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自殺した魂はどうなるのでしょうか

回答数回答 3
有り難し有り難し 73

原因不明・完治が難しい多くの症状に悩まされ、鬱・パニック状態に陥るようになってしまいました。症状緩和のため、自分なりに努力していますが、時々発作的に死んでしまいたいと思う事があります。

実際に踏み切る勇気もないのですが、死後の世界は悪くないと聞く中、自殺者の魂はこの世での課題を放棄したペナルティが課されるという事も聞きかじりました。

これは自殺者からの真のメッセージなのか、或は自殺防止のための宗教的教えなのかと疑問に感じています。
アドバイスよろしくお願いします。


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お坊さんからの回答 3件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

霊や魂を誤解されておられませんか

多くの人は霊や魂というと自分の外のどこかにさまよっているような存在であると考えています。
霊や魂とは、あなたの中で亡くなった相手を思う精神作用のことと受け止められてはいかがでしょうか。
たとえばあなたの中で大切な誰かが自死を選択されたと致します。
その人に対する情愛の気持ちがありますから「その人は成仏しているだろうか」「苦しんでいないだろうか」と案ずる心が生じるものです。
それが霊魂、霊、魂というものです。
つまりはあなたの中で亡き人を想う心。
生きている間もその人とのかかわりがありました。
亡くなったからといっても、その人のとのかかわりが無くなる訳ではありません。
だから、霊・魂といって肉身ではなく、精神的な存在、作用として今後も関わっていくのです。
故人が成仏しない、苦しんでいるのではないか、祟られている、自分の憂いが晴れないということは、その方に対する正しいかかわり方が今だ見出されていない状態とも言えましょう。
あなたがあなたの中で、その亡くなられた方に対する気持ちのおさめ方がしっかりすれば心は晴れやかになります。
たとえば、親御さんが子供を亡くされたとします。
母親だけがその子の供養をすると致します。
父親が葬儀の後、何も子供にしてあげられなかったと致します。すると、父親の心の中ではその子は成仏しないのです。
月が一つであって、観る人によってその形が変わるように、亡き人は一人だけです。だからこそ関わりのある人はみなきちんとご供養をしなければいけないのです。
母親だけが子供の供養をしたからといっても、それで完全に成仏したとは言い切れないものがあるのです。生きている人間同士のコミュニケーションであっても同じことです。
関係が不仲になった方とそのままで居れば心に一抹の憂いや不安が残るはずです。
霊というものを外に認めると、どうしても迷いが晴れず成仏は得られないものです。
あなたがもしどこかに霊という存在があってほしいと願うのであれば私の話は聞かなかったことにしてください。
私はあなたが生きていく中であなたの人生の主人公はあなたであるから、あなたがその自殺されてしまった方とは別生命、別存在であるし、あなたはあなたで一生を前向きに歩んで頂きたいので、この道理をあなたにお伝えしました。

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有り難し
おきもち

あなたを応援させて頂きます

拝読させて頂きました。病いの状況大変お苦しいご様子のように読ませて頂きました。原因がわからない中でしょうから一層不安もつのっていらっしゃることでしょう。もしも可能であるならば様々な角度から診察をお受けなさって頂き、病気の原因が究明されて対処方がわかり症状が少しずつ改善されていければ良いと思います。医師も人間ですから見落としや気が付かない場合もあります。ですから別の病院や医師からも診断をお受けなさってみても良いと思います。
ご質問の自死によってその魂にペナルティが課せられるということはありません。自死の場合には救われることはない、地獄に落ちると言う方もおられるようですが、それもありません。
生き物の死は必ず訪れるものです。それは定めです。ですからその生命が全うされたときには仏様はその魂を迷いなく正くお導きなさって頂き、ご成仏させて頂けるのです。仏様は全てに平等に慈しみをお与えなさいます。その死因に関係なくお導きなさってくれるのです。
人が生きていくことはそのほとんどが苦しみの中にあります。生まれてくる苦しみ、病気になる苦しみ、老いていく苦しみ、そして死の苦しみです。誰しもがそこから逃げることはできません。病いの苦しみはその人でなければわからないとは思いますどんなにかつらく苦しいことかと思います。
それでも人それぞれに或いは生き物それぞれに与えられた生命があり与えられた役割があります。そしてそれぞれに寿命が与えられているのです。
あなたにも同様に与えられた生命や役割や寿命があるのです。どうかおつらいことかと思いますが、与えられた生命を大切にこれからの毎日もご自分の人生にしっかりと向き合い、人の助けを借りながら毎日を前向きに生きて頂きたいと切に願います。
あなたがこれからの未来身体も心も回復なさって頂き、あなたのその生命が全うされるまで日々お健やかに生きて頂きます様にと心から仏様やあなたのご先祖様にお祈りさせて頂きますね。またあなたが生命を全うなさるときには必ずや仏様が正しくお導きなさって頂き、仏様のもとにてあなたの親しかった方々に再び巡り会い、共に安らかにご成仏なさって頂きます様にとお祈りさせて頂きます。
どうかおつらいことあるでしょうがお心安らかに前向きに生きてくださいね。かげながらあなたを応援させて頂きますね。

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有り難し
おきもち

Kousyo Kuuyo Azuma
脱サラして10年が経ちました。栃木県佐野市の一向寺に勤めています。(佐野ラ...
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「因縁無くして結果無し」

たまこ様

川口英俊でございます。問いへの拙生のお答えでございます。

原因不明・完治が難しい多くの症状に悩まされていることで、自殺まで考えてしまうほどに追い込まれてしまわれているご様子・・誠におつらいことでございます・・

とにかく、必ずモノ・コトには、その結果へと至るための因縁(原因と条件)がございます。

何でもそうですが、「因縁無くして結果無し」でございます。

もう少しその症状の因縁について深掘りして調べて、因縁を明らかにすることで、何とか快復へと向けた治療のメドをつけて参りたいものでございます。

例えば、原因として考えられることとして、更年期障害によるホルモンバランスの変化やストレスによる副腎機能の低下によっての慢性疲労症候群や、免疫機能の低下による膠原病の発症などもございますが、そのあたりにつきましては、もう既にお調べになられていますでしょうか。

もしも、まだでございましたら、一度、「慢性疲労症候群 ○○県」で検索されて、扱いのある近くの専門病院で調べてみられてもどうであろうかと存じます。

少しアプローチを変えてみることで、今まで見えてこなかったところに光を当ててやると、もしかするとその因縁も見つかってくるかもしれません。

因縁が分かると共に、更に良くなるための治療も望めるとなれば、自殺など考えることもなくなり、少しずつでも前向きに過ごせていけるようになるのではないだろうかと存じます。

善処を祈念申し上げます。

川口英俊 合掌

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有り難し
おきもち

Eishun Kawaguchi
最新の仏教論考はこちらでご覧頂くことができますが、公開、非公開は随時に判断...
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質問者からのお礼

一向寺
AZUMA様

このたびはお忙しい中、大変ご丁寧な回答をいただき、ありがとうございました。

私は50代前半、子育てもある程度落ち着き、余生をいかに過ごすかという事を楽しみに考えていたところで、原因不明の疾病持ちになってしまいました。
可能な限りの医者にもかかりましたが、原因・症状も不明で治療方針もたっておりません。
本当に苦しい毎日、なんとか気持ちを紛らわしながら過ごしています。

ただ一つ言えることは、私は自死を望んでいるのではなく、生きているのが辛いという事なのです。
この世に生まれたからには、私自身が果たす使命や役割があることは心得ているし、
勿論これからどんなことに関われるかという楽しみも山のようにあります。
そんな時にふと、この苦しみから解放されるのは自死しかないのかな・・・と思うほど追い込まれてしまうようになりました。そして『死後の世界とは・・・』という事が頭に浮かび、ネット検索をしていると、自死者はこの世での課題を途中蜂起したペナルティが課される、平穏なあの世へはいけないのだという書き込みをたくさん読んでしまいました。

勿論自殺する勇気などはありませんが、そんな思いが出てくるような昨今・・・。

でも、きっとこれは悲しくも私が向き合わなければならない難しい課題なのでしょうね。
本当に苦しい毎日ですが、私ができる限りの力で対処しなければならないのでしょう。

いずれどんな形であれ、私も天命を全うすることになります。
それが寿命なのか、病死なのか、事故なのか、それとも自死なのか・・・。
でもこの世と別れを告げる時に、今、こうやって私が戦っていることを誇りに思えるように
向き合っていけたらと思います。

このたびはお心のこもった助言を本当にありがとうございました。

安隠寺 
了叡様

このたびはお忙しい中、大変ご丁寧な回答をいただき、ありがとうございました。

早速拝読させていただきました。今回私がこちらへ投稿した質問内容へのご回答といたしましては少し異なる内容であったかのように解釈いたしました。

しかしながら、逆の立場(知人を自死で失った場合に、残されたものが持つ気持ち)をどのように捉えれば良いのかということが理解できたような気がしております。

大変参考になりました。
ありがとうございます。

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