの時も、あの時も…」になりがちです。勿論それは、嬉しかった記憶も同様によく覚えている、ということなのですが。
さてタイトルにした「何故」ですが、人間の困った癖として、「何故?」と問われると、その時から「尤もらしい理由」を考えるのです。つまり作話します。「いや別に、何となく…」「つい…」で行っていることも多いのですが、この問いが起こされることで、ストーリーを考え始めます。
で、これがトラブルの時はこじらせるだけ。聞いた方も、聞かれた方も。言葉は疑問文でも、内容は「詰り(なじり)」でしょう?
だから、つい「何故?」という言葉が口をつきそうになったら、言葉を変えましょう。「それ、私には辛いわ」と。その気持ちを分かって欲しいのでしょう?理由が分かったからと言って、大概の場合、気持ちは収まりません。そんな不毛な道に入るより、素直に気持ちを伝える。素直さは、相手の素直さを引き出す唯一の道ですよ。

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有り難し
おきもち

一般大学(一般的でもないが…)から大正大学の史学コースへ。そののちお寺。坊さんに限らず、二足のわらじを履くことで、話に幅が出るはずだと考えて、はき続けています。子育てとか家族論とか考えつつ、でも仏教って個人のものだなぁと感じたりします。

責めたら逆効果、褒めたら順効果

旦那様の昔の女性関係に悲鳴を上げるほど嫉妬するとのこと。残念でございましょうが仕方のないこととお察し申し上げます。

貴方様がこのまま責めても何の意味もないどころか、旦那様に全引きされることが十分に想定されることを続けるか、過去は過去とさっぱり割りきって、貴方様が書かれているように、愛する旦那様を素直に愛し、認めて、褒めてあげるほうが、旦那様も貴方様にはこころを開き、何もかも正直にする可能性が高いと思われます。

なぜそうかと言うと私ならそうするからです。貴方様と旦那様は縁があってご一緒になったんですよ。そのご縁を生かす殺すは双方の努力ですが、現状、貴方様の努力が大きく必要となっているように見受けられます。

生かせいのち。生かせご縁。良縁成就。夫婦円満。 ご期待申し上げます。

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有り難し
おきもち

個別相談可能
相互礼拝 相互供養
対応できる時間帯は19時から22時です。資格は高野山真言宗阿闍梨(教師)、普通運転免許、防災管理者、英検準1級。

質問者からのお礼

光圓寺 佐藤様

ご多忙の中、心温まるご回答ありがとうございます。
ごもっともなお言葉を頂戴し、自分の
器の小ささが身に染みました。

『何故』とは、本当に不思議な言葉で、それまで我慢出来たことも、
『何故』『どうして』と発した途端
全く別の人格が生まれるように口調も強く、態度も攻撃的になってしまうのです。

私の心のどこで、『完璧な自分とは』
という理想像がいて、それが崩れた時に標的を作ってしまって、それが夫の過去へと向いてしまったのかと…。

私に限っては、素直=ワガママと勝手に解釈していましたが、私の心の葛藤をストレートに夫に打ち明けるように努力してみます。

言霊があるように、苦しくても優しい言葉で伝えれば想いは通じますよね?

この度は本当にありがとうございました。心が温まりました。

随心院 卓阿様

ご多忙の中、心温まるご回答本当に
ありがとうございました。

『褒める』『認める』『素直』
これらは私がなかなか出来ない言動で、ずっと頭を痛めてきました。

愛することは、全てを受け入れ許すということなのでしょうか?
これも今の私にはとても難しい課題です。

卓阿様のおっしゃる通り夫と一緒になれたのは、ご縁があってのことですので、夫を産んでくださったご両親(故)やご先祖様には感謝しております。
私が出来ないもう1つに、夫への感謝がありました。いつしか感謝するのを忘れてしまっていたのかも知れません。

顔も素性もわからない、私のようなものに、このような素晴らしいアドバイスを頂き、心から感謝申し上げます。

夫にも、こんなふうに素直に感謝の気持ちを伝え、過去を認め、許し、日々家族のために頑張ってくれている夫を
沢山沢山褒めて、夫が安らげる家庭を築けるよう努力して行こうと思います。

この度は、本当にありがとうございました。

安穏寺 丹下覚元様

ご多忙の中、ユーモアあふれるご回答ありがとうございました。

リアルなご回答に、ちょっとビックリしましたが、人間の性を深く現代的に教えて頂いたような感じで読ませて頂きました。

『諦め』という感情は、冷めているようで実は温かいものなのですね。
そんなことも知らず、今まで生きてきてしまいました。(恥)

ただただ、目の前の出来事を正面から見るだけではなく、丹下様のように
様々な角度から見れるよう、努力していこうと思います。

この度は誠にありがとうございました。

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