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自殺した人の魂について

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去年7月に6年一緒に住んでいた彼氏が自殺しました。亡くなってから、毎日逢いたくて、寂しくて、日々泣いていました。 彼氏は、成仏したのか、まだ側に居てくれてるのかなぁ。とか色々考え、死後の世界の事や魂について知りたくて、何冊も本を読みました。でも、自殺した人の魂について書いてる本は、ほとんどなく、病死や年老いて亡くなった魂についての本が多いんです。何か、自殺した人の魂について書いてる本があれば、教えてもらえないでしょうか?自分でも、何をしたいか分からないんですが、そういう本を読んでると、彼氏を近くに感じれて安心するんです。何か、良い本があれば、教えてください。


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お坊さんからの回答 3件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

自殺をしても行き先は変わりません。

仏教では死に際は全く問いません。
いのち尽きるとまた生まれるというのが仏教です。
自殺でも病死でも事故死でも、行き先は二通りです。

①輪廻し六道(地獄・餓鬼・畜生・修羅・人間・天)に生まれる
②解脱し浄土に生まれる

の二つです。
どちらに生まれているかは生きている間の縁によります。
仏様の縁に触れている人間は浄土に生まれているかもしれませんし、そうでなければ六道に生まれているかもしれません。

死んで成仏するということは、浄土に生まれて仏様になったということです。
仏様になったならば、自在な存在なのでまかなさんのそばにずっと寄り添って下さいます。
霊になって寄り添うのではありません。
仏様になって寄り添ってくださるのです。

実際にこれを確認する方法は、人間にはありません。
人間には仏様の姿は見えないのです。
だから確認する方法は、自分が浄土に生まれて仏になるしかありません。
大切な人のいのちを大切なご縁として頂いて、まかなさん自身が仏になる道を聞きましょう。

死に際を問わないのが仏教です。
自殺はとても悲しいことですが、自殺が死後の行き先を悪くすることはありませんので安心してください。

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始めまして、釈心誓と申します。 浄土真宗本願寺派の僧侶です。 若輩浅学...
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それは彼ではない

自殺した人の魂
そのようなものがあるとすれば、それは、あなたが亡くなった彼氏に対するあなた自身の思いではないでしょうか。
彼は今頃こうしているのではないか?成仏していないのではないか?側にいてくれるのではないか?
それは全部あなたの「思い」であることはお分かりになると思います。

彼を側に感じていたい、という思い自体が、矛盾しているでしょう。
もういない存在にたいして、いる事にしようとする思い自体があなたに矛盾を起こさせて、苦しみを生むのです。
あなたが相手にしているのは、あなた自身の思いで、本当の彼ではないのではないでしょうか。
だから、あなたはちゃんと彼に会っていないのです。
自分の中に閉じ込めてしまっていませんか?
ちゃんと本当の意味で、一度、ちゃんと亡くならせてあげてください。
あなたがあなたの中の彼に対する想い。
それを魂とか霊魂というまでです。
それが成仏しない、とすれば、それはあなたが彼の現在に対する正しい認識ではなく、架空の存在にしてしまって、留めてしまって、明らめ、諦めがないからぼんやりしていまっているのです。
だから、未成仏なのです。だから未練なのです。
本に学ぶべきことではありません。本心に学び、本質を悟る事であなたは救われます。
それでは、夢が冷めてしまうようで寂しい様に感じるでしょうが、本当の彼は、あなたがあなたの思いの中で描かれた、本当の彼ではなく、本当の私を観て欲しいと言っているんです。
目を覚まされたほうが良いと思います。
お墓詣りをされるなどして、夢想から覚めて、本当に出会うべき彼に出会い、伝えるべき事を伝えてください。

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「チベットの生と死の書」

まかな様

川口英俊でございます。問いへの拙生のお答えでございます。

これまでにも下記問いにお答えをさせて頂きましたが、いまだ彼氏様への色々な想いが癒されておられないご様子をお伺い致しました。

問い「死んでしまったら無なんでしょうか?」
http://hasunoha.jp/questions/742

問い「自殺した人の霊」
http://hasunoha.jp/questions/718

この度は、「自殺した人の魂について書かれている本」についてのご質問でございますが、これまでの仏教に関しての拙学びにおいて、最も参考になるであろうと思われる本をご紹介させて頂きたいと存じます。その前に最初に述べておきますが、非常に難しい内容、解釈を誤ってはいけない内容も扱われております。

それでも、まかな様が真摯に、真剣に彼氏様の魂(ただし、拙生は魂とは表現せずに「心相続」と表現)の善き赴きへの善き因縁となる御供養をして頂くために、この度はあえてご紹介をさせて頂きます。

「チベットの生と死の書」 ソギャル・リンポチェ師 訳・大迫正弘氏・三浦順子氏 講談社

是非、仏教の基本的なことも簡単な本でも構いませんので押さえながらに、この本の学びを進めて頂きたいと存じますが、特にオウム真理教の事件で有名となった「ポワ」についても扱われております。オウム真理教の用いた「ポワ」の論理は当然に間違いですが、常にその間違いに陥る危険性が控えていることは理解して頂いて、その上で、真なる供養のあり方についてお考えを賜れましたらと存じます。

特に参考として頂きたいページ「第十九章 死後の助け P525~527」

今、まかな様にとって重要なのは、まかな様が彼氏様に対して御供養できているのかどうかという実感的なところになるかと存じます。それが実感できれば、きっと少しはまかな様ご自身にとっての安心や癒やしにもなるのではないかと考えております。

御供養においては、まず、彼氏様のことを強く思われて、その上で彼氏様の心相続に対して、どうか善き赴きへと向かうようにとして行われる善徳行が何よりも一つ大切に、そして、次には、更にその善徳行による福徳、つまり、幸せや功徳が、あらゆる一切の衆生たち、三界の全ての者たちのためにも及ぶようにと回向することが大切になるかと存じております。

川口英俊 合掌

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Eishun Kawaguchi
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質問者からのお礼

ありがとうございます。

ありがとうございます。納得できることばかりです。本を読んでも、自分で何が知りたいのか、何がしたいのか分からないまま、ただ読み続けるばかりで…。もぉ彼氏は、居ないのだから、現実を見るしかないんでしょうね。納得できるお話しありがとうございました。

川口英俊先生ありがとうございます。ぜひ読んでみようと思います。彼氏に、私たちは、大丈夫だからって言いながらも、心のどこかで側に居てほしいって気持ちがあって、アルバムや昔のメールを見ては、泣いてしまいます。本当に大丈夫って彼氏に伝えないと駄目ですね。これじゃあ、彼氏の邪魔になるとは、分かってるのですが…。本を読んで気持ちを落ち着かせて頑張っていけたら良いなって思ってます。ありがとうございます。

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